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※この記事はMOLTSのコーポレートにて、2019年8月1日に投稿した記事の転載となります。(https://moltsinc.co.jp/recruit/4540)
百貨店での店長職、音楽業界での業務に従事したのち、未経験でデジタルマーケティング業界へ。アイレップ、ベンチャー企業を経て2018年にMOLTSの子会社であるデジタルマーケティング領域のエージェンシー事業を行うSTAUTにジョインした長澤友佳。
アイレップでは大手総合通販クライアントの広告運用業務、 ベンチャー企業にて大手クライアントのリスティング広告・ディスプレイ広告・ソーシャル広告運用なども経験。
現在はSTAUTで広告運用のバックヤードの責任者を務める。フリーランスでも生きていける豊富な実績がありながら、彼女はなぜ、MOLTSで働き続けるのか。その理由に迫る。
「パソコンの電源はどれですか?」未経験から飛び込んだデジタルマーケティング業界
——まずはじめに、長澤さんのこれまでのキャリア遍歴を教えていただけますか?
29歳までは「もっと自由に仕事をしたい」という思いが強く、歌を歌ったり、楽器をやったり、販売員をやったりして生活してました。ただ、段々と立ち仕事は身体を壊したら終わりだなと思いはじめ、デスクワークをやりたいなと思ったんですね。
そこで職業案内所に行って、デジタルマーケティングエージェンシーである株式会社アイレップを紹介してもらい、入社しました。
まったく未経験の業界だし、パソコンもわからない人間だったので、私自身よりもまわりの方々のほうが大変だったかもしれません。入社して第一声が「パソコンの電源はどれですか?」だったので(笑)。
魔法使いみたいにパソコンを使う人に手取り足取り教えてもらいながら、派遣社員として、サポート業務を中心に2年ほど在籍しました。
2年経つとさすがにパソコンは使えるようになっていますし、仕事にも慣れてきて、数字を見る余裕ができてきたんですよね。「ここの数字が変動してますよ」と社員の人にも言えるようになってきていて。
また、「いまこれをやらないと、クライアントのためにならない」といったこともわかるようになってきました。でも、大きい規模の会社だったこと、また私が派遣社員だったこともあり、出来ることの制限があることに窮屈さを感じていました。
もっと踏み込んで仕事をしたい、そう思ったタイミングで他の会社からお声がかかり、転職。そこで1年半ほど勤めた後に、STAUTへ入社しました。
——STAUTに入社するに至った経緯を教えていただけますか?
実はSTAUTの代表である松尾が、アイレップ時代の同僚なんです。ちなみに当時の松尾は、パソコンを持って走り回り、オフィスグリコのお菓子をあさっている人、というイメージでした(笑)。
前職の退職を決意してから少し経った後、人づてに松尾から連絡をもらい、ホルモン屋さんに行ったんですよ。いろいろ近況を話している中、「で、いつSTAUTに入社するんですか?」とかって言ってくるんですよね。
いきなりだなと思いつつ、私自身直感で決めてしまうタイプなので、じゃあ入ろうかなという感覚で入社を決めました。ただ、松尾は彼の下で働く人というよりも、一緒に働く人を探していたこと、またとても情に厚い人だと知っていたので、信頼できる人だったというのは大きいです。
また、その後にMOLTS代表の寺倉そめひこにも会ったのですが、「この人もヤバい人だな」と思って。面白いことが起こりそうだな、という直感でジョインすることに決めました。
個人事業主の集まりのようなドライな雰囲気かと思いきや、想像以上にハートフルな組織で、単純に嬉しかった
―― 現在STAUTでは、どのような仕事を担当されているのでしょうか。
現在は広告運用のバックヤードの責任者として、クライアントの広告運用実務のほか、広告代理店のオペレーション最適化支援や、集計業務・データ分析効率化などを担当しています。
振り返ると、この1年半は本当にあっという間でした。STAUTでは負うべき責任やプレッシャーも大きく、震えながら仕事をしています(笑)。
