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【社内の情報共有】を実現するために必要な考え方


【社内で情報共有がない!という不満】

転職希望者の話をお聞きしていると、「今の会社は社内での情報共有がない!」「横の連携もない!」「若手が育たない!」といった不満を抱えていらっしゃる方が多いように思います。なぜそうなってしまうのか、今日はこのことを考えてみようと思います。

まず、何か新しいスキルを習得するとき、データやロジックでしっかりと説明できるときもあれば、「なんとなくこんな感じ」「直感的にこうだ」と感覚でしか判断できないこともあります。人に何かを説明するときは前者(ロジックやデータ)の方がよいとされていますが、実際のビジネスでは学術的な研究のようにいつも客観的な根拠を示せるわけではありません。かと言って、何でもかんでも「なんとなく」といった感覚だけで捉えていたら、人を育てることは困難ですし、ノウハウや知見が社内で蓄積されていきません。

そこで私たちの会社"オンサイト"では、ロジックと感覚の両方を取り入れることで、組織を伸ばす取り組みをしています。


【"データ"と"個人の経験"、どちらも溜めていく】

まず、オンサイトでは現在およそ1,500のWEBサイト運営をしていて、ECだけでも年間160万件も顧客からのアプローチがあります。ここで大事なのは、この膨大な量です。(もちろん可能な限り自動化していますので、これらをすべて人間がやっているわけではありません)

これだけ多くの案件を扱っていると、いろいろなデータが溜まっていき、「こういう場合はこうやったら成果が出やすい」「ここはこうすることで生産性が上がる」といったことがわかってきます。特にオンサイトの場合は社内にITエンジニアがいますので、わざわざ外部にデータ分析などの依頼を出さなくても、自社でデータを分析し、その結果をすぐにコンサルティングなどに反映させることができます。

一方で、すべての仕事がデータ(数字)で処理できるわけではありません。社員一人ひとりが自分の業務を行っていく中で"感覚的に"つかめるようになったコツや、頭の中で考えた仮説、そしてその検証結果など、言葉でないと残せないものもたくさんあります。私たちはこういった個人の経験や感覚も、しっかりと「会社の知見」として残し、お互いに共有しています。


【みんなのノウハウを使って会社をもっと良くしていきたい】

さて、ここまでは仕組みの話をしてきました。簡単に言うと、"数字で表せるデータ"も"メンバー個々人の経験や気付き"も、どちらも社内でみんなが共有できるようにしているということです。

しかし実は、一番重要なのはそこではありません。やり方自体はそこまで特殊なものではなく、ツールもSlackなど一般的なものを使用しています。むしろどんなに素晴らしい情報共有のシステムを導入しても、社員一人ひとりがそれを活用しようと思わなければ無駄です。それよりも大事なオンサイト最大の強みは、『一人ひとりが情報共有しよう!情報共有のために用意された仕組みをできるだけ活用しよう!と思い、実際に情報を発信していること』です。


ここで最初の話に戻ります。(今の会社では、社内で情報共有がない!という転職者のみなさんの不満……)

情報共有というのは、よく考えたらそんなに小難しい話ではないのかもしれません。だって、みなさんの会社にもメールやチャットはあるでしょう。隣の席、あるいは隣の部署の人に話しかけにいくことだって可能なはずです。大事なのは自分が情報を発信するかどうか、自分が話しかけに行くかどうかです。


オンサイトは以前からこういった情報共有の文化を大切にしてきた経緯があり、「ルールだから」ではなく、「自分が持っている情報をみんなに共有するのは当たり前である」「みんなの知見を集めてもっといい仕事をしよう、もっと会社を伸ばしていこう」という大前提をみんなが持っています。

みなさんも今いる会社で、自分ができることから始めてみるといいかもしれません。そしてこの文章を読んでオンサイトに興味をお持ちいただけましたら、まずは面談でお話しましょう。情報共有以外の社内文化についても、直接お伝えできればと思います。


※こちらの記事もぜひご覧ください。私たちが具体的にどのように情報共有しているのかもご紹介しています。

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