「単純に”面白いこと”が好きなんですよね」。フォトシンスの開発部でWebエンジニアとして働く渡邊は、ハードウェアやIoTについて語り始めると技術への好奇心が顔をのぞかせる。「フォトシンスには開発としての”リアル”があった」と語る”面白いことドリブン”な渡邊の、フォトシンス以前と以後を聞いた。
入社のきっかけ
「IoTにフォーカスして開発者としての可能性を切り拓く」
—フォトシンスに入社した動機やきっかけは?
前職では、ソフトウェアエンジニアとしてWebサービスの開発を担当していました。そのままキャリアを伸ばすという選択肢もあったのですが、大学院時代に行なっていた研究テーマ「化学センサのIoT化」の楽しさが頭に残っていて。そこでIoT関連の製品を開発している小規模の会社で、自身の可能性に挑戦してみたくなったことがきっかけです。
—転職の時はフォトシンス以外の会社も検討した?
IoTの別の分野として、ドローン関連の企業もリサーチしていたのですが、成長性や事業基盤の安定性を考えると、堅実に業績を伸ばしているフォトシンスが自分には合っていると判断しました。まだ若い会社ですし、Web開発だけではなくハードウェアとソフトウェアを組み合わせたIoTならではの開発業務にも携わったり、知識や技術を磨けるかなと思って。前職もベンチャーらしい小さな開発チームだったので、インフラからバックエンドまで幅広く色々な分野にチャレンジできることが魅力でした。フォトシンスの開発環境と比べたときに、前職同様に若い会社だし、しかも今度はハードウェアまで含まれるとなるとこれは面白いなと。それが入社を決めた1番の理由ですね。
もう一つ理由を挙げるなら、”開発にリアルがあった”のは重要なところでしょうか。現実の空間に直接影響を及ぼしたい、というIoTならではの魅力があったこと。「Akerun入退室管理システム」はすでに現実空間にデプロイされているのもいいな、と思ったポイントでした。
職場でのチャレンジ
「IoT開発の醍醐味を味わえている」
—フォトシンスの仕事を通してどのような挑戦や困難があった?
入社してしばらくは、Webサーバーの保守と運用を担当していたので、関係する様々な部署の人たちとのコミュニケーションに注力しました。「Akerun入退室管理システム」は、ハードと組み込みと、そしてWebが連携したシステムなので、安定的な運用には、それぞれの部署の関係性も理解する必要があるためです。
—多岐にわたる技術者とのコミュニケーションに苦労は?
開発部内の風通しが良く、誰にでも話しかけやすいので、ストレスなく業務に取り組むことができています。一方で、業務に関わるコミュニケーションについては、メールや社内SNSなど文字ベースのやりとりも重視しています。というのも、口頭では誤解があったり、伝えきれないこともあるので、文字にして一旦自分の中で整理することで、円滑な業務遂行を心がけています。
入社前に想像していた通り、様々なレイヤの開発者と関わることで、Webだけではなく組み込み、ネットワーク、ハードウェアなど一通りの技術に触れることができるなど、IoT開発の醍醐味を味わえていると思います。
目標とするキャリア
「サイト・リライアビリティ・エンジニアリングで世界とのギャップを埋めてジェネラルなスペシャリストを目指す」
—ご自身が目標とする人物やキャリアはどのようなもの?
まずWebエンジニアとしての目標は、サイト・リライアビリティ・エンジニアリング(SRE)の実践です。SREは、Google社が提唱し実践しているシステム管理とサービス運用の方法論です。SREには、高度なソフトウェア開発能力とシステム運用管理のスキルを併せ持つ人材が求められます。「Akerun入退室管理システム」という信頼性が求められるWebサービスを提供するために、自身がSREとしての高いスキルを身につけて、会社の提供するシステムに貢献し、同時に世界の潮流についていくための開発をしてみたいという好奇心もあります。
加えて当初からの興味として、従来から取り組んできたWebだけではなく、低レイヤ・組み込み関連の技術も学んでいきたい。自分で言うのもなんですが、学生時代から、色々な道具を素早く使いこなせる器用さがあります。専門性を突き詰めるよりも、自身の好奇心の赴くままに、幅広い知識や技術を学んで、矛盾しているかもしれませんが、ジェネラルなスペシャリストとして価値を発揮していきたい。
未来の仲間へのメッセージ
「覚悟と意思があれば面白いことができる環境です」
—未来の仲間には何を求めますか?
何よりも、面白いことをやりたい人を心よりお待ちしています。まだ若い会社なので、良い意味でも悪い意味でも、フォトシンスは整っていない部分があります。でもその分、刺激に溢れています。もちろん、それなりの覚悟と意思、(できれば)技術も必要ですが、新しいことに探究心を持って、アンテナを張って、挑戦してみたいという人や、自分で解決策を見つけられる人には向いている環境だと思います。やればなんとかなる、と思っています(笑)