内部監査 / マネックスグループ株式会社
マネックスグループ株式会社は内部監査を採用しています。
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こんにちは!採用広報の銭場(せんば)です
現在、マネックスグループでは内部監査室の新メンバーを募集しています。
募集にあたり、部署の概要や業務について知っていただくため、内部監査室 室長の真田(さなだ)さんにお話を伺いました。
内部監査は、コーポレートガバナンスの要となる仕事です。会社の目標達成を阻害するリスクを見極め、そのリスクを低減するために業務や組織運営が適切に行われているかを客観的に検証し、リスクを見極めて必要な改善を提案する仕事です。経営に近い立場から、企業の健全な成長を支える役割を担っています。
真田さんと社員1人というコンパクトな部署ならではの仕事のやりがいなどを伺いました!
―社内でも少人数の体制での運営ですが、やりがいはどんなところにありますか
大きな組織だと、全体像が見えないまま一部の仕事だけを任されることってあると思うんです。いわゆる縦割りですよね。でも、当社の体制では全体を見渡しながら、計画づくりから最後のフォローアップまで一貫して携わることができます。具体的には、内部監査の計画を自分で立て、報告書を作成し、改善が必要な点があれば指摘する。その後、その改善がきちんと実施されたかまで確認します。また、海外も含めグループ会社も多く、業種も金融にとどまらず、教育やAIテクノロジー等多岐にわたります。比較的規模の大きい会社にはそれぞれ内部監査部門があり、持ち株会社の内部監査室として私たちは各社の内部監査の状況をモニタリングする機能も担っています。
一連の流れすべてに関わること、グループ全体を幅広く見渡すことで、内部監査人としての経験や対応がしっかり身につく点は、大きなメリットだと感じています。
―日頃働く方とのコミュニケーションとか、大切にしている事とかがあれば教えていただきたいなと。
そうですね、やはり部署内でのコミュニケーションは、仕事を円滑に進めるうえで欠かせないと感じています。業務の進め方はもちろんですが、メンバー同士の信頼関係を築くうえでも重要な要素です。当部署ではリモートワークも多いのですが、だからこそスピーディーなやり取りを心がけています。例えば、ちょっとした確認や相談はチャットですぐに連絡を取り合い、もし話が長くなりそうなら「直接話そうか」と、切り替える。こうした工夫で、お互いの認識がずれたまま進んでしまうことを防いでいます。物理的な距離があっても、常にオープンで前向きなコミュニケーションができる環境。それがこの部署の働きやすさであり、安心して業務に取り組める理由のひとつだと思います。
―なるほど。確かにこのリモートはちょっと感覚や空気感がつかみづらいなって思ってしまいますが、そのあたりはいかがですか。
そういった点もきちんと業務の共有をするために、朝と夕方に毎日会議を行っています。進捗の確認は特に重要だと感じています。
―働く上でのスタンスなど、考えていることはありますか?
やはり、コミュニケーションが第一ですね。内部監査には相手の部門が必ずあるため、相手の協力なしには内部監査は成り立ちません。古いスタイルの内部監査だと、たくさん指摘をされて仕事が増えるとか、そういうネガティブな印象を持たれがちですが、そこはしっかりと 「内部監査とは何なのか」、「どうしてこの資料が必要なのか」や、「どういう目的で確認しているのか」、「なぜその質問を今しているのか」を、相手に丁寧に説明して理解してもらうことが一番大切だと考えています。そして、被監査部門から必要な回答や資料をもらい、理解を進める。そのように相手との認識のずれがないように、しっかりコミュニケーションを密に取りながら、進めることが、重要だと思っています。それをやらないと結局、最後に内部監査報告書が出来上がったとしても、その非監査部門の方たちの納得感が出なくなるので、何をするにもそうですけど、やはりコミュニケーションが重要ですね。
―話は少し変わりますが…なぜマネックスグループを選んだのかであったりとか、今までのご経歴をお聞かせください。
以前は製造業に勤めていました。海外に多くの子会社を持つ会社で、大学で英語を専攻していた事もあり入社当初は製品の輸出入や貿易の実務などの業務を担当していました。その後、2007年に内部監査部門に配属され、翌年には日本でJ-SOX(ジェーソックス)*の制度が開始されました。以来、現在まで内部監査業務に携わっています。マネックスへは2018年に転職し、内部監査室に配属され、現在に至ります
*内部統制報告制度とも呼ばれており、財務報告において企業に内部統制を求め、不正会計を防ぐことを目的としています。
―まさに内部監査の第一線を歩んできたんですね。
まあそうですね(笑)。内部監査の経歴が一番長くなるほど、キャリアを活かして、 自分なりに新たな挑戦をしてみたいと考え、転職活動をしました。一番やりたかったのは、やはりJ-SOXの経験や英語力を活かすこと。そうするとおのずと海外に子会社がある上場企業が候補になり、転職活動を続けていたところ、マネックスと出会いました。
―実際入ってみてギャップとか何か感じたこととかありますか ?
