スマホ1台でゲーム配信ができるプラットフォーム「Mirrativ(ミラティブ)」。そのiOSアプリの機能開発・アプリチームの基盤開発を担うのが、2025年4月に正式入社した千葉さんです。
実は大学3年生の頃からインターンとして関わり始め、約3年のインターン期間を経ての入社。1年目を終えたばかりの千葉さんに、ミラティブを選んだ理由から、入社後の成長実感、これからやりたいことまで、率直に語ってもらいました。
千葉 (ちば) iOSエンジニア。高等専門学校を経て大学・大学院へ進学。大学3年生の2022年8月よりミラティブにインターンとして参画し、2025年4月に正社員として入社。iOSアプリの機能開発とアプリチームの基盤開発を担当する。最近はAIと組み合わせたバイナリ解析ライブラリやツールの自作にハマっている。香川県在住。
テックブログの感想をツイートしたら、声がかかった
――Mirrativとの出会いを教えてください。
元々、Mirrativというサービス自体はかなり昔から知っていたんです。ふと古いスマホを見返したら、iPhone7にMirrativアプリが残っていて。たぶん2017年頃には使っていたんだと思います。当時パズドラに夢中で、配信を視聴していました。
その後、Mirrativアプリを離れてからはしばらく接点はなかったのですが、自分がiOSアプリ開発を始めた頃に、ミラティブのテックブログを読むようになりました。なかでも、PiP(ピクチャー・イン・ピクチャー)に関する記事がすごく面白くて、Twitter(現X)に感想を書いたんです。すると、その投稿をたまたま社員が見つけてくれて、インターンに誘っていただきました。
――偶然の流れで繋がったんですね。
そうですね。当時はまだ就職を強く意識していたわけではなかったんですが、「iOS開発を仕事としてもっと深めたい」という気持ちはありました。ちょうどインターンを探していたタイミングでもあったので、本当に良い縁だったと思います。
ミラティブ以外にも複数の会社でiOSアプリ開発に携わっていました。VTuber向けSNS、ホームセキュリティサービス、児童福祉施設向けのマネジメントサービスなど、領域はかなり幅広かったですね。
ただ、どの環境でも一貫していたのは、「iOSアプリ開発を通じて、事業に貢献したい」という気持ちでした。サービスジャンルよりも、技術的な面白さを軸に選んでいたと思います。
――その中で、最終的にミラティブを選んだ決め手は何だったのでしょうか。
iOSエンジニアとして、プロダクトへの影響範囲が大きいと感じたことです。一般的なアプリだと、iOS側はUI実装が中心になるケースも多いと思うんです。でもMirrativのような画面共有型の配信アプリは、クライアントアプリでの開発が多くなります。
また、ユーザーが触れる時間も長く、サービスの体験において、アプリが占める役割も大きいと感じました。だからこそ、iOSエンジニアとして貢献できる幅が広いと感じました。
それに、ミラティブでは「決まった仕様を実装する」だけではなく、「そもそも実現できるのか」を調査したり、長年の技術課題を探ったりする仕事も任せてもらえます。自分は、深く調べたり試行錯誤したりすることが好きなんです。探求することそのものが価値になる環境だと感じて、「ここなら楽しみながら働けそうだ」と思いました。
「毎日働く生活」を、最初は想像できなかった
――入社前に不安だったことはありましたか?
業務内容については、そこまで不安はありませんでした。もともとiOSアプリ開発が好きで、学生時代は夜通しコードを書いていたくらいだったので。複数の会社で、インターン経験もあり、働くイメージは持てていました。ただ、「好きなことを仕事にしたとき、それをずっと好きでいられるのか」は考えていましたね。
あと、大学院まで長く学生生活を送っていたので、春休みや夏休みのような長期休暇がなくなることにも、正直かなり不安がありました(笑)。「これから毎日働く生活が始まるんだな……」と、少し身構えていたと思います。
――実際に働いてみて、その不安はどう変わりましたか?
