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この道こそ、僕が決めた道だ〜リモートワークでの組織づくり〜

こんにちは。ネクストイノベーション株式会社エンジニアの徳藤美咲です。ここでざっと私の自己紹介をします。



24歳女性、エンジニア歴2年、血液型はO型!

エンジニアになる前までは、、、と書き出すと長くなるので今回は割愛してまたの機会に!

そろそろ肌寒い季節になってきましたね。

最近よく、採用の際に「リモートワーク制度」についてのお問い合わせがあります。

そこで弊社CTOの宮田にリモートワークについてインタビューしてみました。


リモートワーク制度とはどんな制度ですか

インターネットに繋がり、いつでも連絡が取れる状態であれば、オフィスに出社しなくても自宅やノマドでお仕事をしていただける制度です。家事育児があり自宅勤務したい方や、自由な環境で作業したい方にはとても好評です。ただし条件もあって、しっかりコミュニケーションがとれ、成果にコミットできる方のみとなっています。ですので、技術研修が必要な方や、自立が不十分で成果をだせない方には条件を達成するまで出社をお願いしています。

コアタイムというのは実は明確に定めているわけではないのですが、だいたいみんなが仕事をしている時間に合わせて勤務してもらうようにしています。そのため、夜中に仕事をして朝昼は寝るといったことはできないですね。

リモートワーク制度を取り入れた経緯を教えてください

20代の頃はスーツでネクタイを締める系の企業でエンジニアをしていました。毎日、満員電車に揺られ、夏場は汗と制汗剤の匂いで吐き気がしたり、酷い時は途中下車したりもしていました。

でも、それが当たり前だと思っていたんですね。オフィスビルでお客様が来ることもあるんだからTPOを考えてスーツ着るのが当たり前、定時があるんだから勤務開始時間に合わせて満員電車に乗るのは当たり前、転勤になれば引っ越しをするのが当たり前、毎日往復3時間の通勤時間は当たり前。

そして個人的にチャレンジしたい想いがあって、30歳を過ぎたころに独立しました。自宅をオフィスにして受託開発をしていました。

すると、どうでしょうか。

スーツは着ない、満員電車もない、転勤もない。通勤時間??なにそれ?

という場所に縛られない生活ができるようになりました。

もちろん独立しているのでなんでも自由ですし、一方で、その分成果をださないと飯も食えないわけですが、それでもとても自分にフィットしたんですね。結果さえ出せば自由にできるというのが当時はとても画期的に思えました。

もちろん結果を出すために通勤時間以上のしんどさはあります。

守ってくれるものは無いし、将来も不安定だけど、「超自由!!!」

でも、この魅力をオフィス勤めの友達に伝えても、

「勤務地や時間の呪縛からは逃れたいけど、自分は独立してやっていけるタイプじゃないし、会社で仕事をもらって勤めることしかできない」

という反応でした。

「そりゃそうかぁ」と思いましたね。独立すると完全成果主義というか結果でしか評価されませんから、そういう世界を皆が望むわけじゃないよなぁと。

なんとか、結果だけで判断されるんじゃなくてプロセスをみながら評価され、かつチームとしてタッグを組む力を最大限に発揮しながら、勤務地に縛られない仕事がしたい。そういう想いが芽生えていました。

そんな想いもあって、ネクストイノベーションで初めてエンジニアを採用しようとした際に、せっかくネット診察なんていう場所にとらわれないサービスをやるんだから業務でも実現しよう、と使えるオンラインツールは積極的に使ってリモートワークを試験的に導入しました。



リモートワーク制度を導入してみて、どうでしたか?

やっぱり難しい。

自立していて成果をガンガンあげられるという人は、最初から必要なコミュニケーションはしっかりとるし、自分のタスクや時間、体調、メンタルなんかも自己管理が行き届いているので、いきなりフィットできたという事例もありました。

しかし、そういう人ばかりではないので、作業の見積もりが出来なくて手は動かしてるけど全く成果がでないとか、連絡つかなくなって集中してるのかなぁ~なんて思っていたら実は体調不良で休んでいたとか、オフィス勤務ならすぐに分かることがリモートだと難しくなりました。

オフィスに勤務していて常に顔を合わせていると、困ったことがあれば困った顔をみれる。体調が悪そうなら具合が悪そうな顔をみれる。居るというだけ、顔をみるというだけで、会話がなくても多くの情報をキャッチできるし、それによってお互いが配慮できることが多いです。

でも、相手の顔が見れない、ニュアンスが伝わりにくいリモートワークでは、より一層のコミュニケーションが必要になってくる。コミュニケーションを発信する側も、受信する側も全員がオフィス勤務以上に、相手のことを慮れないと上手く回らず、実際にコミュニケーションミスによる問題も起こっていました。

この課題点は、現在も皆でどうしたらうまくいくか議論しながら模索しているところで、今のリモートワークの運用としては最低隔週でオフィスに集まって顔を見ながら仕事しようということをしています。また毎日のデイリーミーティングではビデオチャットを使ってミーティングをしていて、タスクだけじゃなくて体調やメンタル面も気にしながら話合っています。



今後リモートワーク制度をどのようにしていく予定ですか?

リモートワークってあくまで組織が達成しようとしている目的を実現するための一つの手段(制度)なんですよね。これってプロダクトを作るためのプログラミング言語みたいなもので、要件を実現するための手段(実装方法)ってたくさんあってどう組み立てるか(設計)という話と同じように思います。わかる人は新しい言語使ってガンガンできるけど、なれてない人は暗中模索、といった状態。

なので、リモートワークという言語をつかって、上手くプロダクトをつくる(組織目標を達成する)ためのフレームワークをつくっておくことが必要だと考えています。RubyにおけるRailsのようなフレームワークをつくることで、リモートワークに不慣れな方でもレールを敷いて上げる環境づくりを進めています。

最後にひとことどうぞ

私達がリモートワークで抱えてるコミュニケーションの課題は、弊社のネット診察サービス「スマ診」を利用しているお客様にも当てはめることが出来る課題です。

オンラインという特性をしっかり考慮して、より密なコミュニケーションができる環境を、勤務環境だけでなくサービスにも適用して、よりよいものを作り上げたいと考えています。

ネクストイノベーションは、場所による制限を、自分自身だけでなく医療の世界でも取り払っていきたいという想いに共感していただけ、顧客視点でサービスを考えることができる仲間を募集しています。

ーー宮田さん、ありがとうございました!

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