1
/
5

新規開業は「文化祭」!皆で作り上げるワクワクが、この仕事にはあります。【社員インタビューvol.14】

ー経歴

石田健人
1998年生まれ。新卒で人事系コンサルティング会社を経験後、2021年11月 &AND HOSTEL MINAMISENJU にアルバイトスタッフとして入社。2022年3月社員登用。&AND HOSTEL AKIHABARAやVilla El Cielo Ishigaki等、数々のリプレイス(運営譲渡)案件を担当し、現場支配人も経験。
現在は、開業マネジャーとして物件オーナー様への予算提案〜オープンまでのディレクションを担当。

ー開業担当ってどんなお仕事なんですか?

簡単に言えば、新しいホステルをオープンする際に、必要なことを全て行う担当です。

まず、新規の物件において、ブランドコンセプトやマーケティング戦略、建築/設計のパートナーの方々との打ち合わせなど、全体的な企画を練っていきます。方向性がまとまり、物件オーナー様との契約が締結すると、いよいよオープニング準備をしていきます。予約サイトの登録や、備品の選定・購入・配置、スタッフの採用や研修を行います。現在は、開業専門が2名と、開業後の支配人1名、オープニングスタッフ数名の体制で開業準備を行っています。チームでの作業になるので、私が全体のディレクションを担当しています。

ホステル開業までの流れ

ーPLAY&coと出会い、開業担当になるまでの道のりを教えてください。

私は、岡山県の「湯郷温泉」という温泉がある田舎町で育ちました。とても良い温泉なのですが、岡山県内の人でも「確か、温泉あったよね」と言われるくらい知名度が低いんです。観光資源はあるのに、その魅力を十分に発信できていないモヤモヤは常に感じていましたね。前職で働いていた時に、観光業で地方を盛り上げたい、もっと地方の魅力を発信したい!という気持ちが強くなっていたところ、宿泊施設と「サウナ」「飲食」「社会貢献」といった様々なコンセプトを掛け合わせて唯一無二の価値を生み出しているPLAY&coと出会い、入社しました。

まず、当時の支配人だった溝上さんと面接をし、&AND HOSTEL MINAMISENJUという店舗に所属することになりました。ホステルは海外からのお客様が多く英語力が必須なのですが、英語ができなくて(笑)最初はフロントに立つこともできませんでした。清掃のアルバイトスタッフとしてキャリアをスタートさせたのですが、すぐにでも社員になりたいという焦りや悔しさから泣きながら清掃をしていたのが、今では懐かしいですね(笑)。

ただ、指示されたことをこなすだけではいけないなと思い、清掃備品の管理オペレーションを作成して提案したり、シフトの数時間前に出勤して英語の勉強をするなど、今できることを全力で頑張りました。そして、その努力が認められて2022年3月に社員として登用、1年目から開業を任されました。

まずは、「リプレイス」と呼ばれる、運営譲渡案件を担当しました。既に他社が運営をしている施設をPLAY&coが引き継いで運営することになったのですが、全くの未経験で、右も左もわからない中での挑戦でした。業者や予約サイトの契約変更、スタッフ採用・研修まで、社内担当者は私1人なので、わからなくてもとにかく自分で調べて提案しないと前に進めないんです。自分で道筋を立てて切り拓いていく力は、この時についたと思います。

全ての作業を1ヶ月でこなしていくというハードなスケジュールではあったのですが、現地の支配人の方にもご協力いただき二人三脚で頑張りました。そして、私が初めて担当した施設”&AND HOSTEL AKIHABARA”を、2022年4月1日にオープンさせることができました。その後もホステル、高級ヴィラのリプレイスを複数物件担当し、経験を重ねました。

そして、2023年2月からは、本格的なホステルの新規開業を担当することになりました。1人では間に合わないので、チームをつくり、4月にCOGO RYOGOKU(東京)、8月にCOGO TENNOJI(大阪)、そして9月には泊屋上野(東京)と&AND HOSTEL SHINSAIBASHI EAST(大阪)の4店舗をオープンさせました。

新規開業で面白かったのは、「プランニング」と呼ばれる、企画・開発の段階に関わらせていただいたことです。

COGOブランドの両施設では、PLAY&coがブランドの構築を行いました。それに合わせ、COGO TENNOJIでは1階の大規模なリノベーションを実施しました。私も内装を決めるプランナーさんとの打ち合わせから参加し、ゲストの動線に合わせて椅子の位置を変えるなど、現場の視点から意見を述べました。


アルバイト時代の所属施設&AND HOSTEL MINAMISENJUの支配人、溝上と


ー新規開業はチームでのプロジェクトだったんですね。初期のリプレイスと比べて大変なこともありましたか?