特になかったですね。前にいた会社とマネックスとでは、フィロソフィー的なところが結構一致していたこともあり、自然に馴染むことができました。ただ、金融機関なので、セキュリティや規制面などは、当たり前ですがすごくしっかりしているなという印象ですね。
―今後の展望があれば教えてください。
内部監査というのは、簡単に言うと、企業の目的達成を支援する仕事なんですよね。具体的には、その企業が持っている目標に対して、達成を阻害するようなリスクがある場合、そこがきちんとコントロールされているのかを私たちが確認して、「大丈夫ですよ」とCEOや監査委員会に対して保証するのが我々の業務ですね。経営との連携もしっかり行いながら、内部監査の品質をさらに高めることで、企業の目標達成に貢献できると考えているので、その点を極めていきたいという思いがありますね。
あとは、当社は国内もそうですけれども、海外グループの展開を含め、子会社や関連会社が増えている状況です。その点についても、我々の目標を阻害するようなリスクがグループ内にないかという視点を持ちながら、取りこぼしのないように、グループ全体で保証して行きたいと考えています。
―このポジションに関心をお持ちの方に向けて何かメッセージを。
内部監査が十分に機能していない会社も、世の中には少なからずあるのではないかと思います。例えば、法令や規定に照らして「できているか、できていないか」だけを単純に確認しているケースもあるのではないでしょうか。当社ではそうではなく、IIA(内部監査協会)の国際基準(現 グローバル内部監査基準)に基づき、リスクベースでの内部監査を行っています。その経験をお持ちの方であれば、非常にスムーズに業務を進めていただけると思いますし、さらに英語力があれば今後のグループ展開においても活躍の幅が広がります。
内部監査は、事実や数値、プロセスの理解の正確性が求められる仕事です。そのため、相手部門とのやり取りでは背景や意図を共有しながら細部まで確認して進めることが欠かせません。これは監視や干渉ではなく、監査結果の信頼性を高め、組織全体のリスクを低減するための重要なプロセスです。だからこそ、コミュニケーションは双方向で行える方を歓迎します。お互いの認識をそろえることで監査の質が高まり、関係部門の納得感や改善の実効性にもつながります。
また、ご自身の知識や経験に加え、「気づく力」も重要です。内部監査を進める中で、「ここはこれでいいのかな?」「少し変じゃないかな?」といった小さな違和感に気づける方は、この仕事で大きな強みを発揮できます。そうしたスキルを存分に活かしながら、グループ全体の健全な運営に貢献していただける方と、ぜひ一緒に働きたいと思っています。
―最後に読者にメッセージをお願いします!
マネックスグループの内部監査は、私が入社した2018年に、内部監査協会が定める国際基準に基づき、外部評価(品質評価)を受けました。これは「当社の内部監査が国際基準に沿って実施されているか」を第三者に評価してもらうものです。世の中には実施してできていない会社もありますが、当社は積極的に取り入れています。私自身、この評価を2回経験し、そのたびに内部監査の品質が向上していることを実感しています。
ここで働くことで、品質の高い内部監査の実務経験を積むことができ、キャリアアップにもつながります。私も入社後、会社の制度を活用してCIA(公認内部監査人)とCISA(公認情報システム監査人)の資格を取得しましたが、いずれも会社からのサポートがあってこそ実現できたものです。自分のスキルや知識を高めながら、業務の幅を広げていける環境がマネックスにはあります。ぜひここで、私たちと一緒に成長していきましょう。