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京都開発拠点の設立メンバーに聞く、立ち上げの経緯と今後の展望について

こんにちは!広報の早川です。2019年2月に開発拠点を京都にオープンしたマネーフォワード。

そのオープニングイベントの様子についてはこちらにて公開していますが、今回は京都開発拠点立ち上げの経緯や、新しい拠点でやりたいこと、今後の京都とのかかわりなどについて、立ち上げに携わった京都開発拠点長の村上さんと同拠点エンジニアの谷口さんに話を聞いてきましたので、その内容をお届けします!

■語り手

村上 勝俊
マネーフォワード 京都支社・京都開発拠点長

谷口 徹
マネーフォワード 京都支社・京都開発拠点エンジニア

■聞き手
早川 有紀(マネーフォワード広報)


まずはお二人の自己紹介から

早川:オープニングイベントの前日でお忙しいところ、お時間をいただきありがとうございます!まずはお二人の簡単な自己紹介からお願いいたします。

村上:村上 勝俊(むらかみ かつとし)、男、32歳です!

早川:性別もご丁寧にありがとうございます!

村上:マネーフォワードに入社して3年2か月ほど、ずっとインフラチームに在籍しており、マネーフォワードが提供する各プロダクトのインフラまわりをサポートしてきました。子どもは双子がいます。奥さんもいます。

谷口:まぁ子どもがいたら、奥さんいる場合が多いですよね(笑)

村上:兵庫県出身で、関西の大学を卒業後、東京で就職し、今回京都にUターンしてきた形になります。

早川:なるほど、ありがとうございます。それでは谷口さん、お願いします。

谷口:谷口 徹(たにぐち とおる)、男性、29歳です。

早川:今日はその流れなんですね。

谷口:マネーフォワードには2013年5月に入社したので、もうすぐ6年目が終わりますね。ほぼ創業期のメンバーです。

早川:長い!

谷口:生まれも育ちも東京都練馬区で、東京以外に住んだのはこれが初めてです。新卒の時の会社も5人ほどの社員しかおらず、マネーフォワードに入社した時もまだ10人ほどの規模でした。昔から小さいところから盛り上げていくことが好きなので、今回の京都の開発拠点の立ち上げも手を挙げて移住してきました。

早川:そんなに着物が似合いそうなのに、京都とは縁もゆかりもなかったんですね。

谷口:なんかすいません…。

早川:あ、お二人とも、職種もお願いします!

村上・谷口:エンジニアです!

早川:ありがとうございまーす。


「# そうだ京都行こう」Slack立ち上げから30分で、プロジェクトスタート

早川:そもそも、今回京都に開発拠点を設立した経緯からお聞かせください。

村上:実は、2017年に福岡拠点立ち上げの検討をしているタイミングで、福岡と同じく候補に挙がっていたのが、京都なんですよ。その時は結局、福岡に開発拠点をオープンすることとなったため、ひとまず京都の話はなくなりました。しかし、福岡拠点の開設がうまくいったため、また新たに拠点を立ち上げようという話になったんですね。それが2018年2月。

早川:ちょうど1年前ですね。

村上:そこで、まずは京都にオフィスを構えたところで赴任したい社員がどのくらいいるのか、ゆるっと社内で把握しようと、取締役執行役員CTOの中出さんがSlack上に「# そうだ京都行こう」チャンネルをつくったのが、ことの始まりです。そのチャンネルがつくられてから30分で、僕が「京都行きます。」とチャット上に投稿しました。

(Slack「# そうだ京都行こう」チャンネル。中出さんのメッセージがジワります)

谷口:そういえばSlack上でチャンネルつくる前のタイミングで、僕も中出さんから声をかけられた気がします。福岡の前例から、プロダクトに強いエンジニアが拠点に赴任したほうがいいという理由で、僕に声がかかったのだと思います。

早川:そのときに谷口さんは即決したんですか?

