現在、就職活動は内定保有率が6割を超え、半数以上の学生が将来の選択肢を手にしています。大手に決まった友人の話を聞いて「自分の選択は本当に正しかったのか?」と、ふと就活の意思決定に不安がよぎる時期かもしれません。
「20代のうちに圧倒的な経済力を身につけ、育ててくれた母に恩返しがしたい」
今回は、この揺るぎない軸を胸に、やりたいことが見つからない状態から始まった就職活動を経て、新人賞1位へと駆け上がった25卒の高橋遼平さんのインタビューです。
大学3年生の11月という早期に、なぜ迷いなくベンチャー企業であるネクサスエージェントへの入社を決意したのか。配属後に直面した厳しい現実や、「顧客からの不信感」をどう乗り越え、新人賞を掴み取ったのか。迷いを「覚悟」に変える、高橋さんが歩んだ1年間の成長の軌跡をお届けします。
早期内定で即決断した理由 ―「大手かベンチャーか」ではなく「自分はどうありたいか」
――学生時代はどのように過ごされていましたか?
小学校から高校まで野球一筋の生活を送っていました。高校ではキャプテンと4番バッターを務め、チームを牽引する立場でしたが、3年時はコロナ禍の影響で春夏ともに甲子園予選が中止という悔しい経験もしましたが、そこで培った忍耐力は今の糧になっています。
大学入学後は野球を趣味にとどめ、学業とアルバイトに注力していました。もともと人と接することに関心があったため、結婚式場などの接客業を中心にアルバイトを行っていました。
――就職活動を始めた時期と、当時の企業選びの視点を教えてください。
就職活動は、大学3年生の夏頃から始めました。当初は自分のやりたいことが明確に定まっていなかったため、特定の業界に絞っていませんでした。まずは合同説明会などに足を運び、業界や仕事のことを広く知ることから始めました。
――就職活動を進める中で、最終的にどのような「軸」にたどり着いたのでしょうか?
先輩社員の紹介で参加したネクサスエージェントのイベントが大きな転機となりました。そのイベントをきっかけにリクルーターの方と対話を重ねる中で、自分でも気づけなかった「育ててくれた母へ恩返しがしたい」という本音を引き出してもらったんです。
そこから「20代のうちから高い成果を出し、正当な評価を得ることで、早期に自立した経済力を身につける」という明確な軸が定まりました。
――就職活動の軸を踏まえて、ネクサスエージェントへの入社を決めた理由を教えてください。
「早期に経済力を身につけ、母に恩返しをする」という目標に対して、ネクサスエージェントなら最短距離で実現できると確信したからです。
11月に内定をいただいた際、周りにはまだ就活を続ける友人もいましたが、私に迷いは一切ありませんでした。他社の選考をすべて辞退し、ここで自分の選択を「正解」にしようと決めました。
――営業で活躍する中で、学生時代の経験が活きていると感じる瞬間は?
営業の仕事では、時には心身ともにハードな場面もあります。しかし、学生時代に野球を通じて培った体力と、最後までやり遂げる精神力が養われているため、どんな状況でも前向きに取り組めています。
一年目から急成長! 壁を乗り越え掴み取った「プロの自覚」
――その後、内定者インターンに参加されたとのことですが、具体的にどのような業務に取
り組んでいましたか?
営業を後方支援する部署で、商談用の資料作成や物件の登記情報の取得などの業務に携わっていました。インターンに参加する前は、営業職に対して「最前線で華々しく活躍する」というイメージを持っていましたが、バックオフィスを経験したことで、一つの成約の裏には、膨大な丁寧な裏付けや入念な準備が必要であることを学んだんです。
こうした地道な作業の積み重ねこそがお客様の信頼につながり、高い成果に結びついているのだと実感できたことは、入社後も活きている非常に価値のある経験でした。
――念願の営業部門への配属が決まったとき、率直にどのような気持ちでしたか?
かねてからの希望が叶って、率直に嬉しかったです。ネクサスエージェントでは1年目は先輩とバディを組んで一緒に営業活動を行うのですが、私は直属の上司である課長とともに動くことになりました。会社からの期待を感じると同時に、「一日も早く戦力にならなければ」という良いプレッシャーもあり、胸が高鳴りました。
――実際に営業の現場に立ってみて、率直にどのように感じましたか?
