「スペシャリストではなく、ゼネラリストであることこそが本当の価値になる」
自動車メーカーの研究開発からキャリアをスタートし、投資教育コンテンツ企業で40名規模の組織を率いた経験を持つ三反﨑さん。その後、フィットネス業界で広告ディレクションを経てメガベンチャーに参画しましたが、「組織化されすぎていて裁量が持てない」と感じたといいます。求めていたのは、裁量を武器に経験の幅を広げられる環境。そうして出会ったのがオーガニックグループでした。現在は広告運用からPM、モール事業、CRMまで領域を拡大し、ゼネラリストとしてキャリアを積み上げています 。
Profile
三反﨑(Mitasaki)
オーガニックグループ Webマーケティング職
自動車メーカーでエンジン研究開発を経て、投資教育コンテンツ企業にてダイレクトマーケティングを学び、マーケティング事業部長として40名規模の組織を率いる。その後、フィットネス業界で広告ディレクションを担当し、メガベンチャーでの経験を経て「裁量と成長の幅」を求めオーガニックグループへ転職。
入社後はYahoo!広告運用からキャリアをスタートし、自らMeta広告など新媒体導入を推進。
複数商材の運用、PMとして新商品リリースのディレクションを担い、さらに楽天やAmazonなどのモール事業やCRM(LTV最大化)領域まで担当。ゼネラリスト志向を活かし、裁量とスピード感ある環境で幅広い経験を積み重ねている 。
異色のキャリアで磨いた、売るための力
──まずはこれまでの経歴から教えてください。
今いるオーガニックグループは4社目になります。
1社目はまったくWebと関係ない、自動車メーカーでエンジンの研究開発をしていました。2社目からWebマーケ業界に入って、投資や資産運用の教育コンテンツを販売している会社に入社しました。そこには4年弱在籍して、ダイレクトマーケティングをガッツリ学びました。メルマガ、セールスレター、LP制作、教育動画の制作…とにかく売上を伸ばすための仕組みは全部やりましたね。最終的にはマーケティング事業部の部長を任されて、部下はトータル40名ほどいたと思います。働く中で、その業界は売り方の型が完全に固まっていて、もうこれ以上スキルの幅が広がらないと感じたんです。そこで「別の業界で、しかもtoCの事業会社でマーケティングをやってみたい」という気持ちが強くなり、3社目に転職しました。
裁量を求めて、次のフィールドへ
──3社ご経験されてたんですね!ちなみに3社目はどんな会社でした?
はい。3社目はフィットネス系の会社で、マンツーマンのボディメイク事業や、最近よく見かけるコンビニジム事業のマーケティングを担当しました。仕事内容は新規顧客獲得のための広告ディレクションがメインでした。基本的には、代理店がやっているのをディレクションする立場として働いていました。
──メガベンチャーに入ってみてどうでした?
入ってみると、メガベンチャーらしく組織化されていました。やはりベンチャーとメガベンチャーにはかなり大きなギャップが存在することが分かりました。前職のように自分でガツガツ動かして結果を出す…という動き方が思ったよりできませんでした。そこで「裁量が大きい環境で且つ、自分のスキルをより広範囲に伸ばしていきたい」と思い、転職活動を開始しました。
組織の方向性と自分の強みが完全に噛み合った瞬間
──オーガニックグループに入社しようと思った決め手は何だったんですか?
1つは、結果を出すための選択肢に自由度が高く、ここなら成長できると感じた点です。カジュアル面談や面接を3回ほど実施したのですが、グループ会社の社長が歳下ということを知り、とんでもない速度で成長していることを肌で実感しました。この環境なら自分の裁量で大きなチャレンジができ、さらにスキルを広範囲に伸ばすことができると確信できたのが、一番の決め手です。
運用からPMへ──任される領域の拡大
──入社して最初にやった仕事は?