谷口:いや、業務などの都合もあり、そのタイミングでは断りました。結局、「そうだ京都行こう」と決意を固めたのは、村上さんが赴任すると決まり、彼に誘われてからです。社内の調整もありまして、結局僕の赴任が確定したのは、そのあと半年くらいかかりましたね。

村上:そうですね。「そうだ京都行こう」プロジェクトは、Slack上では即決したかのように見えますが、その時はまだ社内で承認も下りていない状態。京都に行きたいと決めたはいいが、このプロジェクトは自らが動かないと進まないと思い、5月に開催された京大超交流会のタイミングで、京都へ初めての視察に行きました。ちょうどLINEさんも京都にオフィスを構えた時期だったため、視察時の感触もよく、これを機に本格的にプロジェクトをスタートしました。

谷口:そのころ僕は、「なんか村上さんがよく京都に行っているな~」くらいの認識しかなかったですね。まだ村上さんから声をかけられていないタイミングだったので。

村上:プロジェクトを進めていくうちに、僕のようなインフラエンジニアだけでなくサーバーエンジニアが必要となり、今回の立ち上げも乗り越えられるだろう創業期のメンバーのなかから条件に合う人材を探すことになりました。そして、たまたま社内の人材データベースを社歴の古い順から眺めながら、CEOの辻さんにそれを相談していたら、上から2番目に、条件にぴったりの谷口君がいたんです(笑)それで、谷口君をナンパすることに決めました。

谷口:その後村上さんから2、3回ナンパされ、最後に誘われたのが、ちょうど一区切りついた時期だったので、京都行きを決めました。もともと自身のキャリアを考える上では、京都赴任は非常に興味はあったのですが、最終的な決定打はやはりタイミングが大きいですね。

村上:そのあと7月ごろに、辻さんを含めた経営会議で正式にKick-offしました。その時掲げた目標は、年内にオフィスをオープンさせること。少しタイトなスケジュールではありましたが、そこからオフィス探し、内装、採用、予算、業務計画などを、ほぼ谷口君と2人で決めていきました。

早川:はじめは12月中にオフィスをオープンする予定だったにもかかわらず、若干延期になった理由は何ですか?

谷口:当初は2人ともベンチャー志向があり、マンションの一室のような狭い空間で仕事をするイメージを持っていたんです。しかし、福岡拠点の経験から、途中で引っ越しをするよりは、はじめから大きいオフィスを借りたほうが、結果的にコストを抑えられることを学びました。また、採用を考慮すると、マンションの一室ってあまり魅力的じゃないんですよね(笑)。

(結果的に広々となったオフィス)

村上:10月頭にオフィスが内定したので、そこから設計や内装工事を進めるとなると、やはり数か月かかってしまいましたね。

早川:それで年明けの2月になったんですね!

(灯篭と暖簾で京都らしさを演出したオフィス)


京都だからこそできる挑戦を、大切にしていきたい

早川:それでは改めて、京都開発拠点のコンセプトを教えてください。

村上:「Give it a try!」…のあと…カンペ見ていいですか(笑)?

早川:まだふわふわしてる感じですね(笑)。私も手元にカンペがあるので、読んでみます。「ユーザーのためになることを、まずやってみる。そこから失敗も成功もすべて受け止めて、前に進み続ける。最初の一歩を自ら踏み出す事を最も大事にしよう。」ですね。

村上:そういうことです(笑)。

村上:実は、コンセプトをつくるの結構大変だったんですよ。

谷口:お互いこうしていきたいというすり合わせが難しかったですね。それまで東京では、2人ともゼロから新しいものをつくりだしていくという仕事をあまりやっていなかったんです。だからせっかく京都という新しい土地で、スモールチームで、ゼロから新しいことを生み出していくのであれば、大胆に挑戦していくとか、PDCA回していくとか、新しい手法や技術を試してそれを社内に還元するとか、そうしたことをけん引していきたいと思いました。

