パーソルキャリアでは、2017年より小学生向けに、仕事や働くことについて学べる機会を提供する取り組みを行っています。この取り組みは『全国求人情報協会』の活動の一環で、パーソルキャリアをはじめとする各企業で共同で行っているキャリア教育事業です。

全社員に向けて本取り組みへの協力者を募ったところ、予定数を大幅に上回る応募がありました。その中から、営業やキャリアアドバイザー、人事、企画などの部門を越えたさまざまな職種のメンバーでのプロジェクトを結成。2018年2月、神奈川県内の公立小学校の協力を得て「出張授業」を行いました。

「出張授業」の内容は、小学5年生50人に対し、資料を使っての授業45分（社会・就活・仕事について）、グループワーク60分というメニューで、それぞれの「will」（自分の興味関心のあること、大切にしたいこと、やりたいこと）と「can」（自分の持っている能力）を考え、突き合わせるという授業を行いました。ワークでは、グループごとに社員がサポートに入り、小学生たちの疑問・質問に答えました。

仕事やキャリアについての知識・考察を持った社員たちも、小学生に向けて「働くこと」「労働」「就活」などについて解説するのは大変だったようですが、参加した社員からは思いがけない気づきや感動をもらえた、という声もありました。

授業後、小学校の先生の指導のもと「自分の興味がある職業」（将来やりたい仕事）について、生徒たちそれぞれが本やインターネット、家族や知り合いにインタビューなどの情報収集を行い、イラストとレポートを作成します。生徒たちが頑張って仕上げたレポートを、パーソルキャリアで1冊の冊子にまとめ、生徒たちに配布。生徒たちが冊子を読み返しながら振り返りを行うまでをサポートしています。

多くの生徒たちが「働く」ことのイメージがポジティブに変わったり、いろいろな職業に興味を持ってくれたようで、「出張授業」を通し、職業に対する関心を持ち、働くことの意味を考えてもらえるきっかけづくりのサポートが行えました。