創業から4年経過した今、どのように「Mirise up」を見ているかCOOの菅野 航さんへインタビューをしました。
ー創業から4年が経ちました。現在のMirise upをどうとらえていますか?
やっとスタートラインに立ったと思っています。
これまでは、個々の能力や、マンパワーで走っていました。
足りない仕組みや属人化しているものが多かった印象ですが、これからは、本格的にアクセルを踏み、仕組みづくりをやりたいと思っています。
給与・評価制度、社内ルール、事業フロー、教育システムなどを構築したい、それが会社運営における第一歩だと思っています。
これらは、4期目に、しっかり人が採用できたことで、気づいたことが多かったですね。
ーなるほど、「ここが転換期だった」というところはありますか?
2023年夏に2名のCAがはいり、売上のベースがあがりました。
未経験で入社した人でも、「これくらいできるんだ」ということがわかりました。
と同時に、未経験でも会社として育成できる、ということがわかった瞬間でしたね。
もちろん個人の能力もありますので、どんな経験の方でも、本人にとって必要な研修などは提供していきたいと思っています。
ほかには、チーム制をやったことですね。
4期目をスタートするときに、大きく事務職と製造職で領域を分けました。社員とアルバイトさんをチームごとに分けたことで、事業部としてそれぞれの分野で細かい変化がでたと思います。
そのチーム制に伴い、目標数字や各個人の役割をはっきりさせたことで、自分が何をしなくてはいけないのかが分かり、一人ひとりの行動が変わりました。
ー育成できるということがわかったというのは、どんなことから?
新しく入った人には、「とりあえずトライしよう。」と伝えて続けてきました。
チームに入って、先輩がやっていることを引き継いで、練習をいくつか重ねて・・よりも、サポート体制があり、既存のメンバーが手厚くフォローできるので、まずは何事もトライしてから振り返ろうが、会社としてのスタンスです。
ー育成方針は?
「やらせる」ではなくて、「自発的にやろう」です。
自発的にやっていきたい想いが強いメンバーや早期で結果を出していきたいメンバーに対しては、まずは想いを提案してもらい、それを実現していくために目標から逆算したロードマップを一緒に考え、全力でサポートするから、ここまでやってみようと、まずアクションしてもらっていましたね。
本人がやりたいものに対してフォローする。できるようにするために「考える」を大切にしています。
方針は、これやりたいです、に対して、「どうやったらできるだろうね?」というスタンスです。
やりながら、わからないことは相談してくれますし、本人たちから相談しやすい環境づくりを大事にしています。
ーこれまでで、思い出深いシーンや印象的だった出来事は?
4期目の総会が先日終わり、振り返ったときに、特に嬉しいと感じたのは、
「期待を上回る各個人の成長」を実感したことです。
スカウト配信の仕事が中心だった、アルバイトさんの役割が変わり、応募者対応やRPAの設定ができるようになりました。
実は当初、限られた時間内では、この仕事量ができないと相談を受けたことがありました。しかし、4期目を振り返ると、メンバー自ら、できるようにするためには、成果を上げるためにはどうしたらいいかを話し合い、解決していく。
その”当事者意識”が本当にうれしかったですね。
アルバイトの皆さんの意識変化が会社の基盤を支えるだけでなく、底上げをしてくれたと思います。
ー話し合っての解決はどんなふうに?
まずは、アルバイトさんに「こういうことをやってほしい」を伝えました。
もちろん、「なんでやってほしいか?」の理由や背景もセットで、です。
そのうえで、「もし難しそうだったら、できる方法を考えてほしい、どうしたらできるようになるのかを提案をしてほしい」という話をしました。
そうしたら、アルバイトさんから、「こういう運用だったら、できるかもしれない」という話をもらい、それを実現するために、こちらが環境を作っていくことで解決につながっています。
ー関わる従業員に期待することは?
