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清水 博之(しみず・ひろゆき)
プレイドに入社する前
新卒で入社したヒューレット・パッカードで5年間働いた後、当時200名ほどの規模だったグリーに転職してゲーム事業に携わっていました。
その頃はちょうど、ウェブからネイティブアプリのゲームにシフトしていく変革期ということもあり、新しいビジネスを立ち上げるような感覚に近くて。チームでゼロから物事を成し遂げていくのがすごく楽しかったんです。
そんな経験もあり、次第に「より少人数のスタートアップに参画して、会社が成長していく過程に初期からコミットしてみたい」と考えるように。2014年10月にプレイドにジョインした当時は社員数が5〜6名、プロダクトもまだβ版を開発していた段階でした。
それでも自分がユーザーと似たような立場を経験していたからこそ、「KARTEは世の中の役に立つ、価値あるプロダクトになる」という確信があって。せっかくなら世界に誇れる日本発のサービスに携わりたいと思い、入社を決めました。
入社からこれまで
入社してから取り組んできたのは、KARTEと接したクライアントが惚れ込むような体験を提供すること。プレイドやKARTEのファンになってくれたクライアントが、エバンジェリストとなって自発的にクライアントを連れてきてくれる。そんな良い循環を作ることで、KARTEをより多くの人に使ってもらいたいと考えていました。
リリース後に立ち上げたユーザー会は、まさにクライアント同士が知見や課題を共有し合いながらKARTEの輪を広げていくための場所です。強引なセールスではなく、人を通じて信頼の輪が“勝手に”広がっていくコミュニティ。そんなイメージで始めた取り組みは今でも続いています。
それこそ入社直後はβ版を使ってもらうことからのスタートだったので、何度もクライアントのオフィスに足を運んでKARTEの価値を説明したり、一部サイト分析を代行したり。ある意味泥臭くやっていましたね。リリース1週間前にサポートサイトがないことに気付いて、慌てて立ち上げたこともあります(笑)。
リリース後は徐々にクライアント数も増え、次第に仕組み化を意識するようになりました。今はカスタマーサクセスチームにいる約10名のメンバーと共に、「KARTEを通じてクライアントに成功体験をしてもらうために何ができるか」を日々試行錯誤しています。
前例もルールもないようなカオスな状況の中でも、“遊び心”を持ちながら各自が自分なりの最適解を模索する。今でも難解な問題が多いですが、解き方も無数に広がっているからこそ、やりがいもあるんです。
今後、挑戦したいこと
直近ではカスタマーサクセスチームの仕事と並行して、新しいプロダクトの開発にも取り組んでいます。
もともとKARTEのコアな部分は汎用的で拡張性高く設計されているからこそ、そこには大きな余白がある。さらなる進化の可能性を秘めているんです。このKARTEを軸にプロダクトラインを新設したり、新たな機能を上乗せしたりしていくことで、もっと多くの人に使ってもらえると考えています。
現状に甘んじることなく、世の中に対して絶えず新しい価値を生み続けられるか。それができればプレイドの成長角度を上げることにも繋がるし、「あらゆるデータを民主化することで、より良い価値を創造していく」という世界観の実現にも近づくはずです。
だからこそプレイドはこれからもメンバーの熱意や発想を基に、次々と新しいものが生まれる場所でないといけない。そのためにもまずは自分自身がしっかりとその文化の体現者でありたいですね。
編集後記
清水を一言で紹介すると、プレイドの社名の由来である「楽しむ(PLAY)+手助けする(AID)」を体現している人です。
遊びと仕事が融合していると本人が話すように、社名にもあるPLAY(遊び心)を忘れず日々楽しそうに働いています。同様にAID(手助けする)の部分も強く、周囲の提案や意見に対して「それいいね!」「やってみようよ!」と前向きに受け入れている様子が印象的。包容力と深い思考力のバランスが良いからこそ、彼のチームは議論が活発なんですよね。
そして事業のグロースを常に考えていて、そのためには職種にこだわらない“ロールレス”の体現者でもあります。日本でSaaSやカスタマーサクセスが一般的になる前から、海外のカンファレンスに参加して最先端のナレッジを吸収してくるなど、ストイックな部分もプレイドっぽさを体現していて尊敬できるポイントです。