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管理職であり、一番のプレイヤー!そんな開発室室長のメンバー育成論とは?

※本記事は2019年3月に取材・作成されたものです。

ニジボックスには面白い経歴を持っている人や、自分だけの哲学やスタイルを持っている人など、個性あふれるメンバーがいっぱい。そんなメンバーの人としての魅力、ITのモノづくりへの信念などにフォーカスした、インタビュー企画!第9弾は、開発室室長でありながら、一番のプレイヤーとしても社内で知られている藤原さんです。プレイヤー気質であることから、葛藤を抱えながらもマネジャー業務に挑む日々の藤原さんが、メンバーに育成にどんな思いで取り組んでいるのか。その辺りを中心にお聞きしました。最後には、記事を読んでくれた方へのメッセージもご紹介。ぜひ、最後までお楽しみください。

Mashup Awardsでの受賞をきっかけに、リクルートのスピード感を知った

——ニジボックスに入社する前の、藤原さんの経歴を教えてください。

ニジボックスに入社する前は、あるテレビ局のグループ会社で仕事をしていました。「テレビの仕事がやれるなら、楽しそう!」という気持ちで入社したんですが、全然テレビの仕事をさせてもらえなくて(笑)。というのも、配属された部署がテレビ以外の仕事をする部署だったんです。そこで、会社の給与システムや人事システムみたいなものを作っていました。最初に配属が決まった時は、はっきり言ってどん底でした…。

——大切なお仕事ですが、テレビ局の会社としてのイメージからは少しかけ離れているかもしれません。

そうなんです。テレビ局の仕事ができると思って入社したのに(笑)。でも、そこでWebアプリケーションとは何か、みたいな開発の基礎を学ぶことができたような気がします。今から10年ほど前、当時はシステムのWeb移行が進んでいました。とはいえ、今ほど表現がいろいろとできなかった中で、高い表現力や使いやすさを追求して作るRIAというものに興味を持ち始めて社外で個人的に勉強したり、アプリを作ったりし始めました。そんな時に挑戦したのが、Mashup Awardsです。そこで賞をもらってしまって。

——おお、すごいですね!受賞されて、その後はどうされたんですか?

といってもMashup Awardsは、世の中の数あるアワードの中でも一番賞の数が多いことでも有名なんですけどね(笑)。それで、作った作品の一つに株式会社リクルートのサービスのAPIを使っていたのですが、同じ会社の先輩が「これ、面白いからリクルートに売りに行こうぜ!」と言ってくれて。それで、リクルートグループのある事業会社に話を持っていったら、実際に使われることになったと。

——藤原さん、すごいです!でも、その提案を受け入れるリクルートもすごいです。

そうなんです。提案をしたら、とんとん拍子で話が進んでいって、実際に僕が作ったアプリが採用されてしまって。あの経験は、すごく楽しかったですね。その時に感じたのが、リクルートの圧倒的なスピード感。大きな会社なのに、すごい早さで物事が決まっていく、あのスピード感がいいなと思いました。

一人のエンジニアとして成長するために、メンバーには積極的に世間へ出てほしい

——このできごとが、ニジボックスに入社するきっかけになったのでしょうか?

はい。転職を考えた時に、一番に思い浮かべたのがリクルートでした。募集要項にはニジボックスに出向と書かれていて、入社したらすぐにニジボックスに来ることはわかっていたんですが、やっぱりリクルートグループなだけあって、ニジボックスにもスピード感というものは変わらず感じられました。「パパッと作って、スピード感を持ってガンガン作っていこうぜ」という感じで、その考え方が良かったですね。

——現在は、開発室の室長を担当されている藤原さん。組織長として、日々大切にしていることは何ですか?

僕は根がプレイヤーなので作業に没頭していることもよくあり、メンバーが僕に話しかけいくい状態だけは作りたくないなと思っていますね。実際にできているかどうかはわからないですが、デスクで作業に集中している時でも、メンバーに話しかけられたら手を止めてきちんと相手の目を見て応えて、話しかけやすい雰囲気を作るようにしています。

——その他に、藤原さんが日頃から開発室のメンバーに伝えていることなどありましたら、教えてください。

会社に貢献することも大事ですが、メンバーには一人のエンジニアとして成長してほしいと思っています。なので「世の中にどんどん出て行こう」ということは、よく言うようにしていますね。仕事だけの毎日だと、上長やメンバーからの評価が全てになってしまいがち。でも、メンバーのみんなにはその枠を超えて成長してほしいと思っているので、まずはカンファレンスや勉強会に参加して、社外の状況を知るところから始めるように勧めています。だから、「○○っていうイベントに行きたいんですけど、業務扱いにしていいですか?」とエンジニアに相談されたら、僕は絶対に断りません。

——本当ですか?例えば、エンジニア職に直接関わるものでなくても大丈夫ですか…?

はい、絶対です!もちろん、その時の業務のスケジュールの調整をした上で、ですけどね(笑)。ただ、「それって、うちで使う技術じゃないんじゃない?」というような観点で断ったりはしない。何なら簿記のイベントとかだって、行ってもいいと思います。勘定科目くらいは、知っておいた方がいいと思うので。

プレイヤーとして大切にしていることは、楽しいか、楽しくないかだけ

——すばらしいです!組織長として、メンバーの成長を一番に考えている藤原さん。一番のプレイヤーでもあると伺っていますが?

先ほどもお話ししたように、僕はプレイヤー気質なので、例えば30分時間が空いたとすると、そこでコードを書いてしまう。本当は、その空いた時間をメンバーと話をしたりする時間にあてるべきだとは思っているんですが…。

——組織長であり、プレイヤーでもある藤原さんならではの葛藤ですね。プレイヤーとして大切にしていることはありますか?

僕の場合、楽しいか、楽しくないかだけなんですよ。僕にとって、プログラミングって楽しいからやっているだけで。単純に動かなかったものが動いた時、楽しいな、面白いなと感じますね。

——今までで、一番楽しかった思い入れのあるプロジェクトは何ですか?

リクルートグループの事業会社が提供する、教育系サービスの開発プロジェクトです。もともとは、かなりざっくりとした仕様書しかなかったところからスタートしたので、まさに「自分が作ってやったぜ」という気持ちが大きいですね(笑)。あとは、クライアントの熱意みたいなものもすごく良かった。本気で世界を変えたいと思っていて、話していてすごく楽しくて、自分もワクワクできたんです。

お互いを支え合い、補い合い、一緒に成長していける仲間と働きたい

——熱意を持ったクライアントと仕事をすることの楽しさ、どんなことにも変えられない喜びかもしれませんね。最後に、この記事を読んでいる方へメッセージをお願いします!

ニジボックスには、仕事において線引きをしないタイプが多いと思います。プロジェクトのゴールを目指して、一緒に仕事をしている人たちのそれぞれの領域の一歩内側まで歩み寄り、お互いを支え合い、補い合うことができる人が多いです。エンジニアには技術だけではなく、よりコミュニケーションスキルが求められる時代。僕も採用面接の時には、その辺りを重視するようにしています。そんな人と一緒に仕事をして、お互いに成長できる環境を作っていきたいと思っています。興味のある方はぜひ、遊びに来てください。

(聞き手・執筆:金子摩耶 撮影:小渕良知)

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