株式会社ムーブの募集・採用・求人情報 - Wantedly
株式会社ムーブの新卒・中途・インターンの募集が11件あります。気軽に面談して話を聞いてみよう。職種や採用形態からあなたにあった募集を見つけることができます。募集では「どんなことをやるのか」はもちろん、「なぜやるのか」「どうやるのか」や実際に一緒に働くメンバーについて知ることができます。
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こんにちは!leaf です!
今回は2月末にリリースしたレンタルバイク予約システムで、メインプログラマーとして参画された kekemoto さんとディレクターの tsukumo さん、himmel さんをお呼びして、立ち上げからリリースまでを振り返ってみました!
kekemoto(左): 前職ではソーシャルゲームの開発・運用にて、サーバーサイドエンジニアとして機能開発やDB設計を担当
tsukumo(中):これまでに Web システムやソーシャルゲームの開発・運用など様々な案件でディレクターを担当
himmel(右):前職ではゲーム開発会社にて、プランナーを担当
本案件は既存システムの使い勝手が悪いため、フルリプレイスを検討されているというご相談をいただいたことから始まりました。
開発全体の流れとしては、はじめにディレクターサイドでデータフローを作成し、クライアント様へ仕様の確認や問題点のヒアリングを行いました。
西坂さんからの助言で、データフローを整理し、要件把握につとめましたが、要件定義から最終工程までかなり役に立ったため、今後も必要に応じて使っていきたいと考えています。
ある程度全容が見えてきた段階で、主要機能とそれに付随する機能をα版・残りのサブ機能をβ版として、2フェーズに分ける形で進行しました。
不安はありましたね。
入社して初めてアサインされた新規開発プロジェクトで、仕事の進め方についても並行してキャッチアップをしていた記憶があります。
ただ、わからないところは西坂さんをはじめ周囲の方々にフォローいただけたので、進めていくうちに不安は解消されました。
見積もり段階から感じてはいたのですが、ムーブのスピード感に追いつくのが大変でした。
前職の工数感のまま進めていたら、間に合わなかったと思います。
工数感は会社によって幅がありますね。
でも単純に圧縮したスケジュールで進めるのではなく、西坂さんが方針や根拠を示してくださるので、何とかなりそうな気になりますよね。
ムーブでは各エンジニアが機能ごとにバックエンドの実装からフロントエンドまで対応するのが基本ですが、中でもエンジニアが UI まで考えることに驚きました。
前職では仕様書に UI 指示まで含まれていたので、任される領域が広がったという点では新鮮さも感じました。
確かにムーブでは、エンジニア一人ひとりの対応範囲が広い分、考えることも多くなります。
もちろん、ディレクターと相談しながら進めていく場面もありますが、ユーザー視点を意識することで、自然と視野も広がっていくんじゃないかなと思います。
言語は Python、フレームワークは Django を採用しており、あらかじめ多くの機能が用意されていて開発しやすかったのですが、カスタマイズが必要な場面ではかなり大変な思いもしました。
また、サーバー側でフロントの処理を書くために HTMX を採用したのですが、Django との相性が悪く、慣れるまでは実装に時間がかかりました。
予約機能の開発では、運営オペレーションの都合上、多様なケースを想定する必要がありました。
結果として仕様が複雑になり、実装中はうまく進められるか正直不安もありましたが、周囲のサポートもあり着実に開発を進めることができました。
また、その他機能のほとんどは他メンバーが担当していたのですが、実装の速さに驚かされつつも良い刺激になりました。
予約データの移行が想定よりも大変でした。
予約データは売上などの集計機能にも利用するのですが、旧システムの運用では使用者によってデータの入力先が異なるなど運用が統一されていなかったので、整合性を取るために何度も修正を重ねる結果となりました。
事前にクライアント様とすり合わせた仕様に沿って料金計算してるにも関わらず、実際に過去データを投入すると計算が合わないことが多々ありました。
突き詰めていくと、処理がおかしいのではなく元データが想定外の部分に入力されており、その入力先も多岐に渡ったことから、1つ1つ相談しながら対応していた記憶があります。
自分の担当ではないのですが、お知らせ管理のリッチテキストエディターの出来栄えはいいと思います。
Quill をベースに、画像の複数貼り付け・サイズ調整・リンク追加など、利便性向上のため自前で機能を追加してます。
リリース後に実際のお知らせ上で「システムが変わってお知らせが出しやすくなった」とコメントいただいてましたね。
リリース直後は大量のエラーが出るのではないかと内心ドキドキしていましたが、クライアント様からのお問い合わせが数件あった程度で、クリティカルな不具合はなくほっとしました。
Sentry を導入していたおかげで、リリース前に細かなエラーを潰すことができたのも、大きな要因だと思います。
リリース自体、人生で何度も積めるものではないので、貴重な経験でした。
当日は思わぬ不具合が見つかり、予定よりもメンテナンス時間が延びましたが、それ以外は順調だったと思います。
現場が慌ただしくなった印象はなく、落ち着いた雰囲気で進行してましたね。
先方から「エンドユーザーからのお問い合わせが大幅に減り、会社自体の営業時間を短縮した」とのお声をいただきました。
まさかクライアント様の営業時間を変えるほどの影響があると思っていなかったので、弊社としても嬉しい限りです。
その他にもオーガニック検索からの流入やコンバージョン率など、各種 KPI が上昇したとも伺ってますので、細部まで作りこんだ甲斐がありました。
ムーブ入社後、初めて新規開発を進める中、プロジェクトの垣根を越えて支えてくださった皆さま、そして信頼して任せてくださったクライアント様に感謝しています。
期待に応える形にできたことを嬉しく思うとともに、今後も「任せてよかった」と思っていただけるよう、取り組んでいきます。
お忙しい中、2ヶ月間にわたり打ち合わせにご協力いただいたクライアント様に感謝します。関係者も多いためスケジュール調整も大変だったかと思います。
また、成果物として形にしてくれたエンジニアにも深く感謝しています。
開発側の意向に理解を示し、柔軟に対応してくださったクライアント様に感謝します。代替案の相談や補足資料のご提供など、常に開発を支えていただきました。
本案件に携わってくださった多くの方に、心より感謝しています。
今回の案件では大変なことも多くあったかと思いますが、その中でお互いに協力しつつ、お客様に満足いただけるよう駆け抜けた 8ヶ月だったということがわかりました。
また、開発について具体的な話が聞けて私自身も勉強になりました。
長い時間インタビューにお付き合いいただき、ありがとうございました。
もしムーブの開発にご興味を持たれたら、カジュアル面談も開催しておりますのでお気軽にご連絡ください!