ベテラン×若手コンサルタント スペシャル対談~ニュートン・コンサルティングでグローバルに生きる~
こんにちは!ニュートン・コンサルティング採用担当です。
当社はリスクマネジメントを専門とするコンサルティング会社として、国内外のさまざまなお客様をご支援しています。また、若手コンサルタントも早い段階から現場の最前線に立ち、経験豊富な先輩たちの姿を間近で見ながら成長することができます。
今回は、グローバルな経歴を活かしながら海外案件で活躍するベテラン×若手コンサルタントが対談を実施。ニュートンに入社した決め手や、お互いの仕事ぶりを見て思うこと、そして今後の夢などについて語り合いました。
今回対談したのはこの二人!
◆久野 陽一郎/エグゼクティブコンサルタント(写真左)
2008年、中途入社。東京都出身。危機管理、BCP、ERM、ITガバナンスなどプロジェクトを幅広く担当し、国内外500社以上の支援実績をもつ。特に、バイリンガル(日・英語)を活かしたリスクマネジメントのグローバル展開支援は高い評価を得ている。現在はBCP訓練ツールdan-loの責任者。
◆張 ジホ/コンサルタント(写真右)
2024年、新卒入社。韓国・ソウル出身。幼少期から韓国、アメリカ、日本、タイ、ロシアでの在住経験をもち、韓国語・日本語・英語の3カ国語を自在に使いこなす。韓国の軍事事情をはじめとした地政学リスクにも関心が高い。
海外経験が豊富な二人に刺さった、ニュートンのビジネスモデル
―まず、久野さんがニュートンに入社するまでのストーリーを聞かせてください。
久野:アメリカのフロリダ州立大学を12月に卒業して、アメリカで働こうと思っていたんだ。けれど、内定をいただいていた企業から就労ビザの取得ができず、年が明けた1月に帰国したんです。そうしたら、日本ではその年の就活シーズンはすでに終わっていて。「翌年の4月入社に向けた就活の解禁を待つとしたら、宙ぶらりんな期間が1年半続いてしまう…働かなくちゃ」と思って、フリーランスで翻訳・通訳の仕事を始めました。
張:就職せずに個人でビジネスを始められたんですね!具体的にはどんなお仕事をされていたんですか?
久野:姉の人脈から派生したご縁で、日本の海運物流会社での長期プロジェクトに通訳として参加させてもらえることになりました。グローバル全拠点でのシステム統合を行うプロジェクトで、日本だけでなくタイ、ベルギー、シンガポール、アメリカなどいろいろな国に出張して、現地のエンジニアや事業部門の皆さんと、日本人の開発会社の方々との間に入って日↔英で通訳・翻訳をしました。仕事中だけでなく食事中も通訳をするので、コミュニケーションの架け橋としてひたすらに奔走する毎日だった。
張:フリーランスの通訳として活躍していた中で、どうしてニュートンに就職することになったのでしょう?
久野:就職を決意したのは、通訳として丸2年働いた結果、「もっとビジネスを知りたい」と思ったから。加えて、経営を学びたくて、経営層の仕事を間近で見ることができるベンチャー企業に入りたかった。それに、グローバルで働くことも自分の中では大事な要素だった。そしてコンサルティング業界であれば、お客様の支援を通じて自分自身も幅広い事業モデルを学べるんじゃないかと。そんなことを考えていた時、エージェントに紹介されたのがニュートン・コンサルティングだった。
当時のニュートンは設立から2年も経っていなかったし、海外のコンサルティング案件に携わることができるし、自分が求めていた「グローバル」「ベンチャー」「コンサル」の三要素が全て揃った会社だったから、ここで働きたいと思ったんだ。
―張さんのこれまでの経歴や、入社の決め手についても教えてください。
張:私は幼少期から大学卒業まで、父の仕事の都合もあっていろいろな国に住んできました。ざっとご説明すると…韓国のソウルで生まれ、4歳の時に渡米。1年ほど経ってまた韓国に戻り、小学校3年生の途中からは日本で生活していました。中学1年生のときに東日本大震災が起きて、混乱の中で「これからどこを拠点としていこうか?」という家族会議になったんですね。私は英語が学べる環境に行ってみたいと意思表示しました。兄がすでにアメリカに留学していたので、両親に金銭的な負担をかけないためにも、自分はもう少し近い国に行こうと思い、中学2年生の途中から高校までタイの国際学校に通いました。
大学はアメリカと日本のどちらの大学に進むか迷ったものの、当時は英語よりも日本語のほうが話しやすかったので、中央大学に入学しました。
久野:激動の学生時代で、韓国語・英語・日本語のトリリンガルになったわけだね。そして、張くんは韓国での兵役も経験しているんだよね?
張:はい、22歳で入隊しました。対テロ部隊に配属されて、上空11メートルのヘリコプターからロープで降りるなどさまざまな訓練を受けましたね。
▲兵役中に撮影した一枚
19カ月(当時)の兵役期間を終え、24歳で除隊となり大学に復学しましたが、コロナ禍だったので日本に入国できない状態でした。当時、両親が仕事の都合でロシアにいたので、私もロシアに行き、リモートでオンライン授業を受けて卒業しました。
久野:韓国、アメリカ、日本、タイに加えてロシアまで!5カ国で在住経験があるなんて、聞けば聞くほど濃い半生だよね。そんな張くんがニュートンに入社したのはなぜだろうか?
