今回の記事では、マッキンゼー・キリンからワンキャリアに転職して以来大活躍中のお二人に焦点を当てました。
今も活きている前職での経験や自覚している強み、ワンキャリアならではの働く面白さなどをうかがいました。
【こんな人に読んでほしい】
・大企業からスタートアップへの転職を考えている方
・現在マーケティング職に従事している方、ご経験がある方
・有形商材だけでなく、無形商材のマーケティングに興味がある方
・コンサルタントのご経験があり、事業会社への転職を考えている方
現在の業務
ー 現在担当している業務について教えてください。
厚地:
マーケティング事業部でブランドマネージャーを務めています。新卒採用メディア「ONE CAREER」をより多くの学生に使っていただくために、ニーズ分析やユーザー理解に基づいた戦略立案から実行までをリードしています。
また、事業戦略、マーケティング、事務メンバーを含む計8名のマネジメントも担っています。
石川:
社長室に所属し、経営の連続・非連続成長に対するアプローチをあらゆる側面から行なっています。ミッションは半期ごとに変わり、今期は中途採用メディア「ONE CAREER PLUS」のマーケティング、キャリア教育事業「ONE CAREER ACADEMY」のブランディング、そして代表の宮下さんとの個別プロジェクトにもアサインされています。
これまでのキャリア
ー ワンキャリアに入社する前は、どのようなお仕事をしていましたか?
厚地:
2015年から8年間、飲料メーカーのキリンホールディングスに勤務し、入社後2年は営業、その後6年間はマーケティングを担当しました。マーケティングでは、広告企画・商品企画に始まり、戦略企画を経て、最後の3年はブランドマネージャーを務めていました。
石川:
丸3年勤務したコンサルティングファームのマッキンゼー・アンド・カンパニーで、あらゆる業界やファンクションのプロジェクトに参画しました。プロジェクト外でも、グループ全体でマッキンゼーの提供価値について考える「Values Day」や女性活躍を推進する「Women in the Workplace」などのコミッティー活動にも多く携わっていました。
ー 前職での印象的な出来事はありますか?
厚地:
オーストラリアに駐在していたとき、ブランド育成を手掛けていたビールが「Australian Drinks Award 2022」という賞を受賞したことです。数ある指標のうちの一つでしかない話ではありますが、わかりやすいトラックレコードにはなったかなと思います。
石川:
難易度が高いとされているプロジェクトにアサインされたとき、「石川さんとなら、課題解決に向けた議論ができる」とクライアントに言っていただいたことです。プロジェクト運営が苦戦している中、ミーティング時の瞬発的思考を評価いただいたことをはじめ、社内政治や関係者の感情の機微にまで入り込んだからこそいただけた言葉だと思っています。
「前職の経験やスキルが活きている」と思う瞬間
ー 前職で得たスキルのうち「ワンキャリアでも活きている」と感じたものはありますか?
石川:
「コンサルからの転職」という文脈でよく聞かれるのですが、正直なところ、いつも回答に悩みます。というのも、前職で獲得したもので本当に活かせるのはパワポとエクセルのスキルくらいで、それ以外は前職以前から備わっている本人の資質によるところが大きいからです。コンサルは、本質的な部分に時間を割くためのサポート体制が手厚いので、自分のスキルや資質の再現性を試す場としてはもってこいだと思っています。
ー以前からの資質も、前職で磨くことができたのですね。その中で、今の強みにつながっているものはありますか?
石川:
点の情報を抽象化したり、概念化することは自分の強みになっていると思います。目の前にある数々の事象から「So What」を導き出すのが得意です。
ー そのような自身の強みを、いつ自覚しましたか?
石川:
思い返せば、小学生のときにはあらゆる物事に対して「なぜだろう」と考えを巡らせていました。例えば授業のテストでは、パッと解答と確認を終え、残り時間で「なぜ先生はこの内容のテストを、このタイミングで行うのだろう」と考えていました。
その考えについて壁打ちしてくれる相手はいないのですが、思考する種を常に探していました。そのせいか、テレビを見ながらぼーっと時間を使うことができないんですよね、考えちゃって。
ー 常に思考するようになったきっかけは?
