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面白さを羅針盤に、CTOが目指す「一人ひとり」に合わせた食の未来

YOUR MEALで働く人へのインタビューシリーズ。
今回はCTO兼システム責任者の廣瀬に、当社に参画したきっかけや、システム開発を通じた「食のパーソナライズ化」への挑戦について話を聞きました!

CTO/システム責任者 廣瀬 竹伸

イベント映像会社勤務後、楽天トラベルにてレンタカーサービスの立ち上げに従事。2013年、株式会社旅工房にて執行役員に就任。システム部門の立ち上げ、オフショア拠点の設立を行う。その後事業会社でシステム統制整備、サービスリプレイスに従事したのち2022年より現職。マッスルデリ初のシステム専門メンバーとして、システム改善および新規構築を実施。


多岐にわたる開発経験と好奇心が導いた、新たな挑戦の地

── はじめに、YOUR MEAL参画までのキャリアをお聞かせください!

若い頃から「常に向上心」をモットーに、さまざまな企業で自分の好きな、興味のあることに飛び込んできました。最初のキャリアでは、10代からバンドを続けてきた音楽好きを活かしてAV機器の開発に携わり、その後もイベント映像会社で7、8年ほど音響のオペレーターをしていました。

同時にWebやシステム開発を独習していたので、次はそれを活かしてみようと楽天グループ株式会社に転職したんです。楽天トラベルのレンタカー即時予約サービスの立ち上げなどに携わりながら、社内のマッシュアップコンテストで旅行情報サイトを開発して受賞したことも。これは旅行好きが高じて構築したシステムです。

その後のキャリアも多岐に渡り、地元にある大手バス会社のWebサイトをPMとして大幅刷新したり、株式会社旅工房では執行役員として、システム部門の立ち上げやベトナムでオフショア拠点を設立したり、1億PVあるニュースサイトを構築したり......死ぬ間際まで面白いことをして働いていたいと考え、興味を軸に一つ一つのキャリアを選択してきました。


── 興味に応じて幅広い開発現場を率いてきた廣瀬さん。YOUR MEALに参画を決めたきっかけは何でしたか?

フリーランスとしてスポーツジムのシステム構築を手伝ったりしていた時期に、エージェントが紹介してくれたのがYOUR MEALでした。

コロナ禍を経て、ボディメイクフードのサブスク「マッスルデリ」や一人ひとりに合わせた食を届ける「YOUR MEAL」などの事業に需要を感じたことはもちろん、自身もスポーツジムのサービスに関わり、健康への感度が高まっていたことが興味を抱いたきっかけです。

何より、社内のベンチャー気質に今までにない期待を感じ、大きく背中を押されました。当時は渋谷のマンションの一室にメンバーが集まっていて、初めて足を踏み入れた時は「ここは会社か?」と思ったんですけど(笑)。皆が自由にサービスをより良くしよう、いろんなトライをしてみようという気概で働く様子を見て、40歳を過ぎた自分にとってなかなかない、面白い挑戦だと感じ参画を決めました。

写真:マンション一室時代のYOUR MEAL

YOUR MEALを支えるシステム構築とM&A後の変化

── CTO兼システム責任者として、YOUR MEALではどのような開発に携わっていますか?

現在は社内の業務システムや情報システム、各事業の販売サイトを管理するWebシステムなどの全体管理・開発を行いながら、グループ会社のECサイト構築やシステム改善にも携わっています。入社直後に、人力による作業工数やスプレッドシートで管理するデータが多いという社内の状況を見て、ミスをなくして効率的な運用をするために自動化が必要だと考え、社内のデータ基盤「MuscleDeli Core Database」を構築しました。このオリジナルシステムによって、各システムから受注データを取り込み、商品・在庫も含めたデータを一元的に管理して出荷まで行えるようになりました。

今では社内インフラの一つでもあるので、長期的な運用を考えながら、業務効率の向上や規模の拡大に応じた改善・改修などのアップデートを随時加え続けています。一方、レガシーなシステムのままになっている部分もあるので、新しい発想や技術を使うチャンスもまだまだたくさんあると思っています。

画像:廣瀬さんが開発した社内業務システム「MuscleDeli Core Database」


── 2023年のM&Aを経て、開発業務にはどのような変化が生まれていますか?

M&A以降は新しい案件や事業展開も広がっています。たとえば、消費者向けに販売していた「YOUR BREAD」のBtoB販売や、他商品でも多面的に小売を開始するなどがどんどん増えているので、それらのシステム繋ぎ込みなどに携わっています。

他にも、グループ会社のECサイト構築についてアドバイスをしたり、親会社からIT業務のサポート依頼がきたり、ITデューデリジェンスのお手伝いをしたりなど、今まで経験したことのない業務も増えた面白さがあります。

会社として大きく変わろうとしている今、いろんなことに首を突っ込みながら常に新しいことに取り組める環境だと思っているので、チームでも自身でもやってみたいことや好きなことにどんどん挑戦していきたいですね。


攻めの開発で実現する、パーソナライズされた食の未来

── 今後、システムチームとしてどのようにサービスを発展させていきたいと考えていますか?

今まではどちらかというと、自動化できていない部分のシステム構築や今あるものの改善など、守りの開発をしていたので、これからは攻めの開発に取り組んでいきたいです。サービスを売るための仕組みをシステムにも積極的に取り入れながら、「YOUR MEAL」を使っていて楽しいな、良かったなと、ユーザーが喜ぶ仕組みづくりを攻める姿勢でやっていきたいと思っています。

特に「一人ひとりに合わせた食の提供」というYOUR MEALのコンセプトを、テクノロジーの力で最大限に実現したいと考えています。検索エンジンやUI/UXを考えて使いやすさを改善しつつ、AIやデータ分析でより細かくユーザーの好みや目的にパーソナライズした食を提案できるようにしたり、ユーザーの疑問を柔軟に解決できるようにしたり。新たな技術を積極的に取り入れながら、本当の意味での「一人ひとり」に向けた食のサービスを提供していきたいです。


── メンバーを増やしていくフェーズの中、どのような開発組織やカルチャーを作っていきたいですか?

大切にしていることは、一人ではなく会社全体でシステムやサービスを作っているという意識です。語弊があるかもしれませんが、開発現場ではシステムを作ること自体にフォーカスして、「これを作ればいいや」という感覚が大きくなる場合もあります。

でも、作ったシステムを多くのユーザーに届けるには、社内の人たちと一緒に作り上げていくという認識を持つべきだと考えています。システムありきではなく、まずはユーザーから求められる会社としてサービスを考えた上で、ユーザーがシステムに求めているものを熟考してすり合わせながら、一丸となって開発に取り組んでいくチームにしていきたいですね。


・・・ちょこっと余談

YOUR MEAL参画後、「マッスルデリ」の活用もあり5ヶ月で-12kgのダイエットに成功したという廣瀬さん。音楽や旅行、ダイビングなど、好きなものについてキラキラと話される姿が印象的なインタビュータイムでした!

写真:タイに行ってきました🐘





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