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マイクロアドは今、既存事業のスケールと新規事業の創出という、両輪を加速させる重要なフェーズを迎えています。この変革期を共に牽引する仲間として、中途採用を再開しました。
では、どのようなバックグラウンドを持つ人が、マイクロアドで活躍しているのでしょうか?
今回は、共に2006年頃に中途入社し、現在は執行役員としてビジネスサイドと開発サイドをそれぞれ牽引する、藤川 統(マーケティングビジネス本部)さんと坂田 聡(システム開発部)さんに対談を依頼。「マイクロアドで活躍する中途社員」をテーマに、中途入社だからこそ期待する役割やスタンスについて、本音で語ってもらいました。
同じ「中途入社」だからこそ、今伝えたいこと
── お二人は執行役員であり、同時に中途入社組の先輩でもあります。まずは入社経緯を教えてください。
藤川さん(以下、藤川): 僕は2006年入社です。当時のマイクロアドの営業マネージャーが紹介してくれた事がきっかけです。
── なぜマイクロアドを選んだのですか?
藤川: 選んだというか、紹介だったので「それしかなかった」というのが正直なところです。当時はまだマイクロアドがサイバーエージェントの一事業でしたが、サイバーエージェントも今ほど大きくなく、社員の大半が20代みたいな状態。なので「若手が活躍している」というイメージは強くありました。僕自身、第二新卒で23〜24歳だったので、「とりあえず飛び込んでみよう」という感覚でしたね。
坂田さん(以下、坂田): 僕も藤川さんとほぼ同時期、Web 2.0が盛り上がっていた頃に、大手SIerから転職してきました。詳しい経緯は以前のインタビューで話していますが(※)、僕たちが入社した頃のマイクロアドは、今とは全く違う雰囲気でしたよね。
藤川: 本当に(笑)。
(※ https://www.wantedly.com/companies/microad_recruit/post_articles/904634)
── 今回は、そんなお二人に「中途社員」という切り口でお話を伺います。事業が拡大フェーズに入り、中途採用を再開した今、どんな方に仲間になってほしいと考えていますか?
藤川: まさに今、マイクロアドは「人が増えると事業が大きくなる」という、すごく良い循環のフェーズに入ってきました。既存事業がスケールすれば、新しいことにもチャレンジできる。このタイミングで入社する面白さは、間違いなくあると思います。
坂田: 開発サイドから見ても、それは感じますね。これまでは既存事業の拡大がメインでしたが、それ以外にも複数ある部門毎に裁量と責任をより明確にする組織編制をおこないました。 これによって、開発側も「どう収益化するか」「どんなビジネスを作るか」という視点を持つ必要が出てきた。AIの進化でコーディング業務が代替される未来を見据えても、エンジニアがビジネスを理解することは必須です。その変化が、今まさに組織全体で起きているのは面白いところですね。
中途社員に期待すること:「差分」を価値に変える力
── お二人は大手企業から、当時まだベンチャーだったマイクロアドに転職されています。中途入社だからこそ組織に持ち込めた価値は何だったと思いますか?
藤川: 僕の前職はリクルートのグループ会社でした。そこと比べると、当時のマイクロアドは良くも悪くも仕事が「雑」で(笑)。
坂田: ああ、わかります(笑)。
藤川: 業界全体が若かったのもありますが、「こんな感じで仕事って回るんだ」と衝撃を受けました。もちろん、その雑さがスピード感やダイナミズムを生んでいた側面もあります。でも、成熟した会社から来たからこそ、「そのやり方、お客さんにとって大丈夫?」という視点を持てた。正しい仕事の進め方や、新卒では知り得ない「他社の当たり前」を持ち込めたのは、中途入社ならではの価値だったと思います。
坂田: まったく同じですね。僕も大手SIer出身なので、仕様書やテーブル定義の作り方がしっかりしていました。入社当時、マイクロアドにも一応フォーマットはありましたが、それこそ雑で(笑)。「僕がちゃんと作りますよ」と整備したものが、今でもベースとして残っていたりします。
── そうした経験から、中途社員には「新しい風」を期待しますか?
