ライター: 本日はお忙しい中、ありがとうございます。まず志村さんのこれまでのキャリアについて教えてください。
志村氏: こちらこそ、ありがとうございます。私はこれまでSalesforce、Box、ByteDanceといった外資系企業で営業畑を歩んできました。主にエンタープライズの大手企業向けのセールスを担当していて、ByteDanceではB2B SaaS事業の責任者として事業全体を見ていました。
ライター: そんな外資系での豊富な経験をお持ちの志村さんが、なぜopenpageへの転職を決められたのでしょうか?
志村氏: 決め手となったのは、デジタルセールスルームというコンセプトでした。実は私自身が営業として長年抱えていた課題を、まさにこのプロダクトが解決してくれるものだったんです。「これを使って提案したい、そして多くの営業パーソンに広めたい」と心から思えました。コンセプトに強く共感して入社したのですが、その判断は間違っていなかったと確信しています。
ライター: 実際にお客様の反応はいかがですか?
志村氏: 営業のペインを解決するプロダクトということで、大企業のお客様にも非常に共感いただいています。おかげさまで、キヤノンマーケティングジャパン様をはじめ、ついてきてくださるお客様も着実に増えており、今後はエンタープライズ市場にも本格的に展開していく見通しが立っています。最近の例でいうと、ビックカメラ様のopenpage導入部門では、わずか1年で売上が2億円増加し、「想定をはるかに上回る成果だ」とご評価いただけてとても嬉しかったですね。
ライター: チーム作りについてはいかがでしょうか?
志村氏: 現在のコアメンバーはほぼ全員がリファラル採用で、皆がデジタルセールスルームに強く共感してくれています。本当に優秀なメンバーが揃っていて、例えば一緒にフィールドセールスを担当している舛澤さんも、私の以前の会社のメンバーなのですが、すごく優秀で大活躍してくれています。
ライター: PMF(プロダクト・マーケット・フィット)前の段階からのジョインということで、外資系企業との違いを感じることはありますか?
志村氏: 確かに大きな違いがありますね。外資系企業の場合、PMF後の「売れることがわかっている製品」を扱うことが多く、MEDDICなどの確立された営業マネジメントのフレームワークを踏襲したり、コンペリングイベントを活用したりといった手法が通用します。しかしベンチャー企業では、そういうアプローチがそのまま通用するわけではありません。
ライター: そうした中で、どのように営業組織を構築されてきたのでしょうか?
志村氏: 代表の藤島さんと密に相談しながら、これまでの経験をアンラーニングして取り組んできました。この1年半で藤島さんと一緒に強い営業組織を作り上げることができたのは、私にとって大きな誇りです。仕組みづくりを試行錯誤しながら進めてきた結果、ARRは8倍にまで成長しました。
ライター: 素晴らしい成長ですね。今後の目標はいかがでしょうか?
志村氏: 国内スタートアップの一つの指標でもあるARR100億円の達成を目指しています。デジタルセールスルームという新しい営業手法を、より多くの企業に広めていきたいと考えています。
ライター: 最後に、志村さんにとってopenpageとはどのような会社でしょうか?
志村氏: 営業パーソンが抱える本質的な課題を解決し、営業の在り方そのものを変革していける会社だと思っています。スタートアップに挑戦する醍醐味を味わいながら、同時に確実な成果を出していける、そんなやりがいのある環境です。
ライター: 本日は貴重なお話をありがとうございました。
志村氏: こちらこそ、ありがとうございました。