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【社員インタビュー】「ちゃんと伝わるものを、ちゃんと作る」— 16年間の経験から語る、映像制作への純粋な想い|神保 光祐 [Kosuke Jimbo]
こんにちは!人事担当の湊です!
今回は、2009年にモバーシャルに入社し、16年間にわたって活躍されている神保光祐さんにインタビューしました。学生時代の映画館でのバイトやスケボー映像の撮影、そして代表・圭さんとの専門学校での出会いを経て、モバーシャルの成長とともに歩んできたベテランメンバーの一人です。
Q: まずは自己紹介をお願いします
2009年6月に入社しました。もう少し前から関わっていたのですが、正式には16年ほどになります。大学は法学部だったのですが、学生時代はずっと映画館でバイトをしていて、趣味でスケボーのビデオを撮影していました。
Q: 映像業界に入ったきっかけを教えてください
きっかけはスケボーの映像でした。MTVを見たり、映画も見ていましたが、どちらかというとスケボーやスノボの映像(VHSで)を見ていることが多かったですね。学生時代は映画館でバイトをしていたので毎日映画館にいた記憶がありますが、映画以上にスケボーやスノボの映像に興味がありました。
就活もしたのですが、やっぱり映像の専門学校に入りたくて、デジタルハリウッドに入りました。そこで代表の圭さんと出会いました。
Q: なぜ編集の道を選んだのでしょうか?
最初は制作でキャリアを始めました。当時はフィルムで撮影だったので、色んな意味でフィルムの取り扱いが難しそう...と思い、編集を選びました。モバーシャルに入社する際も、エディターをやってほしいというのが、圭さんのリクエストでもありました。
Q: モバーシャルに入るまでの経緯を教えてください
デジハリ(映像の専門学校)の卒業後は、MVが専門の制作会社で働いていました。かなりハードな環境で、機材庫で寝ることもありました(笑)。その後はポスプロのアシスタントをして、フリーランスになって、5社くらいで働きました。ブライダルの仕事もしましたし、クラブのVJもやっていました。
そこで今の奥さんと出会って結婚して、その時期にモバーシャルが創業して圭さんに声をかけてもらったんです。ブライダルの仕事にも区切りがついたし、結婚もしたし、色々なタイミングが重なって、モバーシャルに入社しました。
Q: 設立当初から現在まで、変わったことと変わらないことを教えてください
変わらないのは、圭さんがずっと代表でいることですね。
圭さんがいなければ、今のモバーシャルはないかもしれません。
変わったことは、映像業界全体の発展と、会社の企業規模です。
昔は大手の制作会社が市場を独占していて、中小企業の案件単価も低かったんです。
でも他社との提携で大規模な案件を受けられるようになったし、社内の体制も変化し続けています。
昔より利益をしっかり追求するようになってきたのも大きな変化です。
Q: 個人的に、神保さんは曖昧な「こんな感じ」をちゃんと言葉にしてくれる安心感があるのですが、「言語化」する際に意識していることはありますか?
仕事で鍛えられたと思います。自分の中に蓄積されたものを引き出しにしている、その繰り返しですね。言い方、伝え方は本当に気をつけています。ミスをすることもありますが、気づいてフォローしてくれる仲間の存在が大きいです。
Q: 仕事をする上でモットーや大切にしていることはありますか?
楽しむというか、好きでやっていることが前提ですね。編集が特別好きなわけではないのですが、自分の中で思っていることや考えていることを自分で作って伝える方が早いんです。
あとは、「何のために作っているのか」という目的を見失わないことも大切にしています。
Q: 後輩とのコミュニケーションで心がけていることはありますか?
あまり細かく指示しないようにしています。後輩を信じて自分で気づかせたり、聞きやすい雰囲気を作ることを心がけています。年代も違いますし、感覚も全然違うので、「普通は」という考えをできるだけ抑えて、分からなければ何回でも教えようと思っています。
Q: 最近のチーム制導入などの組織変化をどう受けとめていますか?
チーム制とてもいいと思います。組織変更を含め、トライアンドエラーをフットワーク軽くできるのが、ベンチャー企業の醍醐味だと思います。
また、今在籍しているPM達が本当にすごい!というのをチーム制になって再度実感しました。
一般的に映像制作では、カメラマンやエディターなどそれぞれの専門職が分業で進めることが多いのですが、モバーシャルでは全員がマルチクリエイターとして案件に向き合います。
今回、チーム制になることで案件全体の流れがより見えるようになりました。「誰のなんのためにやってるのか」がより明確になると、気づきが増えることを再認識しました。
Q: これまでで一番思い出に残っているお仕事は?
創業期に全員で1つの案件を進めていた時は楽しかったですね。
あとは、自分の提案が通った時も嬉しいです。提案内容がクライアントのニーズとマッチしていると赤字も少ないし、お客さんが喜んでくれると本当に嬉しいです。
どんな案件であれ、やはりチームで進める案件が楽しいです。
一人で完結してしまうと、完成しても誰かと感動を共有できないので。
Q: モバーシャルの強みは何だと思いますか?
ワークライフバランスですね。映像業界は激務で結婚が難しいところが多いのですが、モバーシャルはそういう環境ではありません。実際に僕は、家も買えて子供も育てられています。
この業界で長く働き続けられる環境があるのは大きな強みだと思います。
Q: 最近話題の「マルチクリエイター」についてはどう考えていますか?
業界理解、クライアント理解、企画立案など、制作の上流工程のスキルだと思います。
今、高野さん(制作部部長)が企画のブレストに若いメンバーを積極的に参加させていますが、編集や技術だけではない部分がとても重要ですね。
他の制作会社では新人を「プランナー」として企画段階から参加させているところもあります。技術だけでなく、横断的にできる人材、企画立案のセンスも含めた総合力が求められる時代だと思います。
Q: 若手育成について思うことはありますか?
若手育成はとても大事だと思います。一緒に案件を進めながら教えたいのですが、みんな忙しくて、なかなか同じ案件で時間を共有するのが難しいのが現状ですが、自分にできることはフォローするようにしています。
でも、技術的なことだけでなく、自分がやりたいことをいかにクライアントに伝えて実現するかということも含めて、様々な経験を積んでもらいたいと思っています。
16年という長いキャリアを持ちながらも、常に学び続け、成長し続ける神保さん。
技術的なスキルだけでなく、優れたコミュニケーション能力と「言語化」の力で、チーム全体を支える存在として活躍されています。
「ちゃんと伝わるものを、ちゃんと作る」という神保さんの言葉には、映像制作への純粋な想いと、プロフェッショナルとしての誇りが込められていると感じます。
ワークライフバランスを保ちながら、好きなことを仕事にして長く成長し続けられる環境が、モバーシャルにはあります。
あなたも私たちと一緒に、「好きなこと」を大切にできる場所で、キャリアを築いてみませんか?