藤川: もちろん期待しています。新卒・中途問わず、組織力向上を期待することは変わりませんが、中途社員はそれまでのビジネスマンとしての経験を活かして、マイクロアドとの「差分」を見つけて変化を生み出してほしいです。
坂田: 大事なのは、その「差分」の持ち込み方ですよね。新卒はマイクロアドの文化に共感して入社する人が多いですが、中途の方は「これは違うんじゃないか」と感じることもあるはず。そこで一方的に自分のやり方を押し付けるのではなく、うちの文化も理解した上で、両者の考えをマージ(融合)して「こうしませんか?」と提案できる人が、結果的に活躍している気がします。
活躍する中途社員の共通点:「耐えられる」行動力
── 入社直後に「俺が俺が」となりすぎないことが大事だと。
藤川: そうですね。最初に失敗する人は、いきなり自分のやり方で周囲をコントロールしようとしがちです。まずは「マイクロアドを理解する」という姿勢を見せて、相互理解を深めてほしい。
坂田: 僕も入社当時は尖っていて、「誰も友達はいらない、仕事で結果を出す」と息巻いていたんですが、見事に馴染めなくて(笑)。そこから藤川さんたちと飲みに行くようになり、相手を知ることで、ようやく仕事がうまく回りだしました。文化を受け入れる気概を持ちつつ、自分の強みに自信を持って発揮する。このバランスが大事です。
── 他に、活躍している中途社員に共通する特徴はありますか?
藤川: ビジネスサイドで言うと、「成果を焦りすぎない忍耐力」ですね。中途入社の方は「早く成果を出さないと」と焦りがちです。大事な事ですがそんなに簡単でもありません。
坂田: わかります。特に開発は、プロダクトが巨大なので理解するだけでも時間がかかります。
藤川: 会社としても成果を早くだせるようにサポートはしますが、半年から1年くらいは、ある意味「我慢」しながら、とにかく行動量を落とさずに走り続けられる人。特に20代であれば、スキルや経験よりも、頭でっかちにならずに行動できるかどうかが活躍の分かれ目になりますね。
坂田: ビジネスサイドで活躍している中途社員は、確かにみんなフットワークが軽い。そして、開発部も含めて「会社全体を知ろう」としてくれる姿勢が伝わってきます。いろんなことに挑戦するから、自然と名前も売れていくんですよね。
これからのマイクロアド:変化を楽しみ、共に創る
── 今後、事業がさらにスケールしていく中で、中途社員にはどんな役割を期待しますか?
藤川: 今のマイクロアドは、主力プロダクトである「UNIVERSE」を軸に、新しいビジネスモデルを構築しようとしています。広告主さんから「UNIVERSEを使いたい」と逆指名されるような強いサービスにしていくフェーズです。
その先には、広告配信だけでなくデータを使った商品開発支援など、お客さまのビジネスに不可欠なサービスを創っていく未来も見据えています。
坂田: その変化に対応するために、開発部も柔軟に組織変更を繰り返しています。事業の変化に合わせて組織も変わっていく。この変化のスピード感を楽しめる人が中途で入ってくれると嬉しいですね。
──「こういう人と一緒に働きたい」という人物像を、改めて教えてください。
藤川: 「変化を楽しめる人」、これに尽きます。例えば、支社の立ち上げや新しいミッションをオーダーした時に、「やります」と即答できる人。
最近は「成長したい」と言うのに、現状維持を選びがちな人もいます。でも、転職という「変化」を自ら選んでいる中途の方々は、本来こうした変化にも前向きに挑戦できるはず。そういう方と一緒に働けると、こちらも楽しくなりますね。
坂田: ビジネスサイドは、まさにそういうアグレッシブな方が必要ですよね。開発部は中途採用を積極的にはしていませんが、もし採用するなら、やはりビジネスを理解し、組織の変化に柔軟に対応できる人が必要になると思います。
未来の仲間へ:「オープニングスタッフ」として、新しい会社を創ろう
── 最後に、これからマイクロアドの選考を受ける方へメッセージをお願いします。
藤川: これから1年、2年、3年後のマイクロアドは、おそらく今とは違う会社になっているはずです。それくらい、ダイナミックな環境変化が起きるタイミングにあります。その変化を「面白そうだな」と捉えて、一緒に楽しんでくれる方をお待ちしています。
坂田: まさに藤川さんの言う通りで。僕も「新しい会社を一緒に作っていくオープニングスタッフ」を募集している感覚に近いと思っています。
藤川: 「オープニングスタッフ」って、いい表現ですね。それは、既存事業を拡張する一員かもしれないし、まったく新しい事業を創る人かもしれない。それはもう、入社するその人次第です。
坂田: ぜひ、これまでの経験を活かして、新しいマイクロアドを一緒に創っていきましょう。
【編集後記】
事業と開発、それぞれの立場から見ても「いまが一番面白い」と語る二人。
カンパニー制をきっかけに、ビジネスと技術がより近く、よりフラットに動き始めたマイクロアド。
その変化の中心には、「挑戦を楽しむカルチャー」と「自分たちで仕組みを作る意思」がありました。
新しいフェーズへと踏み出したマイクロアドで、“次の面白さ”を作るのは、あなたかもしれません。
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