張:商社に就職して、これまでの海外経験を活かしながらいろいろな国で働いてみたいと思っていたのですが、久野さんと同じく、エージェント経由でニュートンを紹介してもらったんですね。
一次面接を受けてみたら、面接官の方に「テロを防ぐという、張さんが軍で経験したことはリスクマネジメントでもありますよね」と言われて、「確かにそうかもしれない」と。自分の経験と、ニュートンが専門としているリスクマネジメントに共通点を感じて、興味が芽生えました。しかも、ニュートンは海外でのコンサルティング案件もたくさん抱えていて、グローバルに働きたいという夢も叶う場所だと確信したので、入社を決めたんです。
これまでの人生が、コンサルタントとしての今につながっている
―お二人とも、グローバルに働くことを念頭に入社したのですね。
実際、ニュートンでその夢は叶っていますか?また、これまでの海外経験などが役に立つ場面はありますか?
久野:私はこれまで国内外500社以上のお客様をご支援する中で30カ国を訪問し、グローバル企業の海外拠点におけるリスクマネジメントをサポートしてきました。海外のセミナーで、BCPや地政学リスクなどのテーマで講演を依頼いただくこともあって、グローバルに活動させてもらっていますね。張くんも新卒2年目にして、すでに海外案件に携わっているよね。
▲ 2018年、久野さんがフィリピン・マニラで企業のBCPについて講演したときの様子
張:はい。ありがたいことに、先日はタイの企業の方々に向けて英語でプレゼンをさせていただきました。別案件でも近々、とあるお客様の海外拠点での演習で現地に行き、ファシリテーションを担当することが決まっています。
英語を使う業務では、国際学校で培った語学力を発揮できていると実感します。久野さんも語学に関しては、やはり大学時代の学習や、通訳としての実績が活かされているのでしょうか?
久野:大学時代にアメリカでサマーインターンに参加したことが、一番大きな経験だったかもしれない。担当エリアの各家庭に訪問して教材を営業販売するという仕事だったんだけど、老若男女に毎日突撃して商品の魅力を英語でアピールしていたから、プレゼン力や語学力がずいぶん鍛えられたよ。
張:久野さんのご経験について、初めて知ることが多くて驚きの連続です…!
久野:大学時代については、もっといろいろなエピソードがあるんだけど、どんどん横道に逸れそうだからいったんやめるね(笑)。
―お互いの仕事ぶりを見て感じることは?
久野:張くんがすごいのは、語学だけでなくて兵役の経験も仕事に生かせていること。先日、お客様から台湾有事対応に関するご相談を受けて、朝鮮半島有事の話に派生したとき、例えばソウルを拠点している会社であれば市内でテロが起きたときにどのような対応が必要なのか、張くんが丁寧に回答していたよね。この成果があったから、別の回の打ち合わせでも「張さんに朝鮮半島有事について聞きたい」と指名をいただいていたし、素晴らしい!
張:ありがとうございます。リアルな経験をふまえて、お客様の役に立つことができて嬉しかったです。私は久野さんの知識量に圧倒されています。たとえば南海トラフ地震を想定する場合、そのお客様ではどんな訓練が必要になるのか、ご相談を受けたら瞬時に具体的な提案をされていますよね。久野さんの説明を聞きながら、お客様の中で漠然としていたイメージや指針も明確になって、最終的に目指すことが見えてくる―。その過程を間近で見るのは刺激的で、勉強になります。
まだまだあります!
ニュートンでこれから挑戦したいこと
―最後に、ニュートンのコンサルタントとしての展望を教えてください。
久野:私は現在、リスクマネジメントのDX化を通したご支援にも携わっていて、AI搭載のBCP訓練ツール「dan-lo」の事業はもっと拡大させたいですね。それから、「ニュートンの海外拠点を作りたい」とずっと考えていて、ニュートンの経営にもさらに深く関わりたい。やりたいことが本当にたくさんある状態です。張くんはどう?
張:久野さんをはじめ、国内外の案件を担っている先輩方の背中を追いかけて、世界で活躍できるコンサルタントになりたいです。現在はBCPのご支援に携わることが多いのですが、今後は全社的リスクマネジメント(ERM)のコンサルティングについても経験を積みたいと思っています。
久野:素晴らしいね。もっと幅広く、もっとグローバルに働いていこう。ところで、このあいだコンサルの何人かで、張くんが行きつけの韓国料理店に行って楽しかったよね。張くんが皆のために献身的にお肉を焼いてくれたから、あの日は張くんの話をじっくり聞けなかった(笑)。だから、今日はいろいろ話せてよかったよ。
張:ありがとうございます。今日は久野さんの知られざるキャリアをたくさんお聞きできて、楽しかったです。お食事もまたぜひ、よろしくお願いします。久野さんはタイ料理もお好きなんですよね?
久野:タイ料理も大好きです。屋台風のおすすめの店があるから、今度一緒に行こう!