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【STAFF INTERVIEW】タフでカラフルなデジタルウォッチ「BABY-G」動画マーケティング施策

Z世代に向けた動画マーケティングを成功に導くポイントとは?

弊社では、PR、SNSマーケティングの他にも、企業の課題に合わせて最適なマーケティング戦略を提供するために、動画マーケティングにも精通しており、SNSとからめた施策をあらゆる角度から提案しております。今回は、Z世代の認知拡大を狙った動画マーケティングの成功事例としてCASIOさんの「BABY-G」の動画制作プロジェクトについて、担当の中島さんにお話しを伺いました。

成功する動画マーケティングにはインフルエンサーのキャスティングが鍵

−「BABY-G」のプロモーションとして、動画による認知拡大の施策を企画されたと伺いましたが、本施策に至った経緯についてお聞かせください。

中島:もともと「Girl’s Party」というCASIOさんのオウンドメディアへの出演候補者を弊社の目線でピックアップしてもらいたいというご依頼があり、出演者のキャスティングからコンテンツの内容を弊社の方から提案していく中で、動画マーケティングの施策に至りました。

「Girl’s Party」は、スチールと記事といった構成のコンテンツがメインでしたが、CASIOさんの目的はZ世代の間でBABY-Gの認知を高めることでしたので、Z世代によりリーチできる動画コンテンツの方が訴求できるのではないかと提案したのです。

−なるほど、Z世代によりリーチできるプロモーションとして動画マーケティングを提案したということですね。

中島:そうですね。もともとオウンドメディアの記事コンテンツ制作のご依頼でしたが、Z世代のユーザーが自発的に記事を読みにサイトをチェックするのかが気になる点でした。Z世代は、 TikTokなどの利用率も高く、情報収集もすべてSNSで完結する世代です。このようなZ世代の動向から、オウンドメディアで完結することなく、そこから拡散する戦略としてSNSを軸とした動画マーケティングがやはり効果的だと判断したのです。

−動画マーケティングには、まずインフルエンサーのアサインが重要になるかと思いますが、アンエンユリさんはどのような経緯でキャスティングされたのでしょうか。

中島:おっしゃるように、動画マーケティングで重要なのは、キャスティングだと思います。動画を観てユーザーにわくわくしていただくために、ブランドと親和性の高いインフルエンサーをキャスティングすることが大切ですね。

中島:「Girl’s Party」がアクティブな女性のためのオウンドメディアでファッションをはじめ、ダンスや音楽といったカルチャーなどのコンテンツを発信しているので、ファッション性も高い上にダンスや音楽といった幅広い活動でZ世代に人気のアンエンユリさんが候補に上がりました。

アンエンユリさんは、元々E-Girlsのメンバーだったのですが、事務所から退所され独立したタイミングだったこともあり、認知度が高いというだけでなく話題性があり、また、元気な感じポップな雰囲気がブランドのトーンにもあっていたところもポイントでした。

運営しているSNSもInstagramをはじめ、Youtube、 TikTok、Twitterと幅広く、拡散力があるのも魅力で、さまざまな角度から分析して彼女たちを起用することを提案しました。


SNSでバズる動画を制作する上で気をつけるポイントとは?

−さまざまなSNSツールを使用した動画マーケティングを実施したと伺っているのですが、制作過程で、気をつけたポイントを教えてください。

中島:事務所とお話して内容や構成を詰めていきましたが、すでにアンエンユリさんが複数のブランドでYoutubeのコンテンツを作っておられ、特にダンス動画で話題を集めていたので、今回もダンス動画を制作することになりました。SNSでバズらせることを意識して構成を作っていったのですが、こうしたダンス系のコンテンツの場合Youtubeでは、3分〜5分くらいがよく見られるという傾向が出ていたので、今回はまず3分のMVとしての動画をYOUTUBE用に制作し、その動画の一部をTikTok用に切り取って踊っていただきました。