石川:
家庭環境が少なからず影響していると思います。我が家では、お小遣いをもらうために「なぜ必要なのか」についてプレゼンする必要があったんです。おかげで、お金を使うことによる費用対効果まで考える癖がつきましたね。
マーケター厚地が考える、自身の強みとは?
ー 厚地さんは、自身の強みについてどのように言語化していますか?
厚地:
「課題を一つに絞り、その解決のためにチームをデザインすること」だと思っています。困難な問題だらけの環境でも、全体を見渡しながら、解決するとうまく回るような問題の中心点を見定めること、それをチームで解決することが得意です。
ー 強みを得たきっかけは?
厚地:
元々は、学生時代にサッカーの指導者をしていた経験が活きているのだと思います。チームをマネジメントする際に、厳格なルールを定めてメンバーを厳しく管理する方法で組織をマネジメントした時に、チームの一人一人のパフォーマンスが明らかに下がったことを実感しました。「これではだめだ」と考え、チーム一人一人が個人の能力を最大限発揮できるよう、方針を転換しました。するとメンバーがそれぞれの目線で感じている課題や機会に、組織として敏感に対応できるようになりました。結果として、メンバーの個性を生かすことで組織として最適な選択を判断できる、そんなマネジメント力の基礎が身についたのだと思っています。この力がビジネスの現場でも磨かれ、今の私があると思います。
ー マーケティングの仕事においてその強みはどのように活きていますか?
マーケティングの仕事って、「企業が経営上考えていること」と「ユーザーの持っているニーズ」のバランスを取ることが重要であるシーンが結構あります。そういったシーンでこの力が生きるのかなと思っていますね。
ワンキャリアで働く面白さとは?
ー 今のワンキャリアで働く面白さは何だと考えていますか?
石川:
ワンキャリアはスタートアップですが、馬力というよりも本質的に思考することで戦っている会社です。初年度から黒字であることがそれを物語っていると思っています。
そのような組織で優秀な経営者と近い距離で一緒に働けることは、今のワンキャリアだからこその醍醐味だと感じています。
厚地:
今のワンキャリアって、ユーザーからの評価で成り立っているサービス・ブランドだと感じています。その意味で他社のようにマス向けの広告を展開したところで、それは本質的な成長を生み出さないと思っています。もちろん広告を打つのも大事な場面はありますが、根本的にはユーザーに評価されるコンテンツをしっかり作り込み、届けていかなければならない。そのような「ユーザー体験」に徹底的にチャレンジしていけるところが面白いと思っています。
これからのワンキャリアに求められるもの、向いている人とは?
ー ワンキャリアに今求められているものって何だと思いますか?
厚地:
定性・定量ともにユーザー理解です。もちろん今もユーザーのトラフィックを追っていますが、ユーザーの生の声にもっと耳を傾けていかなければなりません。私の持論ですが、多くの企業がユーザーの理解度がレベル20くらいだとしたら、ワンキャリアは80から100くらいまで突き抜ける必要がある。そこまで突き詰めて、初めて独自性のあるコンテンツを生み出せるし、ユーザー体験をぐんと向上させられると思っています。それくらいユーザー理解にはこだわっていきたいですね。
ー ワンキャリアにはどんな人が向いていると思いますか?
石川:
本質的に考えたい人にはとても合っていると思います。
ワンキャリアはコンテンツの存在によって多くのユーザーに使われるサービスになりましたが、ここでいうコンテンツって、ファネルを広げれば多くの人に受け入れられるというものではないんですよね。だからこそ、本質的に考えることが大事になってきます。中身をどうするか、差別化をどうするか、どのようなチャネルで発信するかなど、変数が多く複雑性の高い問いを解くことを数多く経験できるはずです。
今回の記事では、マッキンゼー・キリンからワンキャリアに転職し、大活躍中のお二人に焦点を当てました。ワンキャリアのことが少しでも気になった方、ぜひ以下のリンクから気になるポジションを覗いてみてくださいね!
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