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はじめに
みなさま、はじめまして。こんにちは!
2022年6月にコンサルタントとしてMNTSQ(モンテスキューと読みます)に入社した、島吉と申します。MNTSQは、Enterprise企業向けに契約業務のDXを推進する機械学習プロダクトを提供している会社です。このエントリでは、下記の内容についてお話ししてみようと思います。
- 自己紹介
- MNTSQのファーストインプレッション
- なぜMNTSQに入社したのか?
- 実際に入社してみてMNTSQはどんな会社?
- どんな人がMNTSQで活躍できるのか?
- 最後に
自己紹介
あらためまして、島吉誠です。1977年生まれの45歳です。MNTSQは、すべてのビジネスの基本となる契約を全社的に取り扱う、Enterprise SaaSという領域であるため、法務に詳しい弁護士や企業法務経験者、あるいは基幹システムの導入に精通したコンサルティングファーム出身者などピカピカの経歴の人が多いのですが、そんななかで僕のキャリアはわりと変わり種です。ざっくりサマると。
- 大学は法学部(だったが、遊んでいたので、まったく法律は知らない)
- 20代は出版業界で雑誌を作っていた
- 30代はゲーム業界で事業PMをしていた(そこそこ有名なタイトルも担当)
- 40歳で共同創業者として起業するも、失敗
- 42歳、スキル不足を痛感し、働きながら国内のビジネススクールに通学
- 45歳、ビジネススクールを卒業、MBAというものを取った。MNTSQに転職
ちなみに起業したときに作ったサービスは、日本の労働力不足を解決するため、国内企業と外国人人材を結びつけるためのマッチングサービスでした(着眼点や志はよかったのではないかと、今でも思っている)。雑誌もそうですし、ゲームもそうなのですが、一貫してto Cのサービスを手がけてきました。
いままでのキャリアを考慮すると、to Cのサービスとの親和性が高いのですが、それがなぜEnterprise SaaSのMNTSQに入社したのかについて、お話ししてみたいと思います。
MNTSQのファーストインプレッション
転職活動中、じつはto Cサービスの企業をメインで見ていました。自分の志向として、ゼロイチで事業を立ち上げたい、という思いが強いので(これは今も強く持っている)、to Cのサービスで立ち上げフェーズの事業責任者や事業開発というポジションで探していました。いくつかご縁をいただいたりもしているという状況でした。
そんななかでMNTSQを見つけたのですが、最初の素直な印象は。
- Enterprise企業と向き合うのはやり甲斐がありそう
- 相応に案件の難易度が高いので、自分のスキルアップにもつながりそうだ
- しかし、法律とかよくわからんし難しそうだ
- 中の人は化け物みたいなキャリアの人ばかりっぽい。取って食われるんじゃないか?
といったところでした。
自分が事業ドメインへのこだわりがなかったことと、スタートアップというフェーズの企業にアンテナを立てていたこともあって、興味は持ったのですが、自分とはずいぶん遠い所に存在する会社だよね、というのが素直な気持ちでした。とりあえず話しだけ聞いてみようかなというスタンスだったと記憶しています。
最初はこんな感じで一歩引いていたのですが、選考を通してMNTSQの魅力が高まりました。カジュアル面談と一次面接では福井と古角と話し、あらためて優秀な人が集まってることを知り、最終面接ではマネージャーの長谷川と代表の板谷とのセッションで、ふたりの熱い想い(すべての合意をフェアにする)とGo to Market戦略に痺れ(これはマジですごいと思うので、ぜひカジュアル面談へ)、入社を決意したという次第です。
Go to Market戦略を少しだけ補足すると、スタートアップ企業で、これだけ明確にオセロの四隅を押さえた戦略を採ることができている企業は、そうは多くないと思います(ここではお話しできないこともあるので、詳細はぜひカジュアル面談へ!)。自分が事業ドメインへのこだわりが強くなかったこともあり、ビジネスとしてのスジの良さに惹きつけられました。
と、こうやって書くと、すんなり意志決定したように思われるかもしれませんが、入社を決めるまではだいぶ悩みました。眠れない夜を過ごしました。
なぜMNTSQに入社したのか?
