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仕事そのものが社会貢献?!持続可能な社会を目指し、ブランドとして取り組むべきこと(SDGs)

はじめまして!セクシャルヘルスケアの『LOVECOSME』を運営している株式会社ナチュラルプランツのブランディング・チームです。

『LOVECOSME』というブランドは、性的な健康であることを目指す『セクシャルヘルスケア』という考えのもと、独自の商品を開発し、その商品を販売することで、女性のお悩みをサポートし、女性の幸せを通じて社会に貢献することをビジョンとして目指しています。

このビジョンに関して、2009年に新卒採用を開始したときに、よく聞かれた質問があります。

「御社はお客様に貢献する・社会に貢献するということですが、企業なので結局は売上や利益を求めているだけではないですか? 」

これはよく学生から質問される内容だったのですが、当時は「企業活動」と「社会貢献」については、この2つの相反するものを一緒に考えると、どうしても疑問が生まれていました。

『企業の利益』と『社会貢献』ということを一緒に考えると、どうして企業が良くないと思ってしまうのか…。

企業がする経済活動以外の寄付やボランティアだけが社会貢献に繋がっているのか。

実際、当時は働いているスタッフも、自分のしている普段の仕事が社会に良いことをしているという認識を持てずにいた場合もありました。

今回は、この『社会貢献』についての問題をどのようにブランドとして、これまで考えてきたのかをSDGsの事例も入れてご紹介していきます。

1)CSV(Creating Shared Value:共通価値の創造)を取り入れる

新卒採用のときによく聞かれた「『企業活動』と『社会貢献』は、相反するもの?」という疑問を解決したのが、2011年にマイケル・E・ポーターが提唱した『CSV(Creating Shared Value:共通価値の創造)』です。

それまでよく言われてきたCSR(Corporate Social Responsibility:企業の社会的責任)と違う社会貢献への考え方です。

企業活動とは『経済的な富』を生み出すことです。その経済活動は、わたしたちの生活に様々な恩恵をもたらしてくれます。例えば、「冷蔵庫」「エアコン」「スーパー」「シャワー」「ボールペン」「電車」「自動車」「電球」など。

これらの発明によって、社会はどんどん良くなっていきました。つまり、企業が果たすべき社会貢献とは、 この『経済的な富』を創造し、それを社会に還元することです。

「『企業活動』と『社会貢献』は、もともと一緒のものとして捉えること」で、目の前の仕事、働くこと自体が社会に貢献しているものと認識できるようになります。

ナチュラルプランツでは、この考えを2016年から積極的に取り入れることにしました。

私たちが提唱している『セクシャルヘルスケア』という考えに基づき開発した商品は、そのまま社会をよりよくしていくアイテムとして捉え直しました。私たちが提供する商品やサービスをより多くの女性に使っていただくことで、活き活きと幸せな生活を送っていただけるようになり、それが結果的に社会にとって大切なことになります。

もし、このセクシャルな悩みを解決するブランドがなかったら、世の中はどうなっていたのか。

ジャムウ・ハーバルソープ:デリケートゾーンの悩みが解決できない社会
ラブコスメ リュイール ホット:性交痛の悩みが解決できない社会
さくらの恋猫:ラブグッズが男性向けの『電動こけし』だけの社会

毎日、多くの方からご注文をいただいていますが、そのお客様の悩みは解決されず、ずっと今でも悩まれていたかもしれません。そして、出会うべき相手とも出会えず、恋愛も進まない状態で、結婚にも至らないなど…。

そう考えたら、私たちの毎日の仕事は、よりよい社会を作ることへと直接つながっていたのです。このような考えを持ってから、

●商品を通した結婚、不妊、少子化、離婚増加などへの取り組み
●梱包・発送業務を通じた障がい者の一般就労への支援

など、社会貢献に通じる活動をさらに拡充していきました。このようにして、『仕事=社会貢献』という枠組みが作られていきました。

2)SDGs(持続可能な開発目標)は実行していた

このように社内での『LOVECOSME』ブランドの考え方が変化する中で、2015年にSDGs(持続可能な開発のための2030アジェンダ)が採択されました。

このSDGsの優れている点は、「利益を挙げながら社会に対して善をなすこと」を求めている点です。

民間企業の活動・投資・イノベーションは生産性及び 包摂的な経済成長と雇用創出を生み出していく上での重要な鍵である。我々はこうした民間セクターに対し、持続可能な開発 における課題解決のための創造性とイノベーションを発揮することを求める。
(持続可能な開発のための2030アジェンダ 「宣言」第67節)