チームで働くって、やっぱり大変ですね(笑)メンバーとのコミュニケーションの大切さを実感したプロジェクトでした。

一緒に開業を担当するメンバーは、全員未経験です。これまでは現場の支配人として、ゲストとのやりとりやスタッフのマネジメントをしていたのに、急に判断できないようなタスクが大量に降ってくるので、苦労するのも当然です。そして、もちろん皆違う人間なので、タスクの捌き方も、モチベーションを維持する方法もそれぞれ異なってきます。

最初は、とにかくオープンに間に合わせることばかりを考えて動いていたので、他のメンバーとぶつかってしまうことが何度もありました。

もっと成長したいという焦りがある中で、執行役員の山本さんにも「僕には何が足りないんですか、教えてください!」と直接聞いたりしていましたね。「あとは細かいコミュニケーションだね。」と、この1年ほどご指摘を頂いています。まだまだですね。(笑)

ただ、チームとして動く中で、一緒に働くメンバーたちが最大限のパフォーマンスを引き出せるようなコミュニケーションとはどういうものか、常に考えるようになりました。

人によって、「嬉しい!頑張れる!」と思えるポイントって違いますよね。

私だったら大きな責任を伴う仕事を任されたときにモチベーションが高まりますが、特に現場支配人としての仕事が長い社員だと、「必要とされる、感謝される」という感覚もモチベーションを高める要因だったりします。だからこそ、意識的に感謝の気持ちを伝えたり、チャットでの文面も意識したり、こまめに連絡をするようにしました。表情や言葉も繊細に感じ取りながら適切なコミュニケーションが取れるよう、日々学んでいます。

開業ラッシュの期間はかなり大変でしたが、そんなとき同期の佐藤や後輩の横見にはよく相談に乗ってもらいました。他にも多くの方々にアドバイスをもらったり、皆さんのお陰で乗り越えられたと思っています。本当に感謝しています。

COGO RYOGOKUの開業担当・オープニングスタッフと


ー開業担当は、チームメンバーだけではなく、経営陣や外部の関係者とのコミュニケーションも多いかと思います。

様々なモチベーションの人たちをまとめる力、異なる立場の人たちの間に立ち交渉する力、というのは開業担当として重要な能力ですね。そのためには、会社としての方針や、クライアントの温度感を素早く正確に把握することも重要になってきます。今も試行錯誤しながらではありますが、その基礎は、学生時代に培われたと思います。

実は、小学校から高校までサッカー選手を目指していたんです。

中学校時代は、サッカーが強い学校では無かったので、周りとのモチベーションの差に苦しみました。高校は、去年の冬に日本一にもなった強豪校に進みましたが、こちらはベンチ外の選手が100人いるような大所帯。ベンチ入りできる選手が一握りしかいないという環境の中、諦めてしまう部員も現れました。私自身も、最終学年ではベンチ入りが叶わず悔しい思いをしました。

しかし、応援団長という役割を任されたことで、自分に何ができるのか考えるようになりました。ベンチ外の選手たち含めて全員が同じ方向を向けるよう、試合前にビデオを作成したり、公式戦には出られなくても自ら全力で練習に取り組み、全員のモチベーションを高めることに全力を尽くしました。

違う目的の人たちをまとめ上げるにはどうしたらいいか、悩みながら日々を過ごしていたあの時の経験が、今でも活きているなと感じています。

高校時代、サッカー部が全国大会に出場


ー石田さんが考える開業の面白さって、何でしょう?

開業について説明する際、私はよく「文化祭みたいだよ」と言っています。

文化祭って、クラスで店や出し物をしますよね。それには予算や期日が決まっていて、その中で、全員で協力して完成させるという面白さがあります。

開業もそれと同じなんです。「箱」はありますが、「ホステル」という機能を持った施設に仕上げていかないといけない。それにはもちろんオープン日もあるし、予算もあります。

また、作業を進めていく中で、障害がたくさん出てきます。スケジュールが予定通りに進まなかったり、トラブルが起きたりは日常茶飯事です(笑)その中でチームの皆で乗り越えて、皆でオープンに漕ぎ着ける、というのが一番のやりがいですね。全員で作り上げる、というところが、まさに「文化祭」なんですよ。作業を進めていく中での充実感や、オープンした時の達成感は、開業でしか味わえない面白さだと思っています。

COGO TENNOJIの開業準備


ー開業担当として一緒に働きたい人はどんな人ですか?

