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中途入社早々全面リモートワークになった話 ~壮大な社会実験の成否~

こんにちは。2020年3月にニュートン・コンサルティングに入社しました谷野と申します。
本稿では、3月の入社早々にコロナショックの渦中に飲み込まれて全面リモートワークになった、という期せずして起こった私の働き方改革についてお話ししたいと思います。

状況について

私はもともと3月1日入社 (営業日では3月2日初出社) 予定だったのですが、2月末に「ニュートン・コンサルティングでは3月より原則として在宅勤務の方針になった」との連絡が入りました。
当然、初出社がリモートでは、システムの初期設定や健康保険組合加入などの人事手続きが出来ません。そのため一旦出社日が3月9日に延期されました。

その後、予定通り3月9日に初出社をしましたが現在のところオフィスに出社したのはこの1回のみです(笑)。
この日にチームのリーダーや当日出勤していた社員の皆さん(大体半分くらい?)にお会いして、ささやかに歓迎会(このような状況なので飲食店には行かず、オフィスのフリースペースで缶ビールとおつまみで)も開催していただきました。

そして翌日から現在までオールリモートワークです(笑)。状況が流動的なため、最初は「まずは1週間くらいかな。そのあとは徐々に出社して顔合わせも出来るかな」と思っていましたが、入社後1か月半経った現在まで出社したのはたったの1日だけです。

これまでも政府主導で、様々な会社が「働き方改革」に取り組まれていましたが、今回はやむにやまれぬ事情です。
ニュートン・コンサルティングでは、もともと主にリモートワークで活躍されている社員の方もいて、IT環境など土壌は整っていました。
しかし、全面となると話は別です。さらに私は入社早々ですので、壮大な社会実験に取り組んでいる気持ちです。

そこで感じたリモートワークでもうまくいったこと、リモートワークで気を付けたほうがいいと思ったこと、リモートワークでは難しいことなどを私目線でご紹介できればと思います。

リモートワークでうまくいったこと

まず、リモートワークでうまくいったことについてです。

ニュートン・コンサルティングでは、入社時に充実したカリキュラムの社内研修が行われます。
現在の環境下では、基本的にGoogleハングアウトやZOOMを活用して、画面にスライドを映して講義が行われ、内容によってはグループワークを行いながら進行します。

研修内容を一部オンライン仕様に工夫していただいていることなど、講師の方々の苦労は偲ばれますが、受講する側としてはほぼストレスなしという印象です。
ただ、講師の方々は、受講者の表情や雰囲気がオフラインと比べて分かりづらく、理解度が確認しにくいのでは、と思うので意識的に講師へ合いの手を入れるように質問することを心がけています。
質問は音声のほかにチャットで行うことも出来るため、進行を妨げずにスムーズにできます。

また、研修の合間の接続状態で、同じ中途入社の社員や新卒の方々とちょっとした雑談をすることもあり、まだ直接会ったこともない状態ですが徐々に仲間意識が醸成されていくことも面白い発見でした。

通常業務についてはまだ限定的な参加ですが、コンサルティングという業務特性上リモートワークにも馴染みやすいと感じています。
ここが物理的な在席や移動を必須とする職種とは大きく異なる点で、全社完全リモートへ移行できた大前提ではありますが、それ以外にももともとITを積極的に活用していたことなど、ニュートン・コンサルティング特有の理由もあると思います。

リモートワークで工夫が必要なこと

ニュートン・コンサルティングでの日常業務のコミュニケーションは、基本的にビジネスチャットツールのSlackで行われます。
有名なメラビアンの法則によれば、人のコミュニケーションは言語情報よりも声のトーンなどの聴覚情報や、表情・身振り手振りといった視覚情報が圧倒的に大きいため、Slackのちょっとしたコミュニケーションでも出来るだけ感情を添えることが重要だと思いました。

特に私はベースとなる人間関係がほとんどない中でのリモートワークとなりましたので、文字だけでは冷たい印象を与えてしまうことや、細かいニュアンスが伝わらないといったことが懸念されます。
Slackには多彩な絵文字が用意されており、社内文化的にもフラットな印象を受けたため、積極的に絵文字や「!」などを使用するようにしています。

また、ニュートン・コンサルティングのSlackのチャンネルでは「Iyashi」チャンネルと呼ばれる、主にペットの写真を共有してワイワイするというものがあり、インフォーマルなコミュニケーションを促進する仕組みがもともと用意されていました。
今は我が家に残念ながらペットがいないため、私は絵文字で反応するくらいしかできないのですが、雑談をすることで相互理解が深まったり、思わぬビジネスアイデアに繋がったりすることもあるため、「これからもし働き方がリモート中心の世の中になったら」ということを考えると、このような仕組みをさらに拡充することも必要だと感じました。

リモートワークで難しかったこと

私は個人的に、これまでも仕事仲間と積極的に飲食を共にしてきたこともあり、いわゆる「密なコミュニケーション」が嫌いではありません。
ただし、現在のコロナ禍では「3密」は厳禁で、居酒屋さんでの飲み会などは開催が困難です。
そこで、最近話題の「ZOOM飲み会」や「ZOOMランチ会」といったオンラインでの懇親会を開催していただくことで、唯一の出社日にお会いできなかった方々とも顔合わせをすることが出来ました。

ただ、やはりリアルな飲み会とは勝手が違うこともあり、完全に代替することは難しい、というのが現在の印象です。
例えば5名で行われるリアルな飲み会であれば、場が温まってきたら座席の配置によって「AさんとBさん」「CさんとDさんとEさん」で同時に別々の会話が行われる、などということも自然に起こりますが、オンラインではどうしても話者が1名になってしまい、情報交換の密度や量も限定的になってしまいます。
また、通信環境によっては話が聞き取りにくいというトラブルも発生します。


それでも総じて場を楽しむことが出来ましたし、しっかり二日酔い一歩手前くらいまで深酒をしてしまいました(笑)。
このように、「オンラインで出来ないことは諦めて、出来る範囲内で楽しむ」という潔さも必要なのかなと感じました。

結論:入社早々リモートワークでも意外と何とかなる

このような壮大な社会実験に、早くも結論を出してしまうことに憚られる思いもありますが、誤解を恐れず大胆にも結論を出してしまうと、少なくとも当社においては「いきなりリモートワークでも何とかなる」のではないかと思っています。

もちろん、前述のようにリモートワークで「注意したほうがいいこと」や「どうしても出来ないこと」があるため、それらをしっかりと認識し、時には潔く諦めることも必要です。
私は「何かの制約に対して知恵を絞ることで制約の克服に挑戦する」ということがもともと好きなため、このような環境を前向きに捉えることが出来ました。
また、前向きに捉えられれば、オンラインで出来ないことは、「直接会った時のお楽しみ」にとっておくという思考転換にも繋がります。

最後に、このような社会の大きな動乱期に、意図せずとも実験的な取り組みに参加出来たことを幸運に思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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