最初の頃は、正直かなり疲れていました(笑)。
学生時代は趣味でOSS開発をずっとやっていたんですが、仕事が終わると体力が残っていなくて。「このまま開発を楽しめなくなったら嫌だな」と感じた時期もありました。
でも、少しずつ働くリズムに慣れてきて、最近はまたOSS開発も楽しめるようになってきています。2年目はうまくリフレッシュしながら、長く楽しく働けるバランスを作っていきたいです。
「課金導線の最適化」から始まった、手応えのある1年目
――1年目の最初に任された仕事を教えてください。
配属後に最初に担当したのが、「課金導線の最適化」のタスクでした。お金に関わる部分なので、最初はかなり緊張しましたね。ただ、iOSとAndroidで共通する部分も多く、Androidエンジニアの先輩にサポートしていただきながら、なんとかやり切ることができました。
「もっと大きなこともやってみたい」という気持ちはありつつも、ユーザー体験や事業に直接関わる部分を任せてもらえたことは、すごく嬉しかったです。リリース後にSNSでユーザーさんの反応を見ると、良くも悪くもダイレクトに声が届くんです。その実感が、次のモチベーションにも繋がっていきました。
――1年間で、一番成長を感じた経験は何でしたか?
10月頃から担当した、新機能の開発です。
この機能はiOS先行リリースだったので、これまでのようにAndroidエンジニアを頼ることができませんでした。さらに、実験的な機能だったこともあり、仕様が完全に固まりきっていない状態で開発が進んでいったんです。実装しながらフィードバックをもらい、仕様を調整していく。そんな進め方でした。
その中で、自分自身が仕様整理をしたり、PdMやデザイナーと直接コミュニケーションを取ったり、後からAndroid対応しやすいようにドキュメントをまとめたりと、実装以外の役割も増えていきました。
最初の頃は、周囲に支えてもらいながら開発していた感覚が強かったんですが、このタイミングで「今度は自分が前に立つ側なんだ」と感じるようになりました。わからないことを質問することは気が引けてためらうこともありますが、その気持ちを乗り越えて、自分が動くことでチームが前に進む。その経験はかなり大きかったです。
ミラティブには、仕様が完全に決まり切る前から、エンジニアも一緒にプロダクトを作っていく文化があります。実験的な挑戦も多いので、「まずやってみる」経験を若手のうちから積める環境だと思います。
先輩の姿に、目指したい姿を見た
――先輩や上司との関わりはいかがですか?
自分は、全部を細かく教えてもらうより、まずは自分で挑戦してみたいタイプなんです。でも、本当に困った時にはしっかり相談したいという、ちょっと面倒な性格で(笑)。ミラティブでは、その距離感がすごく合っていると感じます。
自由に挑戦させてもらいながら、必要な時にはちゃんと助けてもらえる。個人のやり方や強みを尊重してくれるカルチャーがあると思います。
――印象に残っている先輩はいますか?
上長の竹澤さんですね。インターン時代に、Twitterで声をかけてくださったのも竹澤さんでした。竹澤さんは、技術力が高いだけでなく、仕様や施策の議論といった、いわゆる「上流」の部分にも積極的に関わっていくんです。
エンジニアとして機能を実装するだけではなく、プロダクト全体に影響を与えている。その姿を見て、「自分もこういうエンジニアになりたい」と思うようになりました。
仕様が固まる前から、エンジニアとして意見を出す
――2年目に入って、これから挑戦したいことを教えてください。
1年目は、固まった仕様を受け取って開発することが多かったんですが、最近はもっと早い段階から議論に参加できるようになってきました。
「こういう懸念がありそう」「こういう代替案もあるかもしれない」そんなふうに、エンジニア視点で仕様検討に関わる機会が増えてきています。自分が納得感を持って開発できるだけでなく、プロダクトをより良くするための貢献にも繋がるので、今後はそこをもっと深めていきたいです。
技術だけではなく、「チームとして何が最適か」を一緒に考えられるエンジニアになりたいと思っています。
――最後に、この記事を読んでいる方へメッセージをお願いします。
1年目からどんどん挑戦したい人には、すごく合っている環境だと思います。丁寧な仕様書が最初から全部揃っている、というよりは、自分で考えながら前に進めていく場面も多いです。でもその分、早い段階から裁量を持って動けます。
iOSチームも、序列があるわけではなく、それぞれが得意領域を持ち寄ってチームで補い合っている感覚があります。「これが得意」「これを深くやってみたい」そんな気持ちがある人なら、実際にチャレンジする機会をもらえる環境です。
何かを深く突き詰めることが好きな人にとっては、きっと面白い場所だと思います。
※記事の内容は執筆当時(2026年7月時点)のものです。