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冬の東成瀬村ならでは!『冬の仙人修行』モニターツアーを実施独自の文化や雪を使ったアクティビティを台湾へPR

こんにちは、なるテックの中野です。

さっそくですが、2024年1月20日~22日の3日間にわたり開催された『冬の仙人修行』の様子について紹介します。


観光庁のインバウンド向け観光コンテンツ造成支援事業に採択され、東成瀬村観光物産協会は冬の東成瀬村の魅力を活かしたモニターツアーを実施しました。


なるテックは冬の仙人修行の企画運営とプロモーションに協力させていただき、このモニターツアーは、今後増加が予想されているインバウンド集客に向けての取り組みの一環です。


東成瀬村の魅力とともにお届けしますので、ぜひ最後までご覧ください。

観光庁が推進する支援事業の概要

観光庁が推進する「インバウンドの地方誘客や消費拡大に向けた観光コンテンツ造成支援事業」は、インバウンド(訪日外国人旅行者)の地方誘客や観光消費の拡大を促進するためのものです。


新型コロナウイルスの影響の緩和により、水際対策を大幅に緩和し、日本はインバウンド個人旅行の受け入れを再開しました。

観光庁はインバウンドの本格的な回復を見据えて、訪日旅行における消費単価が高い傾向にある、高付加価値旅行者への誘客を促進することを目指しています。


さらに政府は令和7年までに、持続可能な観光地域づくりに取り組む地域を100地域、1人あたりの訪日外国人旅行消費額単価20万円などの目標を掲げています。この事業を活用することで、地域の良さの周知が可能です。


『インバウンドの地方誘客や消費拡大に向けた観光コンテンツ造成支援事業』では、本補助金は本格的な再開が見込まれるインバウンドの地方誘客や観光消費の拡大を促進するため、観光事業者が 連携してインバウンド向けに地域に根差した観光資源を磨き上げから販路開拓まで一貫した支援を実施する事業です。


本補助金には3つの類型があり、支援事業へ応募する約80%の事業が一般型に分類されます。
補助対象事業者として認定されるために、必要な要件は以下の通りです。


  • 地域の関係者と連携する
  • 地方公共団体、観光地域づくり法人(DMO)、観光協会、民間企業等である
  • 地方公共団体出ない場合は、事業に関わるすべての市区町村の同意を得る


補助事業内容としては以下を満たせば、認定されます。

  • 観光事業者が連携して地域に根差した、ツアー、アクティビティ、体験、イベント等のコンテンツの磨き上げを図る取組であること。
  • 地域の産業連携を通じて観光消費拡大を図る取組であること。
  • 国内居住者もターゲットとしつつも、インバウンド向けの取組であること。
  • 事業期間内において、モデルツアーをはじめとした、地域に実際に旅行者が訪れる取組、販路形成、プロモーションなど、販売を想定した総合的な取組であること。
  • 本事業終了以降、磨き上げたコンテンツを販売する、又は継続的に実施することを前提とした取組であること。
  • 造成するコンテンツ等に関係する観光資源について、多くの訪日外国人旅行者が活用する地図検索サービスにおいて、コンテンツに関する情報を入力すること。
  • コンテンツタリフやOTA掲載用情報入力フォーマット等を作成・提出すること。
  • 事業費の下限600万円とすること。


東成瀬村と連携して事業を進め、民間企業のなるテックが『冬の仙人修行』の開催を実現できました。

『冬の仙人修行』の事業内容

秋田県東成瀬村は「日本で最も美しい村」連合に加盟しており、豊かな自然を活かし、滝行・断食・座禅・写経体験などを行う「仙人修行」が夏の恒例行事として定着しています。

しかし、夏の『仙人修行』は人気コンテンツであるものの、厳冬期には観光需要に応える観光資源が少なく、年間を通して誘客につながるコンテンツが不足していることが課題です。


さらに「日本で最も美しい村」や「学力日本一」という魅力がありながらも、全国的な認知度が低い理由としてプロモーション不足に起因している部分もあると考えます。


今後の本格的な再開が見込まれるインバウンドによる地方誘客や観光消費の拡大を促すため、また訪日観光客の受け入れ環境整備と着地型観光の充実を図るための観光資源のコンテンツ化及び情報発信が必要と考え『冬の仙人修行』を実施しました。

