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「ITやWebの力で世の中の課題を解決したい」僕にとってニジボックスは、社会人としての目標に挑戦できる場所。

※本記事は2024年6月に取材・作成されたものです。

ニジボックスに入社して5年目になる、UXデザイナー兼マーケターの鈴木宗一郎さん。建築学科の出身ながら入社を選択した経緯があるそうです。今回はそんな鈴木さんに、ニジボックスを選んだ理由や働き方、今後どんなことに挑戦していきたいかなどをお聞きしました。

IT、Webの力で課題解決を。そんな思いから、建築系への道をあきらめてニジボックスへ。



――ニジボックスに入社したのは、2017年と伺いました。そもそも、この業界に興味を持ったきっかけを教えてください。

もともと大学は、理工学部の建築学科です。卒業生は、大手ディベロッパーかゼネコンで働いている人がほとんどで、僕も学生の頃は「将来ディベロッパーに就職するんだろうな」とぼんやり考えていました。4年生の6月になって、希望していたディベロッパーから内定をいただいたんですが、「本当に僕の進むべき道はここでいいのか?」と悩み始めて、再びいろいろな業界を調べ始めたんです。その中で興味を持ったのが、ITやWebの業界でした。

――建築学科の学生がディベロッパーよりニジボックスに興味を持った理由は何だったのでしょう?

大学時代、僕は街づくりに携わるゼミに入っていたこともあって、一つの建物に限定するのではなく、都市規模で課題解決をしていくことに興味を持っていました。建築業界を目指してはいたものの、ITの力を使うことで、ある種制限のない広い視野で課題解決をしていくことに関わってみたいなと思い、ITやWeb関係の企業をいろいろと調べていました。その中で、当時ニジボックスが地方に住む高齢者の移動問題をITの力で解決するプロジェクト『あいあい自動車』に携わっていたことを知り、とても興味を持ったんです。

また、大学時代に授業やゼミでちょっとしたパンフレットやチラシなどをAdobeのツールを使って作っていたことがあって。それが面白かったから、というのも理由の一つです。クリエイティブなことを仕事にするのも、楽しそうだなと感じていました。

――他にもITやWebに携わる企業はたくさんありますよね。その中で、ニジボックスへ入社しようと思った決め手は?

一番の決め手は、「人」です。これは最終面接の時の話ですが、当時のニジボックスの代表と話す機会があって、単純に「かっこいいな」と思ったんです。社会との関わりや課題に対してしっかりと意見を持っていて、「こんな人になりたいな」と憧れを抱きました。一次面接の人事担当の方も、フランクでとても親しみやすく、この会社であれば働きやすそうだなと思ったんです。

それから、ニジボックスはスキルアップしたい人にとって最高の場所だなと感じたことも、決め手の一つです。早い段階からどんどん仕事を任せてもらえて、裁量権を持って仕事ができるという話を聞き、僕もどんどん挑戦していけそうだなと感じました。

自分の得意、興味を生かして仕事の幅を広げ、現在のUXデザイナー、マーケターの兼務体制に。


――当時は、Webディレクターとして入社したそうですね。Webディレクター時代の仕事内容と、印象に残っている出来事を教えてください。

入社当初は、WebディレクターとしてクライアントのWeb制作案件の進行を取りまとめる仕事をしていました。最初に任された案件は、「入社したばかりの僕がやっていいの?」と尻込みしてしまうほど誰もが知る企業の大規模案件で、そこにびっくりしたことをよく覚えています。

それから、ある案件で僕がミスをしてしまったことがあって、その時の出来事も印象的でした。普段は「とりあえずやってみて!」という感じで、僕に広く裁量権をあたえくれる先輩がいたんですが、僕がミスをした時は、とても丁寧にフォローしてくれて…。すごくありがたかったですし、頼もしかったですね。その時改めて、ニジボックスの働きやすさを感じましたね。

――現在はUXデザイナーでもあり、マーケターでもある鈴木さん。どのような業務を担当していますか?

UXデザイナーとしては、企業の課題解決のためにさまざまな調査を行っています。

ニジボックスはリサーチもやっていて、インタビューなどを通じて行う定性調査や、数字を分析する定量調査などをしています。僕はUXとディレクションなどを担当する部署のグループリーダーも任せてもらっています。

マーケターとしては、自社マーケティングを行う部署に所属し、こちらでもグループリーダーを担当しています。インバウンドでいかに問い合わせをいただくことができるかに注力をしています。

――どのような経緯で2つの領域を担当することになったのでしょうか?