最初は悔しい思いをすることもありました。同期の中でも初成約までに時間がかかりましたし、なかなか成約につながらない時期もありました。インターン時代に学んだ「地道な準備」の重要性は理解していましたが、現場の厳しさは想像以上でした。それでも、目の前の課題に一つひとつ愚直に向き合い続けてきました。今も上司や先輩方と比べれば至らない点ばかりですが、日々できることが着実に増えていくことに手応えを感じており、一歩ずつプロとしての階段を登っている実感があります。
――営業活動において、特に大切にしている信念や行動は何ですか?
まず、お客様や周囲からどう見られているかという「第一印象」を大切にしています。表情や立ち振る舞い、身だしなみといった基本的なことを常に高い水準で徹底することを日々意識しています。
また、お客様との対話においては定型的な営業トークではなく、お客様一人ひとりの意図・背景を深く汲み取ることを心がけています。以前、不動産業者に対して強い不信感をお持ちのお客様を担当した際、あえてすぐに営業の話はせず、まず安心感を持ってもらうために最大限の笑顔で誠実に接しました。その結果、「あなたに任せたい」と言っていただくまでの関係性を構築することができ、初めて上司の力を借りずに自分一人の力で成約まで結びつけることができました。この経験は1年間の成長を実感した瞬間でした。
猛追の末に掴んだ新人賞。自分を信じ抜いた1年間の証明
――2025年度の新人賞受賞、おめでとうございます。1年目を振り返っていかがですか?
ありがとうございます。受賞が決まった瞬間はまだ現実味がなかったのですが、全社員が集まる締め会での表彰式で壇上に立ったときにようやく実感が湧いてきました。
この1年間を振り返ると、なかなか成約につながらず苦しい時期もありましたが、そこで一喜一憂せず「入念な事前準備」と「徹底した日々の振り返り」を繰り返してきました。思うように結果が出ない日も、地道に積み重ねてきた姿勢が今回の受賞に結びついたのだと思うと、自分自身を信じて続けてきて良かったです。
――苦しい時期を乗り越え、一年間走り続けられた理由を教えてください。
上司から頂いた2つの大切な教えを常に自分の支えにしていたので、乗り越えられたと思っています。
1つ目は、「時間は何も解決してくれない」という教えです。ただ落ち込んでいるだけでは状況は変わりません。苦しい時こそ、自分の課題に対してひたむきに向き合い、常に「どうすれば出来るか」を追求することが成果につながるのだと教えていただきました。
2つ目は、「自分の原点である目標を見失わないこと」です。私には「母への恩返しのために、早期に経済力を身につける」という入社時からの目標があります。壁にぶつかっても、この原点に立ち返ることで、再び気持ちを奮い立たせることができました。
また、熱心に指導してくださる上司に「結果で恩返ししたい」という責任感を持って行動できたこと、そして互いに鼓舞し合いながら、切磋琢磨できる同期の存在も大きな支えになりました。
年度の終盤には、新人賞争いで上位と大きな差が開いていましたが、こうした教えや支えがあったからこそ、最後まで諦めずに地道に取り組み続けられました。その結果、最終的には猛追し、1位を勝ち取ることができたのだと思います。
――1年目を振り返って、ご自身の中で最も成長・変化したと感じる点はどこですか?
一番の変化は、確固たる自信を持ってお客様と向き合えるようになったことです。
入社当初は、話し方や立ち振る舞いから「自信がなさそうに見える」と上司や先輩にご指導いただくことがありました。お客様の立場で考えた時に「自信のない営業担当に大切な資産を託したいとは思わない」と気づきました。そうして、入念な事前準備をして一人ひとりのお客様と精一杯向き合い、成果を積み重ねるうちに、自然と内面から自信が湧き、お客様からの信頼につながることができました。
どこまでも「理想の自分」を追求する挑戦者の覚悟
――最後に、今後の目標を教えてください。
まずは、安定して成果を上げ続け、今年中には役職に就くことが直近の目標です。また2年目からは後輩とバディを組み、私が「支える側」となります。自分の成果を追うことはもちろん、後輩が成果を出せるよう全力でサポートしていきたいと思っています。ゆくゆくは実績だけではなく、人間性の面でも周囲から尊敬される存在になりたいです。
そして、私の原動力となっている「母への恩返し」の実現に向けて、これからも愚直に取り組み続けていきます。
私はこれまで、上司や先輩からの言葉やご指導のおかげで成長することができました。これからも周囲の声を素直に受け止め、一つひとつの課題に真摯に向き合いながら、理想の未来を目指して挑戦し続けます。