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目指すのは「『良い体験』を導く請負人」。COOが描くこれからのニューロマジック

多種多様なメンバーが活躍するニューロマジックは、役員陣も魅力的で個性あふれる人ばかりです!

今回は取締役執行役員COOとして会社全体を統括しながら、自身でも営業活動やプランニング等、幅広い分野で活躍している木村隆二さんにインタビューを行いました。
プライベートではドラマーとしても活動し、音源もリリースしている現役ミュージシャンです!

そんなアクティブかつエネルギッシュな木村さんに、ニューロマジックのこれまでの歴史や今後のビジョン等、たっぷり語ってもらいました!

ーー木村さんの今までの経歴を教えてください

2005年11月にアシスタントディレクターとして入社しました。ニューロマジックに入る前はミュージシャンをやっていたので、会社勤めとしては当社が一社目ですね。


ーー入社したきっかけはなんだったのでしょうか?

前述の通り、ニューロマジックに入社するまではミュージシャンをやっていました。バンドとしてCDのリリースや、地元仙台でラジオ番組のパーソナリティなどもやらせてもらい、このまま順調に進んでミュージシャンを職業として続けられるかも、という淡い期待を抱く一方、それがいばらの道だというのも分かっていたので、25歳で見切りをつけました。

当時はバンドを辞めるかどうかをとても悩みましたね。でも、バンドの渉外活動を仕切って物事を進めていくことにも手応えを感じ始めたことから、「自分はミュージシャンよりもビジネスの世界の方が向いているのでは」、と思い切って決断しました。

そして広告業界をメインに就職活動を始めますが、これが最初は鳴かず飛ばずで大変でした。「面接に受かって仕事に就いて、お金を稼ぐのって大変だな」と痛感したのを覚えています。

ニューロマジックを知ったきっかけは、転職エージェントからの紹介でした。2005年当時、広告の花形といえばTVCMやグラフィック広告だったのですが、デジタル領域の制作会社という響きに「これから伸びていきそうな業界だし面白そうだな」と思ったのが最初の印象です。また、当社のことを知るにつれ、戦略部分を大事にしていることや、広告以外の幅広いコミュニケーション課題にも向き合っていけそうな部分に惹かれました。

面接はどの会社よりもカジュアルでフランクでしたね(笑)。代表の黒井の飾らない人柄や会社のフラットな雰囲気が「自分にすごく合いそうだな」と感じたのを覚えています。

募集形態が当初は紹介予定派遣だったのですが、「最初から正社員として内定を出したい」と言ってもらえたのも嬉しかったので、迷いなく入社を決めました!

入社から16年が経ち、今では採用担当として面接に参加していますが、当時のような「カジュアルでフランクな面接」はいい意味で変わっていないように感じます。着飾った自分たちではなく、できるだけ普段の雰囲気を感じてもらいたいと思っていまして、このあたりは時間が流れて人は変われど、当社のカルチャーのひとつとして根づいています。


ーー木村さんの入社当時から現在の仕事内容を教えてください

入社当初はアシスタントディレクターとしてディレクターのチームに所属していました。

2年目からは、当社にそれまで存在していなかった「営業組織」を作るべく特命をもらい、1人で営業活動をスタートしましたね。広告代理店への新規営業や関係者が集まりそうなイベントに参加するなど、とにかく色んなところに足を運びました。

その翌年には、それらの活動を組織化して企画営業チームを作り、僕がリーダーに就任。

数年の活動後には、自身の担当領域を広げていく形で09年にセールスとプランニング、プロジェクトマネジメント領域担当の執行役員になり、16年からは取締役執行役員COOとして会社全体の経営も見ています。

17年にはサービスデザイングループの設立とオランダに子会社の設立というのもありまして、両方の担当執行役員にもなりました。

現在は取締役COOとして会社全体の経営に携わりつつ、執行役員として全社の売上や営業活動の統括、サービスデザイン領域のグループマネジメント、海外事業の管掌を行っています。特にサービスデザイン、UXデザイン領域に関しては先頭に立って営業活動やプランニングなどの実務を行っています。当該領域の商談の最初は、ほとんどの場合僕が担当していますね。色々な出会いがあって刺激的で楽しい日々です!

ーーそれだけたくさんの領域に携わっていると頭がパンクすることはないですか?

はい、真正面から全部やろうとするとパンクしそうになるので、うまく忘れるようにしています。


ーーうまく忘れる、とは?

