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文系出身なのにデータサイエンス?戸惑いからはじまった、夢の実現への道

こんにちは! ネットプロテクションズ(以下NP)広報担当です。

学生時代に思い描いてきた夢を、就活を通して見失ったような、または夢を実現できそうな企業に就職したつもりだったけど夢から遠ざかったような、そんな感覚を感じたことのある新社会人は少なくないかも知れません。

就活の結果、ずっと抱いてきた夢とはかけ離れているようにみえる環境のNPに入社した18新卒の岡部翼。入社前にはNPに就職を決めた理由について、このように話していました。
https://www.wantedly.com/companies/netprotections/post_articles/110816

入社から1年を経た今、実務にふれてどうだったか、NPで自分の夢は実現できそうかを聞いてみました。

文系出身の自分がデータサイエンスに携わっている不思議

入社前の記事では、「弱い立場の人を助けたい」という使命を持ち国際関係を専攻していた自分が、どうして国連やJICAではなく、Fintech領域のベンチャー企業であるNPに進路を決めたのかを、お話させていただきました。

入社から1年。私は今、2つの部署に所属しています。BtoBグループのカスタマーサービスユニットと、ビジネスアーキテクトグループのデータサイエンスチームです。

データサイエンスチームでは、NPがもつビッグデータを与信精度を向上や購買プロセスの分析などに、どのように活用するかを検討しています。その取組には、AIや機械学習が関わるので、微分などの数学の知識が必要不可欠。文系出身の自分にとっては「まさか、大学を卒業してから数学を学び直すことになるとは!」という予想外の経験になっています。

NPには、新人研修でプログラミングを学ぶ機会がありました。「事業全体を見渡すために、システム開発の知識・経験も必要だから、なにか一つウェブアプリケーションを作って勉強しよう」という趣旨の研修でした。はじめての経験に楽しさもありましたが、「この経験は「弱い立場の人を助けたい」という夢の実現にどうつながっていくのか」をイメージできず、苦しい期間となりました。

でも、今になって振り返ってみるととても有意義なことだったと感じています。プログラミングは「得られるはずの利益を得られていない人たちに手を差し伸べたい」という自分のビジョンとつながるということが、データサイエンスに携わったことでわかったからです。詳しくは後でお話しますね。

文系から理系への方向転換。でも軸はブレていない

仕事をしてみて、さまざまな手法に出会えることで、ずっともってきた夢を実現する方法を学べています。この先、携わっていきたいと考えているソーシャルビジネス事業につながる道筋をもらえたんです。

まず、「日常生活に困難を感じる人たちが自立して自由な選択ができるように、手助けをしたい」と考えるなら、実は手助けを持続的な仕組みにできることが鍵となります。

NPでは与信や決済という軸で、新しいアタリマエとなる「社会インフラ」の形成に携わっています。NPで決済ビジネスを経験することで、自分の夢を実現するのに必要な「持続的な社会基盤をつくるための視野・スキル」を養えると感じています。

さらに、データサイエンス部門に関わったからこそ新たに、夢の実現の方法も見えました。少し話が戻りますが、私はNPのユーザーデータを、ユーザー自身が活用し、信用を表現できる仕組みをつくれれば、立場の弱い人の自由な選択を支えることができるかもしれないと考えています。

すでに出てきている信用に関わるサービスは、事業者がユーザーの信用を保証する枠組みのものが多いと思います。誰か中央集権的に信用を管理している仕組みであること自体は、国が管理していたとしても変わりがありません。知らぬ間に誰かに歪みが生じる構造になっているかもしれない。

であれば、ユーザーが自身の信用を構築する形があってもいいと思うんです。たとえは、NPのサービスから自ら信用につながる素材を得て、他のサービスから得られた素材と併せて、自身で信用を構築する。納得して活用できると思います。

誰かが管理する信用では、管理者が見た部分からしか個人を表現できない。そこには歪みがあると思います。本人をベースに管理すれば、幅広い情報を根拠にできる。フェアな信用のあり方であり、信用格差を生みにくい形にできるかもしれないと考えています。自身で構築する信用をもとにして、誰もが次のチャレンジを呼び込める循環を、生み出せたら良いなと考えています。

長くなりましたが、このようなビジョン実現のアイデアを持て、研究を深められているのは、NPならではのことだと思っています。普通であれば、データサイエンス、AI、プログラミングといった業務に携われるのは、理系で専攻の近かったメンバーですよね。その方がすでにある知識を活かせて推進しやすいはずですから。でもNPでは、会社と自分にとってそうすべき理由を説明できれば、かなり広く「やりたい」を認められます。自分のビジョンのために取れる手段は、意味のない制約を受けることなく選べます。

偶然であれ、1年めからそんな機会に出会えたことに感謝していますし、これからもさまざまなチャンスに出会えると思えます。

機会の扉や可能性はいつでも眼前に開かれている

前述の記事中に、弱者を支えたいという気持ちから「国連やJICAといった公的な組織に入ることを検討して」いた、という言葉が掲載されています。でも、結果的にNPを選択してとてもよかったと今では感じています。

というのもNPでは様々な領域を学ぶ機会があります。ここまでの手広く流動的に挑戦できる環境は、公的な組織では難しいように感じます。

1年前の自分に教えてあげたいですね。「思っている以上に、できることの可能性は広がっている。学生の時の知識から考える選択肢だけでは思いつかないような、決して得られないような経験ができる場所が、世の中にはあるんだよ。そういう会社を、あなたは選べてよかったね」と。

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