最初はYahoo!ディスプレイ広告の運用から始まりました。当時は1つの媒体を専任で回すという形で、自分もYahoo!に集中していたんです。でも運用を続けるうちに、「売上をもっと伸ばすにはどうしたらいいか?」を考えるようになって、自分で新しい媒体を切り開くようになりました。たとえばMeta広告を追加で導入してみたり・・・。そうやって扱うチャネルを増やしていった結果、数字もぐんと伸びていきました。ある程度成果を出したあと、「別の商材もやってみない?」と声をかけてもらって、そこからは2〜3つの商材を担当しました。さらに、新商品リリース前のディレクションを行うPMと呼んでいる仕事も並行して担当させていただいてます。事前の準備や社内外の調整をしつつ、自分も手を動かしながら進める。まさに全方位で成長できている実感を感じました。
モール・CRM領域へ──任される幅が一気に広がった
──その後は?
その後、自分は一度育休を2か月いただいて、去年12月に復帰しました。復帰後は広告運用からは完全に離れて、楽天やAmazonなどのモール事業、そしてCRM(既存顧客のLTV最大化)領域を担当しています。もともと運用からスタートして、PM、新商材の立ち上げ、複数商材の運用を経験してきましたが、今はモールやCRMまで範囲が広がりました。面白いのは、「こういうのどうですか?」と新しい領域を提案してもらえること。それを受けるかどうかは自分次第で、やらない選択肢もあるんです。だからこそ、「やる」と決めたら自分ごととして取り組める。結果的に、自分でキャリアの幅を広げながら動けている感覚がありますね。
ゼネラリスト志向の原点
──経験はかなり幅広いですよね。ゼネラリスト志向なんですか?
そうですね、完全にゼネラリスト派です。
自分の中ではゲーム感覚に近くて、「これ経験した!」っていうトロフィーを集めるような感覚が好きですね。マーケティングって大きな枠組みの中にもいろんな領域があって、やってないことがあれば、とにかく触ってみたい、学びたいと思っています。気づけば運用→PM→モール→CRMと経験を広げてきていて、これからもまだ触ってない領域はどんどん取りに行きたいと思っています。
──メガベンチャーなど実績あるキャリアを手放すことに迷いはありましたか?
正直、全くなかったですね。その理由として、長い目でみた時に必ず成長という形ではリターンが約束されていた会社だったからです。前職を続けてたとした時に、おそらく今以上の裁量を持ちながら仕事ができていないと思います。自分の市場価値の上がり方で考えても圧倒的に現在の選択をした方が合理的だと思っています。
「裁量の大きさと成長スピードが魅力」
──もし、オーガニックグループを勧めるとしたら、どこを推しますか?
やっぱり裁量の大きさとスキル定着までのスピード感ですね。
裁量の大きさは本当に異常なくらい(笑)。「これやりたい」と言えば、ほぼ間違いなく任せてもらえます。いわば“言ったもん勝ち”な環境です。もちろん成果も必要ですが・・・。自分がインパクトを出せそうだと思ったことを、自分の判断で取りにいける。それが魅力です。
──成長速度が速い理由は何ですか?
裁量の大きさと優秀な人材との距離の近さが要因だと思います。分からないことがあっても、すぐそばにスキルを持った人がいるので、聞きながらその場で吸収していけます。だからこそ、行動して迷った分だけ優秀になっていくのも面白いなと思います。
モール市場専用の勝ち筋を、自ら創る
──今後やってみたいことはありますか?
いくつかあるんですけど、今はモール事業とCRM領域を担当しているので、その中でも「モール専用で売れる商品開発」はやってみたいですね。今は単品リピート通販で作った商材を、そのままモールに展開する形がメインなのですがモール商品についてはモールならではの売れ方があるし、そこでしかヒットしない商品も絶対あると思っています。せっかく楽天やAmazonのモール事業を担当しているので、「これはモールだからこそ売れる!」っていうヒット商品をゼロから企画して、実際に販売まで持っていく──そんな流れを一度やってみたいなと考えています。