冒頭でも書きましたが、僕のキャリアはto Cがメインでした。いままでのキャリアを考慮するとto Cの事業こそが妥当な選択に思えますし、自分もそのように進もうと思っていました。Enterprise SaaSへのジョブチェンジは大きなジャンプですし、失敗したときのリスクも大きい。それが、なぜMNTSQという意思決定をしたのでしょうか。
ちょっとポエムな内容となりますが、ここ数年、同じようなことばかり繰り返していいのかな、という気持ちが心の中にありました。それなりに年を取っていることもあり、前職ではチームのマネジメントをする立場だったのですが、メンバーにもめぐまれ、とても居心地のよい環境でした。思えば、その前の環境もそうだった。
ただ、この「居心地のよさ」というのは善し悪しがあると思います。よくコンフォートゾーンなどと言いますが、無意識に行動できるほど安心・安全に慣れ親しんだ状態に身を起き続けると、なかなか自己の成長につながらない。コンフォートゾーンにとどまり続けると、そこにあるのは緩やかな死であるように思います。
そのようなことを考えたとき、MNTSQはとても魅力的な選択肢となりました。メンバーはこの上なく優秀なのでとにかく学びの機会が多く、Enterprise SaaSという自分にとっては未知の領域の仕事も学びの宝庫であるように思えました。
とはいえ、年を重ねれば重ねるほどコンフォートゾーンの外に飛び出すにはパワーと勇気が必要になるもので、マジで悩みました。ご縁があった他社様も相当にいい環境で、鼓舞されるビジョンがあり、チームメンバーも素晴らしく、なおかつ自分が働いている様子もイメージできました。
一方で、MNTSQは素晴らしいビジョンと痺れる戦略は理解すれど、そもそも企業名が読めないし(MNTSQ=モンテスキューと読む)、メンバーは経歴ピカピカだし、こんなところで俺はやっていけるのだろうか、という不安な気持ちがあるのみ。長谷川との面談でも「ひたすらびびっている」という話しをした記憶が鮮明に残っています。
最終的には、MNTSQに入ることで圧倒的に自己成長することができそうだ、という魅力が勝り、入社を決めました。文章にするとさらっとしてるのですが、マジで数日眠れなかった。本当の変化は怖い。
実際に入社してみてMNTSQはどんな会社?
記事執筆時点で、入社して1ヶ月経過していないので、社内のことを完全に把握しているわけではないのですが、取って食われることはなかったです(笑)。
予想以上にフォローアップがしっかりしていて、きちんとしたon-boardingがあり、頼りになるメンターのサポートもあり(メンターの高山)、すごく丁寧に見てくれているんだなという印象です。優秀なメンバーが揃っており、頭の回転が速く、ロジカルでスマートなコミュニケーションをする人間ばかりなので、そこに緊張がないと言えば嘘になりますが、みなが心理的安全性を作り出そうとしていることを強く感じます。
成長企業は極めて強力な組織文化を必要としますが、MNTSQは「自由と責任の文化」を定めています。社員に求める水準は高く、社員が高い成果という「責任」を果たすために、会社は全力で社員を「自由」にする、という意味での「自由と責任の文化」です。タフな文化ですが、この社員の制約を解き放つ強烈な文化が、優秀なメンバーを惹きつけているのではないかと思います。
加えて、社員には「IssueRaiseの責務」があり、組織についての違和感を少しでも感じたら、全社員が問題提起する責務を持ちます。組織づくりは全員がOwnerであるという思想で運営されています。事実、代表の板谷が参加する全社のMTGであっても、会社の方針や施策などに対して、全社員が遠慮なく意見を出し合います。最初にMTGに参加したときは、あまりの忖度のなさに驚きました。
開発あるあるですが、開発中のプロダクトにフィードバックを出すとき、文頭に「開発中のため失礼なご指摘が云々」と書き添える人が多いように思います。MNTSQでそれをやると「なんでそんな余計なことを書くんだ!」と指摘されます。なぜならば、それを見た人が気を使うようになり、忖度のない意見が吸い上げられなくなるから。それぐらい徹底して、意見を言うこと、IssueRaiseをすることが求められます。
あとは、英語率が高めです。僕もIT企業にいたので、それなりに英単語が飛び交う環境には慣れていたつもりなのですが、入社直後に目にしたのが「官僚的で縦割り(Bureaucratic)な組織にならないために」というIssueで「Bureaucraticって何?」とびびったのはここだけの秘密です。みんな「Bureaucratic」とか普通に使ってるのだろうか。
どんな人がMNTSQで活躍できるのか?
まだ入社から1カ月と日が浅く、何かの結果を出したわけでもないため、確固たることは何一つ言えないのですが、Enterprise SaaSを体験してみて、コンサルタント経験者以外では、こんな人がフィットするのではないかな、と感じています。
- to C/to Bを問わず、サービスを複数チームを横断的に動かして開発したことがある人
- 受託開発で、クライアントと向き合いながら、開発ラインを動かしたことがある人
- 複数のステークホルダーが介在するプロジェクトを回したことがある人(非IT含む)
- スタートアップの変化が好きな人
社内外共にステークホルダーの多いプロダクトです。課題の真因を見抜き、構造化し、ステークホルダーを巻き込んで、課題解決の最短距離を走った経験のある人であれば、楽しめる環境なのではないかと思います。法律の知識はなくてもOKです。
最後に
VUCAの時代と言われて久しいです。5年後、10年後、世界がどのように変化しているかは、誰にもわかりません。入社したばかりでこんなことを言うのもアレですが、5年後、10年後に自分がMNTSQに在籍しているかどうかもわかりません。会社がないかもしれない。
ただ言えることは、このような変化の大きな時代だからこそ、自己成長できる環境に身を置き、自分のスキルを磨き続けることが大事なのではないかと思います。最近変化がないな、と感じている人、コンフォートゾーンから一歩踏み出してみませんか?
現在、MNTSQでは、コンサルタントを含む複数のポジションで採用活動を行っています。募集中の職種はこちらで紹介しています。カジュアル面談も実施しています。少しでもご興味を持たれた方は、ぜひ一度お話ししましょう。