2010年に創業したNLINKSは、メディア運営や採用コンサルティング、営業代行ビジネスなどさまざまな事業を展開している会社です。今回インタビューさせていただくのは、未経験で入社し、現在はゲーム攻略サイト「アルテマ」のエンジニアとして活躍中の兼重巧さん。仕事にかける思いや、今後の目標について話を伺いました。

兼重 巧（かねしげ たくみ）：1996年生まれ。高校卒業後、航空自衛隊に入隊。入間基地に3年間勤務し、退職。2018年5月にエンジニアとしてNLINKSに入社。現在「アルテマ」の制作を担当。

未経験から、憧れの「ゲーム」の世界へ

――なぜ自衛隊を辞めて、NLINKSに入社したのですか？

「自分の本当に好きなことを仕事にしたい」と思ったからですね。

自分はもともと航空自衛隊にいたのですが、実はどうしても自衛隊員になりたかったわけではなく、周囲の人に進められて「なんとなく入隊した」という感じでした。高校卒業から3年間、航空自衛官として入間基地で電算機の管理などを担当していたのですが、次第に「もっと自由に働きたい、楽しいことにチャレンジしてみたい」と思うようになりました。

それで転職を決意したのですが、自分は大学も卒業していないし、特別な資格も持っていない。転職活動はほかの人よりも不利になることはわかっていたので、それならいっそ「自分が好きな業界にチャレンジしよう」と思って、昔から好きだった「ゲーム」に関連する仕事を探すことに決めました。

就職サイトで「ゲーム」をキーワードに仕事を探すうちに、たまたま目にとまったのが「ゲーム攻略サイト『アルテマ』のエンジニア募集、未経験OK」という広告です。もともと自分は「アルテマ」の愛読者でもあったので、興味をもって応募したところ、運良く採用してもらうことができました。現在は入社6か月目ですが、憧れのサイト制作の仕事を楽しくやらせてもらっています。

――具体的にどんな作業を担当しているのですか？

主な業務は、データベース作成です。ディレクターからの要望にあわせてデータベースを作成し、そこにライターが書いた攻略情報などが溜まっていくという、いわば「情報を保存するための枠組みの制作」です。作業としては地味かもしれませんが、やはり多くの利用者がいるサイトなので、制作に携わっていることにやりがいを感じていますね。

入社後すぐに現場で働けるので、大きく成長できる

▲ゲーム攻略サイト「アルテマ」

――では、その仕事をするうえで心がけていることはありますか？

なるべくきれいにコードを書くことは意識していますね。たとえば、改行をこまめに入れたり、適宜コメントを入れたり。煩わしくならない程度に自分がどんな作業をしたのかをコードに残しておけば、それを見た先輩も指導しやすいと思うのです。また、自分があとで見返したときに理解しやすくなります。

現在、アルテマのエンジニアは、派遣スタッフも含めて10名弱いるのですが、自分が最年少でいちばん経験も浅い。まだまだ学ばなければいけないことが膨大にあるので、「どうすれば成長できるか」ということをいつも考えて仕事をしています。

――未経験のエンジニアは多いのですか？

はい。エヌリンクスの場合、入社後に仕事を覚えたという人が大半ではないでしょうか。

入社後、1か月ほど基本的なことを学ぶ研修が開かれますし、会社からの補助金で研修プログラムを受けたり、テキストを購入したりすることも可能です。何より、わからないことがあれば先輩がすぐに教えてくれるので、未経験でも心配いりません。先輩との距離が近く、風通しがいいこともNLINKSの魅力のひとつです。

まだ入社半年ですが、日々、自分が成長しているという実感があります。以前は、ディレクターから指示されたとおりに作業するだけで精一杯でしたが、最近では「こうしたほうがもっと使いやすくなるんじゃないか？」などと、自分の頭で考えられるようになってきました。結局のところ、「実践が一番の勉強」なのですが、その機会を未経験でもすぐに与えてもらえるのは、自社メディアを運営しているNLINKSならではだと思います。

のびのびと仕事を楽しめる雰囲気がある

――エンジニアに向いているのはどんな人だと思いますか？

特別な資質は必要ないと思います。パソコンをさわることに抵抗がない人であれば誰でもチャレンジできます。未経験でも、すぐに仕事を楽しめるようになるはずです。

仕事は、やはり楽しんでやることが大切です。自衛隊の仕事もやりがいはありましたが、そのときよりも自由にのびのびと仕事ができているので、本当に転職してよかったと感じています。

――これからどんなエンジニアを目指しますか？

まずは一人でしっかりと業務をこなせるようになることが目標ですね。やはりまだ、自分一人では期間内に仕事を終えることができず、先輩に助けてもらうことがよくあります。早く先輩たちに負担をかけずに済むようになりたいですね。

そして、いずれは自分も後輩に仕事を教えられるようになりたい。「頼れる先輩」になるのはまだまだ先の話かもしれませんが、ゲーム好きな後輩が入ってきてくれて、一緒に成長していければうれしいですね。

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