だんだんと暖かくなり始め、桜の恋しい季節がやってきましたね!
満開の桜に迎えられてこの世に誕生した、4月生まれの人材開発部 Y.K でございます(もうそろ三十路!)
私の実家近くのお寺に立派な枝垂桜があり、毎年お花見に行きます。
皆さんのお花見スポットはどこですか?
さて、今回は2月14日に開催された「第4回 外部エヴァンジェリストセミナー」の様子をお届けいたします。
毎度繰り返しになりますが、まずはセミナーの目的を確認しておきましょう。
「エンジニアや企業が市場価値を高めるためにキャッチアップすべき技術トレンド」をテーマにし、
皆さんに最新のIT技術・トレンドを知っていただく機会を創る。「エンジニアや企業が市場価値を高めるためにキャッチアップすべき技術トレンド」をテーマにし、
皆さんに最新のIT技術・トレンドを知っていただく機会を創る。ということです。
この外部エヴァンジェリストセミナーは、Open Up Pride の施策の1つである Vison Café の一環での取り組みであり、今後も定期開催していきます。
■今回のご登壇者のご紹介
株式会社ID AI Factory 代表取締役社長 黒住 好忠 様
・2002年 株式会社インフォメーション・ディベロプメントに入社後、エンジニアとして複数のシステム開発プロジェクトに従事され、技術職から管理職、上流工程から下流工程に至るまで幅広く経験。
・経済産業省主催のマナビDX QuestのAI実装部門において、2年連続で1位を獲得。(2022年度、2023年度)
・ 地方自治体や大学で、AIに関する講義を実施。
・JDLA主催 DCON 2023、2024、2025においてテクニカルアドバイザーを従事。
他にAI関連イベントでの登壇など、さまざまな活動を実施されております。
■セミナー開始
「僕らにもっと 世界の刺激を!」K.K さんの元気な一声でセミナーがスタートしました。
今回のテーマは「AIの今と未来」です。
「単純に『AIってすごいよね~』だと取り残されてしまう」と冒頭にございました。耳が痛いですね...
今回の内容を今後の業務にしっかりと活かしていきましょう。
■はじめに
「なぜAIに取り組む必要があるのか」それは「これからの時代はAIを使えないとそもそもそれ自体がリスクになってしまう時代に突入したから」です。
グラフは「生成AIに特化した市場規模」を表したものですが、未来には加速度的に伸びていき2032年には凄まじいことになっていることが分かりますね。
■AIの歴史と進化
AIの進化を辿っていきましょう。
「文章の生成」や「画像の生成」ができるようになり、「自然言語」と呼ばれる「人間の言葉でのやりとり」が可能になり、さらには「RAG」という技術を使えば「うちの会社の有給休暇っていつ頃に何日もらえるの?」というような、コアな情報も返すことが出来る仕組みもできました。
(RAGとは、カンニングシートを渡して答えさせるようなイメージ。通りすがりの人もカンペを見れば有給休暇について答えられる。なるほど!)
■マルチモーダル
そして最近流行なのが「マルチモーダル」というもの。
ある機能に特化したAIではなく、画像や音声の認識も幅広くできるAIが登場しました。
ラフスケッチからコードを生成し、画面のデザインまで作ってしまいます。
私達人間のような汎用的に色々出来ちゃうAI。凄まじいですね...「そのうち人間が完成するんちゃうんか?」とさえ思います。
■マルチエージェント
「人間の様に幅広く色々なことが出来てしまうAIが存在するなら、人間の様にチームを組ませて仕事をさることもできるんじゃね?」と思ったそこのあなた、もうあるんです。それは「マルチエージェント」
人間が指示を飛ばすことで、飛ばされた命令にのみ従う「指示待ち人間」のような従来のAIとは違い、
人間の指示に対してどんな役割のAIが必要で、そのAIに対してどのような指示を飛ばして...等をAI自身で自立的に動くのです。しかもAI同士で会話もします。もうほぼ人間じゃん...
■これから何をすべきか
この先どんどん進化するであろうAIに取って代わられないようにするためにはどうすれば良いでしょうか?
それは「AIを活用する側の人材になる」ということです。
では、AIを使いこなす側に立つためにはどうすれば良いのか。それは以下の4つです。
・当事者としての意識を持つ → この先全ての人に関係する
・AIのことを知る → 知らない人と一緒に仕事はできません
・実際の現場で使いこなす → 調べただけではダメ。使ってはじめて分かることが沢山。
・よりAIを利用しやすい環境をつくる → 仕事の形態を「AIフレンドリー」に変えていく。歩み寄りが大事。
■番外編
質疑応答の時間内にAIのちょっとしたテクニックをご紹介いたします。
「AIに何かを質問して、返ってきた答えを見ても難しくて分からない」なんて経験はございませんか?
こちらは株式会社ID AI Factoryの新人の方が発見したテクニックなのですが、その名も...
「ギャルプロンプト」
です。
自分の質問したい内容の末尾に「ギャルっぽく答えて」と追記するだけでOK!
すると今まで難しかった内容が、みるみる読みやすく理解しやすい内容へと変化するのです。
K.K さんが「オブジェクト指向について、ギャルっぽく教えて」と実演されておりました。
非常に良くできていますね...研修に活かしてみようかしら...
■最後に
いかがだったでしょうか?
最近のAI状況やトレンドを知ることが出来たのではないかと思います。
ますます進化するAIに取り残されることが無いように、今回の内容を活かしていきましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました!