今回は、MiraieITコンサルティング事業部で初の男性育休を取得された、とっさんに、体験レポートを公開していただきました!
これから育休を取得されたいとお考えの男性社員の方々、必見です!
【取得の流れ】
1.上長・会社へ報告・業務調整
育休を取得する場合は、原則として取得したい日の1か月前までに書面で申し出が必要となります。その為、口頭での会社への報告はもっと早く、3〜4か月前には打診するのがベストです。
私の場合は、まずは直属の部署の上長へ4〜5か月前に「取る予定です」という意思表示、2〜3か月前には明確に期間も伝えました。
2.事務手続き
会社への報告の後は事務手続きがあります。実際に作成した書類は下記3点です(詳しくは人事総務部へ)
- 身上異動届・変更届
- 家族手当新規・変更申請書
- 夫婦共同扶養収入額確認表(被扶養者異動届添付用)
また同時に下記項目も必要になります。
- 子供の名前(フリガナ)
- 性別
- 誕生日
- 奥さんの収入(源泉徴収票のPDF)
- 自身のマイナンバーと子供のマイナンバー(住民票のPDF等)★社外の役所対応も必須!
※ 社外の役所対応も必須!
出生届は住民票ができる市区町村の役所宛に、生まれた日から2週間以内に出さないといけないので前もって調べて準備しておきましょう!
また児童手当の申請、乳幼児医療費助成の申請、マイナンバーカードの申請も同じ日で役所でできるのでまとめてやってしまいましょう。
私はマイナンバーカード申請を忘れており後日申請したのでカード発行が通常の1か月ほど掛かってしまいましたが、出生届と同日でできれば、特急発行制度があるので、申請から1週間程度でカードが交付されるようです!
※ちなみにマイナンバー発行が間に合わなくとも
会社の申請後に社労士さんから「健康保険証の資格確認書」をいただければ保険適用で子供の診察が可能です(私はこのパターンで非常に助かりました…)
3.部内へ周知・社内準備(引継ぎ・メモ入れ・メール作成等)
私の場合は、ITC部への周知の後、BP/個人の連絡先のメモ入れや、育休取得のメールを作成、その他細かい点の口頭での引継ぎを行いました!
【育休中のスケジュール】
いざ育休スタート!まずは毎日の大まかなスケジュールがどうだったかをお伝えします。
カーテンの開け閉め、お風呂の時間が大体の時間で決めただけで、後はつどつど赤ちゃんにあわせて対応していきます。
カーテンの時間を決めているのは、昼と夜のリズムをつけてもらう為です。
新生児はまだ昼夜の区別がなく、2~3時間おきに寝たり起きたりを繰り返します。ですがこの時期から朝になると明るい、夜になると暗いという感覚に徐々に慣れさせるのが良いそうです。
お風呂も同じような理由で、毎日決まった時間に入れてお風呂後にはカーテンを閉めて、部屋の照明も薄暗くします。
「お風呂に入ったからそろそろ寝る時間が近い」という感覚を付けてもらう目的です。
【育児のあれこれ】
ミルク
流れとしては、「ミルク ⇒ 休憩・げっぷ ⇒ おむつ替え」が1セットです。
まずミルクですが、育休開始時が丁度生後1か月ごろで、最大で100ml飲めていました。2~3時間おきにお腹が空いたと泣くので、その都度100ml作り飲めるだけ飲んでもらうようにしていました。
飲んだ後は10分ほど縦抱きか斜めの態勢で10分ほど休憩してからげっぷをさせます。
赤ちゃんは胃がまっすぐになっていて、吐き戻ししやすくなってしまっているようです。なので休憩して身体に馴染ませてからゆっくりげっぷさせるようにしてました。(まだ腹筋も弱いのでげっぷが自分でできず、お腹が張って苦しいようです)
ただそれでも時間差でめちゃめちゃ吐いてきます。最初は慌てますが、すぐに慣れました。着替えまでしなくて済むようにスタイやガーゼをあてて防ぐようにしています。
おむつ替え
おむつは試供品でいろんな場所(区の施設,お店の会員登録時など)色々な種類をもらえます。値段・触り心地・付けやすさなど異なるのでよく比べて定着させるのが良いです。
我が家ではムーニーマンに落ち着きました。新生児~Sサイズまではお尻ガイドなるものが付いていて、初期は非常に助けられました。(Mサイズ以降は無くなりますがさすがに慣れてきます
寝かしつけの壁
おむつ替えが終わるといよいよ寝かしつけですが、ここが最難関だと思います。抱っこして歩いたりスクワットをしていれば、案外すぐ寝てくれることが多いですが、問題はこの後のベッドへの寝かしつけです。
大抵はベッドへ置いた途端に目を覚まし泣いてしまいます。
抱っこ時の温度や振動の僅かな変化も赤ちゃんは感じ取ってしまうようで世間ではこれを「背中スイッチ」と呼んで恐れられているようです。
そこからは試行錯誤の日々が続きます。
調べると「輸送本能」というものがあるのも分かりました。これは哺乳類の子どもが親に運ばれるときに泣き止み、おとなしくなる現象を指します。外敵から逃れるために、親に協力して運ばれやすくするための生存本能の一つらしいです。
モロー反射への対策
モロー反射とは、大きな音や突然の動きなどの刺激に対して、赤ちゃんが両腕を広げ、その後抱きつくような動きをする反射です。
これは、赤ちゃんが外からの危険から身を守るための原始的な反射で、脳の発達と密接な関係があるようです。
大体4か月前後まで続き、その後は次第に無くなっていくようですがこの反射で目覚めてしまう事も多かったです。
大人では気にならないような、ドアが閉まるときのノブの「カチャ」という音や電気のスイッチの「カチッ」、おせんべいを割る「パキッ」という音にも反応してしまいます。
逆に洗濯機やドライヤーなどの音は、お腹の中の音に近いようで起きることはなく、逆に入眠時に使ったりします。なので寝入ったらとにかく静かに行動するようにしています…
お風呂準備
お風呂時は先に着替えと新しいおむつを用意しておきます(肌着の袖も全部通しておきます)。
この上にバスタオルを敷いて、身体を拭いた後はそのままタオルをどかして着替えができるようにしてます。
【ベビー用品・環境紹介】
ベビーベッド
賃貸にやさしい折り畳み収納できるタイプを購入しました。手前の柵は下げることができます。また月齢が上がるにつれ、1段階深くできるので落下の心配もありません。
我が家ではまくら代わりにタオルを敷いてます(ミルクの吐きこぼしもカバー)どっち向きに抱っこしていても頭にタオルが来るように2枚置きです。
ちなみに湿度も測れる温度計がベッドとリビングにそれぞれあります。常に20~24℃、湿度40~50%を維持できるようにエアコンを調整しています。
スワドル
モロー反射対策として、就寝用に購入しました。他にも「おくるみ」という手段があり、どちらも赤ちゃんを包み込むことで、お腹の中にいたときのような安心感を与え、モロー反射を抑える効果があるようです。
「おくるみ」が一枚の布で文字通りくるむのに対してスワドルは着るタイプのものになります。驚くほどよく寝てくれて助かりました。
【わが家の育児工夫アイテム】
入眠時の音
初期のころから、寝かしつけの時は睡眠導入BGMを流すようにしております。
きらきら星など定番も良くて、ネットで話題の反町隆史のポイズンも結構効いていたかと思いますが、最近は「ホワイトノイズ」に落ち着いております。
昔でTVで見たことのある砂嵐に近い「サーーーーッ」という音です。前述のドライヤー音のように赤ちゃんが安心できるようです。
ちなみにYoutubeに数時間広告なしでリピートで視聴できますので、ぜひ「ホワイトノイズ」で探してみてください。
ログをつける
いつ寝て、いつ起きて、ミルクはどれくらい、排便は?などを下記アプリ「ぴよログ」で記録するようにしています。
月ごとで比較出来たり、細かくメモ入れ出来たり写真付き日記機能もあり、毎日楽しく入力できています。
睡眠量・ミルク量などもグラフで比較ができます。育休中に比べると大分睡眠時間がまとまってきました!
就寝時間をずらす
我が家では奥さんとの就寝時間をずらしています。大体18時~19時くらいに夕方のミルクがあるのでその後数時間寝て、大体23時~24時に次のミルクを対応することになります。
平日はこの回を私担当にしていて、奥さんには22時台に寝てもらってます。その次が大体4~5時くらいになるので、そこからは奥さんが対応してくれてます。ずらすことでそれぞれがまとまって眠れるようにしてます。(あまり使ってませんが耳栓とアイマスクも買いました笑)
ガーゼはあればあるほど良い
「ガーゼタオルなんてペラペラな物、本当にいるのか?」育休前はそう思っていましたが、ミルクの吐きこぼしを拭いたり顔や手を拭くために一日に何枚も使います。洗濯も毎日できないこともあるので、多めに買っておいて良いかと思います。
【まとめ】
一言でまとめると「めちゃ大変だけど、めちゃ良かった」です。
育休前は、「こんな具合だろうな」とシミュレーションしておりましたが実際は想像を軽く超えて大変でした。
自分自身もこうだったんだと考えると、気が引き締まります。ただ我が子のお世話に100%集中してできる時間はとても貴重で、僅かな成長にも気づけるようになり、嬉しいです。
改めて貴重な機会をいただけた会社と、業務調整いただけた所属部署と総務部の皆さんには大変感謝しております。
本当にありがとうございました!
とても良い経験になりますので今後機会のある方は検討してみてください。
詳細に教えていただきありがとうございました!子育て中の、パパにはもちろんママにも、とても参考になる内容でした。
日々の子育て、楽しみながらがんばってください。ありがとうございました!