当事業では、雪そのものに触れる機会が少ない台湾からの訪日旅行者を誘致し、自国では体験できない「雪」に東成瀬村独自のコンテンツ「仙人修行」を組合せ、新たな冬の観光コンテンツとして開発し、国内外に情報発信することを目的に開催しました。


冬は豪雪に見舞われることを逆手に取り、雪を活かした体験コンテンツとして「雪中ハイク」「かまくら作り体験」を付加した特別豪雪地帯ならではの『冬の仙人修行』を開発し、雪を目的に日本を訪れるインバウンド観光客取込みを目指します。


台湾との定期便が再開した仙台空港や首都圏からのアクセスで、東成瀬村へのゲートウェイとなる秋田県湯沢市と連携し周遊型モデルコースを開発。


両エリアをカバーする観光情報サイトの多言語化とプロモーションにより、冬場の訪日観光客の誘客に繋げます。


『冬の仙人修行』のスケジュール

『冬の仙人修行』は以下のようなスケジュールで行われました。

1日目:

  • 座禅
  • 写経
  • 不動滝ライトアップ
  • ホテルブラン温泉入浴

2日目:

  • 座禅
  • スノーシューを使った雪歩き
  • かまくら作り体験
  • お山の大将で昼食(郷土料理)
  • 成瀬和紙あかり作り体験

3日目:

湯沢市に移動


東成瀬村の豊かな自然環境

東成瀬村は独自の文化や観光スポットが豊富です。


1999年に当時の環境庁から「美しい星空日本一」に認定され、2009年には「日本で最も美しい村」連合へ加盟するなど、魅力的な美しい自然が広がっています。



他にも、今回『冬の仙人修行』のコンテンツに組み込まれた以下のような場所や文化があります。


  • 「仙人の郷」と呼ばれる東成瀬村の「仙人修行体験」
  • 「仙人修行」で行う滝行の舞台となる「不動滝」
  • 昔ながらの手法で、手漉き和紙を作る「成瀬和紙の里」
  • 東北地方の美しい山で、ハイキングや登山が楽しめる「栗駒山」
  • ウィンタースポーツが楽しめる「ジュネス栗駒」
  • 日本最大級の台形CSGダムで、災害防止や自然環境保全などに貢献する「成瀬ダム」

東成瀬村でこれまで行ってきた取り組み

東成瀬村では1984年に観光誘致策として「仙人修行」をスタートしました。夏の恒例行事として今までに37回実施されています。


また東成瀬村の村民を中心に成瀬ダム周辺の体験メニュー及び受け入れ体制等を議論する、
「なるせダムミーティング」などの実施も行われています。


「東成瀬村観光サイト」「美ちしるべ」で観光情報の発信も行い、観光パンフレットでは英語や中国語での表記を行い、インバウンドの受け入れ体制を整えている状態です。


『冬の仙人修行』の担当者を紹介

冬の仙人修行体験モニターツアーのコンテンツ作成を行ったメンバーについて紹介します。

事業の立ち上げや運用全体を担当しました。なるテックでどのような事業を担当しているのかについても紹介します。

ハカセ

出身地:埼玉県

現在取り組む事業:NarutechAgri

冬の仙人修行の担当:物品購入、不動滝ライトアップ、運営

冬の仙人修行に対する感想や今後の展望などの一言:
インバウンドに繋がるような村のイベントを新しく企画します。

ぺー

出身地:兵庫県

現在取り組む事業:課題改善プロジェクト(企画課)

冬の仙人修行の担当:コンテンツ企画、運営

冬の仙人修行に対する感想や今後の展望について一言:
今後も東成瀬村の豊かな自然資源を活かした魅力の発信や、新たな観光コンテンツで観光客の増加に努めます。

冬の仙人修行 まとめ

今回はインバウンドの地方誘客や消費拡大において、東成瀬村や周辺地域で行われた『冬の仙人修行』について取り上げました。


多くの協力を得て、東成瀬村の豊かな自然環境や文化を活かした冬ならではのイベントが実現。


今後も地方ならではの魅力を発揮し、インバウンド誘致のため、地方創生につながるような魅力ある企画を創設していきたいと考えています。


これからも、なるテックの活動を随時更新してきますので、ぜひご覧ください。


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