一人で抱え込まないようにすることです。「これはこの人に渡せそうだな」という仕事は積極的に渡して、渡せたら一旦そのことを考えるのをやめます。そうして、今自分が取り組むべきことだけが目の前にある環境を作るんです。

「イチロー選手はお昼にカレーしか食べない」とか、「スティーブジョブズ氏は黒のハイネックしか着ない」っていうエピソードがありますよね。これって「余計な決断の量を減らすことで自身が本当に力を発揮すべきことに集中する」といった考えが背景にある話だったと思いますが、僕も今のポジションになって、非常に僭越ながらその意味を痛感しています。

人間が持っている一日あたりの「気力」は限られているので、チリツモでも細かなことに意識を奪われ続けていくと、いざ大事な仕事に取り組もうと思った時には気力が底をついていて、上手く考えが回らないことがこれまでに何度もありました。

そういうことを回避するためにも、他の人に渡せそうな仕事は積極的に渡していきます。一瞬でも忘れられる効果は絶大です。本当に、メンバーのみんなには日々感謝しています。

もちろん適当に渡すのではなく、それがその人の成長になるか、ということも考えて渡すようにしています。


常識や前提を疑いながら、質の高い適切な問いを

ーー木村さんが仕事をする上で大切にしていることを教えてください

「問いの質を上げる」ことですね。これはメンバーの相談に乗る時もそうですし、自分自身で何かを考える時にも同様に大切にしています。問いの質が解決策の質を左右すると思っていまして、凡庸な問いには凡庸な答えしか生まれません。

僕の仕事は「何らかの判断をし続けること」が大半を締めていて、提案書のチェックや人材採用の合否、人事査定、トラブル対応など、様々な事案の判断が持ち込まれます。結果を大きく左右する判断も多いですが、時間の制約上コンスタントに意思決定をしていく必要があります。そんな限られた時間の中でも、常に常識や前提を疑いながら、適切な問いを発することができるかどうかが良い判断につながると考えており、日々大切にしている部分ですね。

これはニューロマジックのミッションとバリューにも通じているところで、ニューロマジックの仕事の楽しさは、「答えがないものに対して答えを見つけていくこと」だと思っていています。ミッションに掲げている「あらゆるコミュニケーションにおいて、最もふさわしい解決を実現する」ためには「問いの質の向上」が欠かせないんです。

また、バリューにある「Be Disruptive」と「Be Smart」は言うのも難しいし行うのはもっと難しいので、常に自分たち自身に対しても厳しい問いかけを繰り返していかねばならないと思っています。

ちなみに当社のバリューの3つ目である「To Be Happy」は、代表の黒井の世界観がよく反映されていますね。

どこか遠くの見知らぬ大勢の人を幸せにしよう、と声高に謳うよりも、解像度高くイメージできる自分たちの身近にいる人たちを、リアルに感じながらまずは一緒に幸せになっていこう、という世界観。僕自身もとても共感し、大切にしていることです。なんでしょう、「手触り感のある幸せ」の輪を、ニューロマジックが成長していくことで広げていけたらとっても楽しいだろうなあ、と思っています。

これから仲間になってくれる人たちには、是非このミッションとバリューに共感して仲間になってもらえたら嬉しいですね。

https://www.neuromagic.com/who-we-are/


ーー今までで特に大変だったエピソードはありますか?

大変だったエピソード…16年もやっていると色々ありますね(笑)。

リーマンショックや震災後は顧客構成もガラリと変わって、それまでの方針を改めて見直さなければいけなかったですし、もっと前の話だと、営業活動を始めたばかりの頃は「何も分かっていない若造」というような扱いを受けることもありましたね…。実際、社内で営業を教われる方もいない中での我流だったので、ホントに何も分かってなかったんだと思います(笑)。

ただ、それでは成長につながりませんので、日々内省を欠かさず行い、一方で書籍などを読んでインプットし、果敢にアタックしていきましたね。

もちろん失敗することもありますが、僕は悩んだ時は行動を起こすことを大切にしています。立ち止まっていては何も前進しないですが、行動を起こせば少なからず前には進めるので。なので、どんな時も立ち止まらずにその時できる「なんらかの行動」をとるようにしています。

色々大変なこともありましたが、思い切って行動をした時は結果がついてくることのほうが多く、今でも心がけのひとつになっています。

「『良い体験』を導く請負人」になるべく、「ふさわしい解決」を提供していく

ーー木村さんが想い描くニューロマジックの今後のビジョンを教えてください

当社では1年半ほど前から「EXPERIENCE AGENCY」をスローガンとして掲げています。文字通り「世の中の『不都合な体験』を良い方向に導く請負人」になっていこう、という意思表明です。

そのスローガンを体現すべく、ベンチャー、スタートアップ、中小大手などクライアント様の規模に関わらず、我々のミッションにもある「ふさわしい解決」を提供していきたいですね。