撮影の方法も、それぞれのSNSに合わせて手法を変え、Youtubeはダンス用の特殊なカメラで撮影し、ビジュアル重視のInstagramはフィルムカメラでおしゃれに撮影、 TikTokはあえて親近感を出すために、アンエンユリさんのスマートフォンで撮影いただきました。

−なるほど!ひとつのコンテンツをそれぞれのSNSに合わせて撮影方法や見せ方を変えていったのですね。

中島:そうですね。TikTokは、「踊ってみた」動画で取り上げてもらえるよう、ダンスの中で真似しやすく、時計が見えやすい箇所をフィーチャーしてバズらせる箇所を決めて踊っていただきました。TikTokは最初の数秒が重要で、エフェクトやダンス動画のトレンドもあるので、実際に運用してファンと交流しておられるアンエンユリさんにある程度お任せする形で進めましたね。

−クリエイティブにおいて、インフルエンサーにお任せする部分もあったというのは、面白いですね。お話を伺っていると、ますますインフルエンサー選びが重要なのが伝わります。

中島:ユーザーにわくわくしてもらえるコンテンツにするために、ユーザーと常に交流を持ちそのインサイトも理解しているインフルエンサーの方に、制作過程でも協力してもらえれば、より訴求力の高いコンテンツができると思います。今回の施策では、今の若者が時計離れしている背景から、時計としての機能というより、ファッションの一部として、時計を楽しむ、そんなファッション性の高いコンテンツを作ることを目指していたので、彼女たちのダンス動画を通して、ブランドの世界観をユーザーに感じていただくことができたのではないかと思います。


動画マーケティングを成功に導く拡散のコツとは?

−今回は多数のSNSでコンテンツを拡散していったそうですが、動画マーケティングにおける拡散のポイントについてお聞かせください。

中島:オウンドメディアの動画コンテンツを、YoutubeからTikTok、Instagram、Twitterと多数のSNSで拡散し、さらに、これらのSNSを活用しているアンエンユリさん本人のアカウントなどでも投稿いただき広く拡散しました。より多くのSNSを戦略的に巻き込むことがポイントだと思います。

また、ファンに期待感を持っていただくよう告知などもお2人のInstagramやTwitterなどで投稿していただき、公開の際は、ブランドとアンエンユリさんの各SNSで同時公開して盛り上げました。

−結果的にどのような反響を得たのでしょうか。

中島:動画総再生数は約50万回近く、総LIKE数も約11万とかなりの反響を得ることができました。TikTokでは、広告を打ったこともあり、ターゲットであるZ世代にもリーチでき、アンエンユリさんへのコメントとして、「ダンス×時計って面白い」といったユーザーの声もあり、Z世代に向けてファッションの一部として時計をコーディネートする魅力を伝えるこができたと思います。

−すごい反響ですね!クライアントからの反応はどのようなものだったのでしょうか。

中島:CASIOさんからは「普段よりも10代を中心としたZ世代が反応してくれた!」という言葉をいただきました。CASIOさんとしても今までにないダンス動画というコンテンツで、主要SNS全て巻き込むような施策は初めてだったということもあり、社内の方で好評を得ることもできました。施策の目的だったZ世代の認知拡大という点に関してご満足いただけたと思います。

−最後に、動画マーケティングを成功に導くコツをお聞かせください。

中島:「動画をPRっぽくみせない」ことがポイントで、いかにユーザーをわくわくさせるかが勝負だと思います。そういう意味でも、インフルエンサーの選定は重要ですね。

動画という特性上、ユーザーに楽しんでいただけるようなコンテンツづくりが、ポイントだと思います。より多くのSNSを巻き込む形でエンターテイメント性の高い動画を作ることで、より広い拡散につながると思います。


【担当スタッフ】

Communication Planning Group Planner / PRESS
中島愛海
ファッション・美容ブランドを中心にPR・プレス業務を担当。
担当ブランド:BABY-G,AMATERAS,zoff,Diane Be True,MYTREX etc…

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