村上:やりたいことは明確にあったのですが、それを改めて言語化してコンセプトにまとめるのは、やはり骨が折れる作業。ちっちゃい拠点だからこそできることを、大切にしたい。もっとマネーフォワードに貢献できることはあると考えていて、それが京都という場所なら、挑戦できる環境なんじゃないかそれを言葉にしたのが、「Give it a try!」です。

早川:そこは2人とも想いは変わらなかったんですね。

村上:そういう意味では、2人の考え方は似ていると思います。2人の行動指針のようなものが、今回の京都開発拠点のコンセプトになった気がしますね。

(オフィスで見つけた「Give it a try!」)


優秀な学生や外国人材が多い京都で、採用を強化していく

早川:今回京都にオフィスを構えた理由を教えてください。

村上:さきほども少し触れたのですが、福岡拠点の成功がきっかけです。採用については、マネーフォワードは比較的うまくいっているほうですが、競争の激しい東京よりも、やはり地方都市のほうが優秀な人材が応募してくれやすい。福岡拠点のオープンが採用のメリットにつながり、そこで他にも拠点を構えようという話になったのです。次の候補先として、真っ先に京都を挙げましたね。その理由は、やはり京都という街の魅力にひかれたこと、優秀な学生が多いこと、世界的に見ても京都はブランド力があり外国人材も集まりやすいことなどです。また、AIの開発は、東京か京都がもっとも盛んです。そこも魅力でしたね。

早川:そもそもマネーフォワードを創業した辻さんも京都大学出身で、京都になじみが深いことも、理由のひとつかもしれませんね。

(辻さんが京都でもっとも好きな場所、鴨川)


ユーザーや会社に貢献し、拠点としても大きく成長させたい

早川:それでは今後、京都の開発拠点ではどのようなことをやっていきたいですか?

村上:AIを活用し、『マネーフォワード クラウドシリーズ』を主に開発して行く予定です。

谷口:直近では村上さんがおっしゃった通りで、その後は、ユーザーのためになることや、会社の成長につながることは、積極的にやっていければと考えています。

村上:それから、現在はエンジニアを中心とした開発拠点という位置づけに近いですが、いずれは事業拠点としても大きくしていきたいですね。



早川:京都を今後、どのように盛り上げていきたいと考えていますか?

村上:まずは、京都で働く機会を学生に提供したいと考えています。また、東京じゃなく、京都や関西でもWeb開発ができるという市場を、近隣の企業と一緒につくっていきたいですね。

早川:京都の開発拠点には、どのような人が応募してほしいですか?

谷口:基本的には本社と同じ考え方です。マネーフォワードのMVV(ミッション・ビジョン・バリュー)に合う方、会社のカルチャーにマッチする方がいいですね。付け加えていうなら、何もないところから積み上げていくのを楽しめる人と一緒に仕事したいです。

(インターンとして京都拠点で働いている、松原君。4月から新卒の正社員として入社予定で、特技はロボットダンス)

村上:今後、この開発拠点は公用語を英語にする予定ですので、これから海外で働きたいと考えている方も、海外から京都で働きたいと考えている方も、もちろん学生さんも、ぜひ応募してほしいと思います!主にエンジニア、AI研究できる方を募集していますが、それ以外の職種であっても、応募があればお会いしてみたいですね。

早川:それでは最後に一言お願いします!

村上:とにかく京都をなんらかの形で盛り上げていけたらいいですね。同じように京都を盛り上げたいと考えている方やアイデアをお持ちの方、とにかく様々な方にお会いして、関西で何ができるかいろんな話をしたいです。ご連絡をお待ちしています!

谷口:僕、京都に来てポーカーコミュニティがなくて困っています。京都でポーカーをやる方がいらっしゃったら、同じくご連絡をお待ちしています

早川:最後は谷口さんのつぶやきで終わりました。今日はありがとうございました!


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