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昨今、多くの企業がスタッフのモチベーション管理のために独自の社内制度を導入しています。
ポールトゥウィンでもさまざまな取り組みをおこなっていますが、その中でも、ゲームデバッグを事業の柱とする当社らしい社内表彰制度があるのです。
その名も「BUG+HUNTER(以下、バグハンター)」。
まるでゲーム内の称号のようなネーミングですよね。
受賞者には盾と特別報酬が与えられるなど、内容もRPGのクエストのよう。
今回はこの「バグハンター」制度をご紹介。
さらに、直近の受賞スタッフのインタビューも掲載します。
当社のお仕事に興味がある方へ向けて、デバッグ業務やスタッフの雰囲気をお伝えできればと思います!
スタッフ育成やノウハウ共有に直結の「バグハンター」制度とは?
「バグハンター」とは、デバッグ業務において「よく見つけた!」と評価されるバグを検知したスタッフを表彰する定例行事です。
たとえば「特定条件下でゲームが操作不能になる」「戦闘が終了できなくなる」などなど。
ユーザーからすれば、「そんなバグはリリース前に潰れていて当然」と思われるでしょう。
一方で、昨今のゲーム機・スマートフォンの進化に合わせて、ゲーム自体もリッチ化し、バグ検知の経緯やロジックはどんどん複雑になってきました。
すると、高度化したゲームに対応するスタッフの育成やモチベーション管理が課題になります。
この課題に対する取り組みとして、「バグハンター」が導入されたのです。
デバッグ業務の本質は不具合を検知することにあります。
検知に至るまでの発想やロジックの優秀さなども含めて審査・表彰をおこない、テスターとしてのスキルアップに対するモチベーション向上を目指しています。
また、「バグハンター」の審査対象になった案件を資料化し、バグ検知の手法・ロジックを当社独自にナレッジ化しています。
個々の拠点で見出された知見を全国拠点にフィードバックし、スタッフ育成や会社全体のサービス品質向上につなげているのです。
「バグハンター」受賞者に聞くデバッグ業務のモチベーション
直近の「バグハンター」受賞者3名に、デバッグ業務に対するモチベーションなどをお聞きしました。
ゲームテスターや現場のリーダー職に興味がある方へ向けて、仕事内容や一緒に働くスタッフのイメージを掴んでいただければ幸いです!
◎井手 勇樹さん(札幌第一センター所属)
デバッグ業務をはじめて5~6年になるという井手さん。
特定条件下でゲームオーバーすると操作不能になるバグを発見し、受賞されました。
好きなゲーム:『オーバーウォッチ 2』『CODE VEIN』
―― もともとゲーム業界を志望されていたのでしょうか?
子どものころからゲームが好きで、漠然とゲーム業界に憧れていました。
ゲーム制作の専門学校にも通っており、就活ではメーカーなどにも応募しましたが、最終的にポールトゥウィンを選びました。
発見した不具合が修正されると「制作に関与している」という実感が得られ、やりがいになっています。
―― デバッグ業務を遂行するうえで大事にしている考えなどはありますか?
「複数の機能を組み合わせると不具合が出やすい」ということです。このことを前提に臨むと、バグを見つけやすいですね。
今回発見したバグも「回復スキル」「状態異常」「ゲームオーバー」など複数の仕様が組み合わさったときに発生するものでした。
◎山内 友好さん(品川センター所属)
趣味でプログラミングやゲーム制作をおこなっているという山内さん。
制作側の思考も踏まえて不具合原因を仮定するアプローチで受賞されました。
好きなゲーム:『DARK SOULS』『モンスターハンター』など
―― プログラミングやゲーム制作の趣味が、デバッグ業務でも活きているのですね。
どのプログラムがどう動くのかをイメージできるのが助けになっています。
また、「制作上、この点は見落とされているのではないか」と仮定して当たってみると、新たな不具合の発見につながることがありますね。
―― どんなところにデバッグ業務のおもしろさを感じますか?
自分はデバッグを宝探しゲームのように捉えています。なんとなくプレイしてたまたま不具合に遭遇するのではなく、自分から見つけにいく仕事なので。
「こうすればバグが起きるのではないか?」と想像しながらやっているとあっという間に時間が経ちますし、狙い通りに不具合を引き出せたときにはやりがいを感じますね。
それがおもしろくて、この仕事を続けています。
◎川瀬 智祐さん(博多センター所属)
アナログゲームも好きで、ご自身でTRPGサークルの主催もされている川瀬さん。
本来味方にかける補助技をあえて敵にかけることで発生する不具合を発見されました。
好きなゲーム:『ファイナルファンタジー』『ドラゴンクエスト』などRPG全般
―― ゲームテスターを志望する方へ向けて、デバッグ業務で求められることや、不具合を見つけるヒントなどを教えていただけますか?
日ごろからゲームをプレイし、「この挙動はおかしいのではないか」と疑問に思える感覚を培っておくことが大事だと思います。ゲームに馴染みがないと、目の前で不具合が発生しているのに「変だ」と気づけない場合もありますから。
また、発見するだけでなく、「どういう挙動が正解か」を言語化する力も必要です。
―― これまでのご経験の中で、「こういうリーダーがいると仕事がしやすい」と感じたことはありますか?
作業中に疑問に感じた点はすぐに相談することが大切です。
なので、普段からよくコミュニケーションが取れている話しやすいリーダーがいると、気持ちよく働けますね。
マスターアップ前などの繁忙期でバタつく場面でも、日ごろのコミュニケーション量がスムーズな連携につながっていると思います。
いかがでしたでしょうか。
ゲームテスターというと「黙々と壁にぶつかり続ける」というようなイメージが強いかもしれませんが、仕様の隙をついたり、普通に遊ぶ上では取らない行動を取ったりと、仕様理解や想像力を用いて能動的に不具合を見つけにいく姿勢が大切です。
ポールトゥウィンでは、ゲームテスターやリーダー職を随時募集中です。
本記事を読んで少しでも挑戦してみたいと思われたら、ぜひお気軽にご応募ください!