Webディレクターとしての仕事をしている中で、だんだんと「こんな仕事もやってみたい」というところが見えてきたんです。それが、UXデザイナーでした。僕がWebディレクターだった当時、ニジボックスはUXデザイナーの部署を立ち上げたばかりだったんですが、企業の課題解決にゼロから立ち向かう案件の内容に「面白そうだな」と感じたんです。その思いを上司に話したところ、部署異動が決まりました。もともと大学時代、数字を分析するということもやっていたので、その経験を生かせると思いました。

その後、会社の方針として自社マーケティングを強化していこうということになり、数字の分析をしていた僕に「マーケティンググループでその力を発揮してくれないか?」と声がかかりました。そうして、昨年度からマーケターとしての業務も担当しています。

立場や社歴に関係なく挑戦できる。そのための体制が整っているから、どんどん活躍の場を広げることができる。


――入社5年目、活躍の場をどんどん広げていますね!仕事をする上で大切にしていること、心がけていることはありますか?

利用者の気持ちを想像することです。Webサイトやアプリの制作に携わる時、UXデザイナーとしても、マーケターとしても、僕は普段から数字をメインに扱っています。そのことから、サービスを利用する人のことを数字として扱いがちで、数字に一喜一憂してしまうことも多いんです。でも、サービスを利用する人の思いや感情は数字で測ることはできないと思います。

ですから、Webサイトやアプリの制作に関わる時には、数字一辺倒にならず、まずは利用者としての自分の感覚を信じ、また時にはユーザーの声を聞いてその気持ちを想像することを大切にしたいと考えています。

――最近、仕事をする上で嬉しかったこと、達成感を覚えたことを教えてください。

マーケターとしての仕事の中で嬉しかったのは、自社への問い合わせの数が右肩上がりに増えてきたことです。もちろん、これはマーケティンググループだけの功績ではなく、他の部署との連携の上で達成したことですが、これまで地道にやってきた施策のかいもあったのか、結果的にたくさんの企業から問い合わせをいただいています。これも、組織横断で協力したからこそ達成できたことなので、その分喜びはとても大きいです。

――鈴木さんが思う、ニジボックスの好きなところや魅力を教えてください。

僕が特に魅力を感じているところは、立場や社歴に関係なく挑戦しやすい環境であるところです。こんな風に言ってしまうと「ああ、企業がよく建前として言うやつか…」なんて思われてしまうかもしれないのですが、ニジボックスは実際にそんな風土を実現できている会社だと思います。

――具体的なエピソードはありますか?

例えば、リクルートの大規模メディアの運用案件に携わっていたことがあるのですが、クライアントと密接にお仕事をさせていただく中で、よく「こんな提案をしてみたらいいかもしれない」と、営業担当と組んで一緒に提案していた記憶があります。このように業務の範囲を超えて挑戦できる機会があるのはニジボックスならではだと思っています。

また、定量調査を行うリサーチャーとしての仕事をし始めた時も、そうでした。実はその時、定量調査のナレッジを持つ人間は社内にほとんどいなかったんですが、会社は僕の「やりたい」という思いや挑戦を支え続けてくれました。

これらの挑戦ができるのも、ニジボックスの社内体制が整っているからだと感じています。また、リクルートグループ横断で実施される講習会や勉強会に自由に参加することができ、他組織のその道のプロフェッショナルにアドバイスをもらいに行くこともできます。ニジボックス社内でも、頻繁に勉強会が開催されているし、困ったことがあれば必ず誰かがアドバイスをくれたり、相談に乗ってくれたりする環境があります。

このような挑戦するためのしっかりとした土台があることも、ニジボックスの魅力だと思います。

自分の知見やナレッジを社内に共有し、広げていく。そうすることで、クライアントの役に立つことができたら。

――最後に、鈴木さんの今後の目標や挑戦したいことを教えてください。

僕がUXデザイナーとして定量調査を始めた当時と比較して、現在ではグループ内に知見やナレッジが貯まってきていますが、まだまだそれを社内に広げられていないところがあります。

今後はこれまでの案件で培ってきた定量調査のナレッジを社内で共有することで他のメンバーが興味を持ってくれ、仕事をする上で役立つ知識になったらいいなと。そうすることで、結果的にクライアントの課題に対する解決の幅を広げることにつながったらと思っています。

また、自社のマーケティング強化のところでも実際に成果を出し始めているので、そのナレッジをクライアントである他の企業さんにも共有していきたいです。そうすることで、今後さらに「ITやWebの力を使って世の中の課題を解決する」ことに取り組み続けていきたいと思っています。

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