言い換えれば、責任が大きいほど自由にできることも多いため、そのくらいが自分にはちょうどいいな、という感覚ではありますね。
——入社してからこの1年半で感じた、難しさや大変さはありますか。
いろいろあります。1つは、頭の切り替えが難しいなと感じています。というのも、多くのクライアントと案件のやりとりをする中で、相手にとって最適な対応を常にしなければいけません。臨機応変にここは変えるべき所、変えてはいけない所など、常に思考を止めないで意思決定をする点は難しくも楽しいです。
そしてもう1つは、自分からSOSを出せないときがあって。気づかないうちに、自分ではコントロールできない場面があったんです。幸い、大きな失敗に繋がる前に松尾が助けてくれたんですけれども、自分からSOSを出せなかったことが悔しくて。
手が差し伸べられる前に、自分で対処できるようになりたいと強く思いました。
ただ、そういった経験を通じて、松尾が思った以上に人間味がある人なんだなと気づけました(笑)。
会社含め、もっとドライな雰囲気なのかと思っていたんです。出社義務もないですし。独立採算制をとっている会社のためというよりは、どちらかというと個人事業主の集まりのような、 “点でやっていく” くらいの覚悟で入社をしたのですが、実際は結構ハートフルな組織でした。意外にもチームとしての結びつきが強く、不安を感じていた分、素直に嬉しかったです。
会社によっては、不透明な経営に不審感を抱いてしまう企業もあると思います。でもMOLTS、STAUTでは、メンバーそれぞれにどういった想いを持ってほしいか、5年後、10年後どうしたいかなどを常に共有し続けてくれる体制があるので安心して働くことができます。それもまたSTAUTに入って嬉しかったことの一つで。
会社の理念である「美味い、酒を飲む。」という言葉の意味が、この1年半を通じて自分の中で腑に落ちた感覚があります。
この会社と仲間が、成長していく姿を見たい
——長澤さん自身は、美味い酒を飲めたなと思える経験はありますか?
自分が担当している案件で、結果として成果に結びついて嬉しかったことはありますが、本当の意味で「美味い酒が飲めた」と思えることはまだありません。
広告運用は終わりがないということもあるのですが、今後はもっと「成果を出せた」と自信を持って思えるように努力したいです。
また、これまでを振り返ると会社自体は順調に売上を伸ばしていますが、組織で売上を伸ばすというよりは、個々がそれぞれ自分の得意なことで売上をつくってきたフェーズだったなと思っています。だからこそ今後必要なのは、それぞれができることを増やし、組織としてどのようにして成長していくか、を考えること。
私自身、教えることがあまり得意ではないのですが、組織に貢献するためにも、これからは人に伝える、教えるといった行動を通して、他のメンバーができることを増やせるようサポートしていきたいなと思っています。
——あらためて、長澤さんがSTAUTに在籍し続ける理由を教えてください。
この会社が成長していく姿を、見たいからですね。
MOLTSに在籍するメンバーはそれぞれに、「会社をこうしていきたい」という想いがあります。売上はもちろんですが、みんなが目の前で成長していく過程を見ると、私自身とても刺激を受けます。
「あの会社、成長しててすごいね」と、俯瞰して見るのではなく、その中の一員として居続けたいですね。そのためにも、会社の成長を実現しようとしている他のメンバーのサポートを、私はしっかりとできるようになりたい。
また、なぜそこまで自分はMOLTSやSTAUTに居ることにワクワクしているんだろう、と考えてみると、事業の成長をダイレクトに実感できるからだな、と思います。
似た価値観を持つメンバーが集まり、全員が成果にコミットする高い視座を持ち続けていると、自然と自分自身の成長も促されます。
そういう喜びも感じていて、だからこそ、自分にできることがあればサポートしたいと思うんです。
みんなに気づかれないけど、こっそり支えている立場、死ぬときになって気づかれればいいかなくらいの気持ちでやっています。これからもみんなが伸び伸びと成果を出せるよう、サポートに徹していきたいなと思っています。