ネットプロテクションズ(以下、NP)は、世界最大級の家電メーカー Haier (15年連続世界シェアNo.1)が主催する国際的なアワード「ZeroDX Award 2025」において、「ベンチマーク・イノベーター賞」を受賞しました。
昨年に続き2年連続で「ZeroDX Award」を受賞しており、世界各国の企業がノミネートするこのアワードでの連続受賞は、私たちの組織文化がグローバルに評価された証と言えます。
「ZeroDX Award 2025」概要
「ZeroDX Award」は従業員、業務、顧客との間にある距離を取り除くという概念のもと、組織運営の革新を進める企業を評価する賞です。
大型家電で15年連続でシェアNo.1のグローバル家電ブランド「ハイアール」、組織の経営改革を専門とするコンサルティング会社「MLab」、及びビジネスリーダーを世界的に評価・発信するThinkers50が運営する「ビジネス エコシステム アライアンス」など、各業界で影響力を持つ団体によって運営されています。
Haier が掲げる経営理念「人単合一(RenDanHeYi)」を体現する企業が顕彰されています。
「人単」とは、従業員一人ひとりが起業家のように自律して意思決定を行うこと。
「合一」とは、その意思決定がユーザー価値の創造に直結することを意味します。官僚主義やヒエラルキーを打破し、従業員が主体的に顧客と向き合う経営モデルは、欧州を中心とした研究者からも注目されています。その権威性の高さから、これまでに世界各国の先進的な企業が受賞してきました。
ネットプロテクションズの評価点
NPの組織づくりは、「ティール型組織」という運営モデルを基盤としています。これは、管理階層をできる限り減らし、社員が自律的に意思決定できる環境を整えるというものです。
プロジェクトの発案から意思決定、実行に至るまでを現場のメンバーが主体的に担い、経営層の指示を待つのではなく、自ら挑戦していく。そこに責任と自由が伴うからこそ、高いモチベーションとスピード感が生まれます。
さらに、サービス開発のプロセスにおいては社員が直接ユーザーの声を聞き、その気づきをもとに自分たちで改善のサイクルを回す文化が定着しています。顧客と社員の距離が近いからこそ、迅速に市場の変化に対応し、新しい価値を生み出すことができるのです。
後払い決済市場をリードし、2021年に東証プライム市場へ上場した背景にも、この自律型組織が大きく寄与していると評価されました。
表彰式への参加
2025年9月19日、中国・北京にて開催されたフォーラムおよび表彰式において、当社も参加し、国際的な評価を受けました。
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会場には、400名以上の参加者で国際的に活躍する研究者や経営者も多く参加しており、世界的に組織変革や経営イノベーションへの関心が高まっていることを改めて実感しました。私たちにとっても、自社の取り組みを世界に発信し、同時に多くの学びを得られる貴重な機会となりました。
写真上:Richard STRAUB氏によるスピーチ。 ピーター・ドラッカー・ソサエティ・ヨーロッパ(Peter Drucker Society Europe)代表。 写真下:Annika Steiber氏によるスピーチ。 マネジメント・インサイトの創設者兼CEO、シリコンバレー・レンダンヘイ・リサーチセンター所長。
これからに向けて
今回の受賞は、私たちの組織の在り方が国際的に認められた大きな節目となりました。しかし同時に、これはあくまで通過点に過ぎません。
NPはこれからも、社員一人ひとりが主体的に動き、ユーザーの声を起点に新しい価値を生み出す組織であり続けたいと考えています。
そして、「つぎのアタリマエをつくる」というミッションのもと、後払い決済にとどまらず、新たな領域へ挑戦を広げていきます。
また、今回授賞式での中国北京の訪問に際し、中国の人々の生活を便利にする社会インフラ、とそれを支える人的資本戦略の一部についてもレポートしました。
ぜひ以下の記事をご覧ください。
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