また社内に目を向けて見た時に、こうして順調に会社が成長しつつも「自由でフラット」なカルチャーがキープできているのは重要なポイントだと思っています。今後は社内のみならずそのカルチャーを社外にも広げていく上で、「Neuromagic professional Partners(NPP)」という外部パートナーの仕組みも強化していく予定です。

当社はある意味「都市」のような存在を目指していまして、都市ってそこに住む人もいれば働きに来る人もいるし、ふらっと遊びにくるだけの人もいますよね。そんな多様性感の漂う会社を目指しつつ、ある種の生態系としての「ニューロマジックエコシステム」にまで都市の概念を広げていきたいと考えています。


ーーサービスデザイングループを今後どんな組織にしていきたいですか?

会社として掲げている「EXPERIENCE AGENCY」というスローガンを、一番先頭で具現化していくのがService Design Groupの役目だと思っており、どんどん未来を切り開いていく人たちが集う部署でありたいですね。

「体験を創る」とひと口に言っても、それを実行していくためには事業のこと、ブランドのこと、マーケティングのこと、組織づくりのこと、世の中のこと、テクノロジーのこと…などなど数え上げたらきりがないほどの変数を頭にイメージして、それらを整理しながら取り組んでいく必要があります。こういったことを「大変だ」ととるか「楽しそう」ととるかは人それぞれだとは思いますが、ワクワク取り組む人が働きやすい場所でありたいと強く思っています。


「何をやるかも大事だけど、誰とやるかはもっと大事」

ーー取締役執行役員として、社員と向き合う時に大切にしていることを教えてください

大切にしていることは2つあります。

1つ目は代表の黒井がよく言っており社員にも浸透している「『誰が言うか』ではなく『何を言うか』で議論しよう」です。

「役職者が発言するのだから正しいことだ」「新入社員だから発言は聞き入れられない」なんて理不尽なことは一切なくし、上下関係で会話するのではなく、言っている内容で話をしよう、ということです。僕自身も普段からこれを心がけていることで、メンバーから色々なアドバイスや、時には諫言をもらえることもあります。これは自分にとっても大事な機会ですし、メンバーの心理的安全性を担保してイキイキと働いてもらう上で重要な態度表明だと思っています。

2つ目は「何をやるかも大事だけど、誰とやるかはもっと大事」です。

僕自身、代表の黒井によく面倒を見てもらい、ここまで楽しく仕事をやってこられたので、常々「良き上司に恵まれてよかったな」と思っています。これが逆に人徳のかけらもない嫌な上司だったら…とっくの昔に辞めていたでしょうね(笑)。今は取締役執行役員COOとして多くのメンバーのマネジメントをしていますが、そのメンバーたちから見て自分は「一緒に働きたい誰か」になれているのか、を日々自問自答しています。


ーー木村さんから見たニューロマジックの魅力・働きがいを教えてください

「EXPERIENCE AGENCY」というスローガンを掲げる以前から、国内でも早期からサービスデザインの領域に取り組んできており、再現性のある独自のワークショップ手法含めて一日の長があると自負しております。こういった領域の仕事経験を積みたい方には、ご希望に沿える環境をご提供できるはずです。

また、一緒に働くメンバーの人の良さ、気持ちよさも自慢のひとつですね。自分が採用したメンバーだから贔屓目なんじゃないかと思われそうですが、お取引先様からも「ニューロマジックの担当者は一緒に仕事をしていて楽しい」とおっしゃっていただくことがしばしばありまして、きっと自分の思い込みだけじゃないだろうと思っています(笑)。


ーーどんな人にこれからニューロマジックの仲間になってほしいですか?

将来像の描き方や職業観は人それぞれ千差万別なので、会社とも色々な関わり方があって良いのだと思っています。なので「こういう人」と決め込むのが難しいと思ってしまうのですが。

とは言え、縁あって長い時間を一緒に過ごす仲間、ということでいうと、ニューロマジックが掲げるビジョンやバリュー、スローガンに共感していただけるか、実際に社員と会話してみて弊社のカルチャーが水に合いそうか、のびのび働けそうか、というところを是非考えて(感じて)いただきたいですし、僕らもそういった観点で考え、感じるのだと思います。

素敵な一期一会を楽しみにしています。

木村さんが現在ドラマーとして活動しているバンドはこちらです▼
https://twitter.com/sloppyjoe_jp
http://8millionkami.jp/

面談のついでに木村さんと音楽について語りたい!なんて応募も大歓迎です。

皆様のご応募、お待ちしております!

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