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本とスポーツとn2pと-社員インタビューvol.2-

「好きなものは何ですか?」

そう聞かれたとき、どんな風に答えますか?思わず熱くなって早口になったり、丁寧に言葉を選んでゆっくりと話したり——答える内容だけでなく、その語り方にも人となりが見えてきます。

これから始めるインタビューシリーズでは、2つの「好き」を通じて、NONAME Produce(以下、n2p)のメンバーの人となりやキャラクターを知っていただきたいと思っています。


第2回は、ディレクターの小田切さん。彼女を形作る2つの「好き」は、「本」と「スポーツ」です。それではどうぞ最後までお付き合いください。

達成感を味わうのが好きでした

ーまずは一つ目の好き、「本」について聞かせてください。

小さい頃から両親が本だけは買ってくれるみたいな家だったんですよ。おもちゃとかは買ってもらえないんですけど、本だけは買ってもらえて。あと、両親が本好きだったので、家に本はいっぱいあって、小さい頃から本を読む環境にあったんです。

小さい頃はハリー・ポッターとか、ああいう分厚いシリーズものとかを読んで達成感を味わうのが好きでしたね。それから小説を読むようになって、江國香織さんにどハマりした時期がありました。

ー江國香織さんいいですよね。どんなところが好きなんですか?

言葉選びが好きです。例えば、カフェの店員さんが、お客さんのことが好きだったことを表現するのに「何度、お水を継ぎに行ったかわかりません」みたいな。
あとは、好きな男の子のことを「白くて大きい冷蔵庫」みたいな表現をするんですよ。
最初は「ん?」って思うんですけど、読んでいくと確かに冷蔵庫っぽいなって。

ー面白い表現ですね。他に本にまつわるエピソードはありますか?

そうですね、受験生時代、集中するために興味のないロシア文学の棚の近くで勉強していたんですけど、ふと手に取った『罪と罰』(ドストエフスキー)に衝撃を受け、6時間以上没頭してしまって…そこから『アンナ・カレーニナ』(トルストイ)にもハマり、気づけばロシア文学と当時受験科目外だったロシア史にのめり込んでいました。

好奇心が計画や目的を超えて動き出しちゃうタイプで、興味をもったことはトコトン掘り下げずにはいられないんですよね。

「そういえば考えたことなかったな」と出会える

ー最近はどんな本を読んでるんですか?

実は最近読んだ本を3冊持ってきました。まずは「元素生活」っていう本で、それぞれの元素を可愛く擬人化してる図鑑みたいな本です。次はくどうれいんさんの「わたしを空腹にしないほうがいい」食べ物にまつわるエッセイで、文章が面白くて、一つ一つが短くてちょうどいいんです。最後は「枕草子REMIX」これは現代版枕草子で、清少納言が今生きていたらギャルなんじゃないかって感じで。すっごい読みやすいんですよ。

ーいろんなジャンルのものを読んでますね。

そうですね、エッセイの場合は、他の人の物の見方みたいなのが知れるので。自分の視野を広げるというか…悩んだ時とかに読んだりしますね。そういう考え方があるんだっていうのがわかるので。図鑑は、純粋に知識欲というか「そういえば考えたことなかったな」と出会えるので。元素って学校で習ってるものの、普段の生活で思い出したりとかはしないじゃないですか。そういうものを学びなおすのは面白いですね。

割と活字中毒なので、おすすめされた本とかもジャンル関係なく読んだりしちゃいます。

目的に向かって何かをしていくのが好きなので

ーもう一つの「好き」、スポーツについても聞かせてください。
 スポーツを「観る」と「する」ではどちらが好きですか?

観る方が好きですね。やる方は得意なんですけど、5段階評価で言うと4だと思うんですよ。できる人ではあるけど、すごくできる人ではない。なので自分よりも上手い人たちを観るのが好きですね。

特にチーム戦のスポーツが好きで、ゲームをみて戦略を想像するのが好きなんです。「なんで選手の位置が切り替わったんだろう?」「なんでこのタイミングで選手を入れ替えるんだろう?」そういうのをみて、これってもしかしたらこういう意図があって戦術変えたんじゃないかなとか考えるのが好きなんです。

1番好きな競技はなくて、野球、アメフト、サッカー、バスケなんでも好きですね。

ーそれらのスポーツと出会ったきっかけを教えてください。

大学の時にチアリーディング部に所属していて、その時に色々と応援にいったんです。
野球、アメフト、駅伝、あとはラクロス、ボート、バレー、アイスホッケー、フィールドホッケーとか結構いろんな部活を応援してましたね。

ーチアリーディングは大学から?

小さい頃からクラシックバレエやコンテンポラリーダンス、体操を習っていて、そこでチアリーディングもやっていたんです。大学に入った時にサークル活動というよりも、部活に入ろうって考えていて、「あ、チアリーディングにいこうかな」って。

応援するって目的が明確なチアが良かったんですよ。目的に向かって何かをしていくのが好きなので。入ってみたらいろんなスポーツと出会えたのも収穫でしたね。

純粋に興味があるんです、知らないことに対して

ー本を読むことやチアをはじめて色々なスポーツに出会ったりと新しいことに対してすごいポジティブですよね。

そうですね。純粋に興味があるんです、知らないことに対して。小さい子がずっと質問するのって、なぜなぜ期っていうんでしたっけ?永遠のなぜなぜ期なんですよね。

最近はChat GPTが出てきてくれてすごく嬉しいです。もうずっと「なんで?なんで?」みたいな。最近、疑問に思ったのは「お清めでお塩を使うのになんで海に幽霊が出るんだろう?」ってことなんですけど、これもソースを挙げながら解決してくれました。

どの「好き」も小田切さんの未知への純粋な興味、好奇心から始まり、それが彼女を新しい世界へと導いていきます。そんな小田切さんが次にどんな「好き」に出会い、どのようにそれを自分の世界に取り入れていくのか、私たちも楽しみにしています。
みなさんの「好き」は、どんな世界を広げていますか?

「〇〇と〇〇とn2pと」の第二弾はディレクターの小田切さんでした。

次回もどうぞお楽しみに!

執筆 松村 広則 / 撮影 西脇 和馬


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