これまで『企業活動(本業)』と『社会貢献(CSR)』が分かれていたのが、この宣言によって本業・ビジネスによる社会課題の解決することが求められるようになりました。

これはナチュラルプランツが取り入れていた『CSV(Creating Shared Value)』にも通じる考え方です。

そして、SDGsの求めている17のゴールや各ターゲットには、すでに『LOVECOSME』として取り組んでいたものがたくさんありました。

例)

1.貧困をなくす(GOAL1:ターゲット1.2)

ジャムウ・ハーバルソープをインドネシアからの輸入をすることで、現地雇用を促進し、20年近くも安定的な輸入を継続して行っています。また、化粧品原料なども貧困地域からの輸入などを行っています。

2.すべての人に健康と福祉を(GOAL3:ターゲット3.3・3.7)
 ジェンダー平等を実現しよう(GOAL5:ターゲット5.2)

さくらの恋猫(マルチリコ)を使うことで、性産業の在り方を変えていくことを目指しています。性感染症など、悩んでいる女性のサポートをしています。

3.質の高い教育をみんなに(GOAL4:ターゲット4.1)

女性向けの避妊具の販売や性教育をより実践的な見地から進めて行くことで、望まない行為や妊娠を減らしていくサポートをしています。

4.働きがいも経済成長も(GOAL8:ターゲット8.5)

障がい者支援施設を開所し、職業訓練を継続的に実施しています。

この他にも、パッケージ印刷時に使うインクは環境によいものを選び、また商品製造時に使う水なども環境に配慮した対応をしています。

今までの社内の取り組みについて、あらためて見直すとSDGsのゴールに共通しているものがたくさんあり、さらにもっと改善すべき点も多く見つかりました。

今後、私たちは『CSV(Creating Shared Value)』として考えてきた独自の事業モデルを、SDGsの2030年のゴールに向かって具体的に目標設定していく予定です。

3)パーパス(利益の最大化を越えた存在意義)を掲げる!

そして、社内でSDGsに取り組むことを進める中で、課題となって出て来たことがありました。

それはLOVECOSMEというブランドが、個人の悩みに軸を置いているブランドであり、個人のニーズがすべての源泉となっていることです。

しかし、SDGsを中心に考える上で、地球環境や自然環境にもブランドとして軸にして考えていることが重要になってきます。

LOVECOSME:個人のニーズのためのブランド

他社ブランド:社会問題ニーズも同時に考えられたブランド

しかし、単純にSDGsを達成させるためだけに、環境対策や自然対策をブランドに取り入れるだけでいいのか…それが社内で疑問になりました。

●環境にいい容器はLOVECOSME
●動物実験をしないLOVECOSME
●パッケージリサイクルするLOVECOSME

どれも必要なことであり、実際に既に行っていることですが、持続可能型の社会(SDGsのターゲット)は環境問題だけではありません。

さらに、2030年以降も会社は続くので、SDGsの先の未来はどう見て行けばいいのか…。もっとLOVECOSMEがブランドとして未来に向けて出す独自のメッセージがあるのでは? などの課題が見えてきました。

そこで、わたしたちが考え出したのが、企業ビジョンの上に、パーパス(Purpose:企業の利益の最大化を越えた存在意義)を置くことです。

LOVECOSMEのビジョンは、セクシャルヘルスケアを通じて社会に貢献することですが、その上の存在意義としてパーパスを考え出しました。

それが、以下になります。

自分自身や好きな人、家族や友人、そして地球環境を愛することを応援することで、世界が愛し合うことをサポートする。

これがLOVECOSMEのパーパス(Purpose)、『企業の利益の最大化を越えた存在目的』です。

LOVECOSMEが持続可能な社会を目指し、企業活動を続けていく目的は、『愛し合うこと』を応援するため。そして、個人のニーズを越えたLOVECOSMEなりの社会問題ニーズへと通じるものです。

このパーパス(存在意義)を掲げることで、ただ2030年までにSDGsに取り組むという以上のブランドとして目指す未来が明確に見えてきます。

この利益を越えたブランドの存在目的を達成させるために、SDGsのゴールに向かいながら、さらにその先の『よりよい未来』を自分たちで作っていくことをみんなで目指していきたいと考えています。


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