何より、自己推進力がある人、責任感を持ってやり遂げる力がある人、ですね。開業というのは、イレギュラーが多い業務です。あとは単純にタスク量が多い。あまり経験したことのないタスクが多くある中、自分で考えたり動いていくことが楽しい!と思える方には向いていると思います。

そしてもちろん、「将来自分で宿泊施設を運営してみたい!」という方には最高の部署です。会社の中で立ち上げをイチから学べるのはなかなかできない経験だと思います。営業許可証の取り方も、保健所の検査も、やってみないとわからないことってたくさんあるので「宿泊施設の裏側」を知ることができて面白いですよ。

スキル面では、「仕組み化・マニュアル化」が得意な人に参加してもらえたら嬉しいですね。立ち上げの中でもいろいろなパターンがあるんですが、それによってスケジュールや業務内容が大きく異なります。未経験の社員でも、ある程度枠組みを理解できるようなマニュアルを作成していきたいと思っています。

PLAY&coは、やりたいことと会社の成長をリンクさせることができる場所です。「私は将来〇〇がしたいので、この業務をしたいです!」と自分から提案していくことで、未経験でも様々な挑戦ができます。自分は何がしたいのか、どんな人になりたいのか。自分自身ととことん向き合える環境なんですよね。ワクワクしません?(笑)


ーPLAY&coでこれから挑戦していきたいことはありますか?

私の目標は、「より広い意味での開業のプロになる」ことです。

現在の役割は、企画が概ね固まってからの「開業準備担当」がメインです。しかし、そこに至るまでには、様々な段階があります。準備だけではなく開業までのプロセス全て(ホステルオープンの図参照)への知見を深め、責任を持って推進できるようになるのが、私にとっての「開業のプロ」です。

具体的には、案件獲得やブランドプロデュース、マーケティング戦略の策定まで、今は社長の中島さんや取締役の小屋敷さんが主に担っている役割を、ガッツリ担当できるようになりたいですね。

そして将来的には、元々PLAY&coに入社した理由でもあった「地方で魅力的なコンテンツを作って発信する」ことに挑戦したいです。そのために、宿泊以上の体験ができる、面白い施設を地方に作りたいと考えています。ワーケーションや地方移住というワードがトレンド化している昨今、地方の観光資源を活用したコンテンツ創りは、大きな可能性を秘めていると感じています。

地方ならではの体験ができるなど、もっとその地域と繋がれる仕掛けがある場所。

地元の人がふらっと入ってきて、ラウンジでくつろぎながらゲストと交流できる場所。そんなボーダレスでオープンな、地域一体型の施設をプロデュースできたら最高ですね。


ー他社員の印象

・仕事熱心だが、実は笑うと可愛い
・心も身体もゴリゴリな頼れるビジネスマッチョマン!
・筋肉!脳筋!パッションがすごい 
・強がり、意外と弱い部分がある。仕事人間と思ったら、そこで人間味を感じる。
・どんなにきついことでも乗り越える精神力がある。
・猪突猛進。自分の信じたことを突き詰めていくエネルギーの塊。たまーに可愛い。
・自分に難題が訪れるほどワクワクし、窮地を乗り越えるごとに強くなるサイヤ人のような男。
・バリバリ仕事人間のベールを脱ぐと寂しがり屋で超純粋な一面が。実はかわいらしいんです。
・働くことへの気合いが違う/未来の役員候補/意外と繊細なマインド/フラットで優しい
・貴重な同年代組!バリバリお仕事されてる姿が印象的で勝手に刺激をもらっています!!


ーMy favourite travel item!

ズバリ、ジムグッズです!仕事帰り、いつでもジムに行けるように持っていっています。大阪に長期出張中なので体重計も持ってきました(笑)クライアントさんも「大会見に行きたい〜」「筋トレ教えて」と話しかけてくださるんですよ。(笑)


未経験から、開業担当として様々な施設をオープンさせてきた石田。何度も壁にぶつかりながらも、周りを巻き込みつつ自ら道を切り開いていく姿が印象的でした。今後もPLAY&coは「世界を変える出会いを創る」様々な施設を生み出していきます。あなたが挑戦したいことはなんですか?私たちに教えてください!

最新情報はInstagramで発信中!ぜひフォローしてください。▷ @playandco_hostels


Invitation from 株式会社PLAY & co
If this story triggered your interest, have a chat with the team?
株式会社PLAY & co's job postings
23 Likes
23 Likes

Weekly ranking

Show other rankings
Like Akino Koizumi's Story
Let Akino Koizumi's company know you're interested in their content