いまはまだ少数精鋭の組織で、トライアンドエラーを積み重ねながら会社作りをしているフェーズだと考えています。
ただのアルバイト、ただの社員ではなく、雇用形態関係なく、それぞれがMirise upの顔として当事者意識をもって業務に取り組み、結果、期待以上の活躍しているので、責任感が強くあると思っています。
結果が出たときに、立役者をみんなで承認したいですし、どうせ仕事をするならばやっぱり、頑張ってほしい。
現場でやっている人たちが一番わかっているので、期待は、「もと会社をよくするためのアドバイスが欲しい!」ですね。
ーこの4年間での変化や成果は?
なにより会社の雰囲気がかわりました。最初、人数が限られているなか、私が発言をすることが多かったんです。
いまは、最終的な方針は決めることもありますが、会議の場では、それぞれが考えて、発言権をもって議論しあっています。
みんながいろんな考えを持って、積み上げています。
とても賑やかで、チーム会で戦略を話し合ったりと、雰囲気がガラッと変わりましたし、明るくなりました。みんなの表情をみても、楽しそうです。
総会の感想を見ていると、「やる気出ました!」とか書いてあって。
いままでだったら、「ありがとう、もっと頑張ります」で終わるが、人が増えて、モチベーション、責任感、主体性が増した印象です。
ーこれからの未来に期待することは?
現在の社員の役割が、どんどん変わってくると思う。
人を採用することで、新しいことへの挑戦を楽しんでいきたいです。
変わっていくことを前向きに期待しています。
そのために、会社全体として強固な基盤をつくらないといけないと思っていて、甘いところを詰めて、より強い組織にできるかが課題ですね。
ー甘いところとは?
まずは働き方です。
そして、業務効率。まだまだ時間かかっていることがあるので、なるべく人員の稼働にとらわれないものを作っていきたいです。
AI化、DX化、今いる人員でどこまで効率化できるのかチャレンジしたいですね。
アルバイトさんがやっていることも一人あたりのパフォーマンスを上げていくということも考えています。いまは、チャットGPTに手伝ってもらいながら、履歴書・職務経歴書の作成をし、精度を上げています。
ー今後、どんな1年、3年を描いていきたいですか?
もっと人が増える大前提があります。
5期目も1年はしってみると、きっと一人ひとりの役割が変わっています。
1年同じことをする、じゃなくて新たなものを導入するなど、段階を経て変わっていきます。
一人一人の役割が変わっていくことが目指したい未来です。
ーCHANGE・CHALLENGEを大事にしているんですね!
最近思うのが、変わらなくていいもの、変えちゃいけないものもあると思うんです。
ただ、一方で現状をよくするために、変えていかないといけないと思います。
常によりよくしていきたい。
これっって数字にもつながっていて、事業規模のベースをあげるにもつながると思います。
そのためには自分が一番変わらないといけないとも思いますね。
ー菅野さんが努力していることは?
なるべく全体をみて、効率よく業務ができているか?
どんな戦略で、トライしていくのか?俯瞰して物事を見たり、判断したりしています。
あとは、働き方をより良い方向にかえないといけないと思っているからこそ、売上を効率よく上げるために、顧客管理の施策を考えたりしています。
いままで優先できなったことに向き合っています。
ー優先できなかったこととは?
ルールを決めるなどです。
「業務が忙しいから仕方がないよね」と後回しにしてきたこともありました。
これまでの積み重ねではできないこともあるので、システムをいれるなどで解決していきたいですね。
ー理想的なMirise upでの働きかたは?
仕事が終わり、帰宅して、自分の時間がしっかり作れる。次の日のしごとが苦じゃない。
働きすぎてしまって、身体に支障がないようにしたいです。遅くまで残らなくても、しっかり売上が上げられるように、リモート勤務も、もっと積極的に活用していってほしいと思っています。
みんなで働く環境についても、作っていきたいですね。
ー経営者として目指すことや展望は?
一番、自分が変わっていかなくてはならないと思っています。自分のいたらなさは、人が増えることで気づきました。
もっと、会社を伸ばしていきたいので、できていないところや仕組みを整えることで課題解決を目指したいですね!