メドレー広報室の阿部です。先日、メドレーで初めて企業のオリジナルTシャツ(コーポレートTシャツ)を作りました!
スタートアップだと定番のコーポレートTシャツですが、いざ作ろうとネットで検索してみると、意外とノウハウが落ちておらず、社内のデザイナーや他社、Tシャツ屋さんに相談しまくりながら作りました。これから企業のTシャツを作ろうと思っている方に役立てばいいなと思い、その過程をまとめてみます。
※「もっとこうした方が安く作れるよ」「こういう工夫をしたら社員や外部の方に沢山着てもらえるよ」などノウハウをお持ちの方、ぜひ教えてください!!
コーポレートTシャツを作った理由 これまでも「コーポレートTシャツ作りたいね」という話は何度か出ていたのですが、大きく2つの動きがあったことで、いよいよ広報室としてTシャツを作ることに決めました。
(1)登壇機会が増えてきた 最近、代表取締役医師・豊田は週1くらいのペースで講演をさせていただいています。取材やSNSでの拡散によって、登壇の写真や動画が多くの方の目に触れる機会も増えてきました。コーポレートTシャツを着て登壇することで、代表の顔とロゴをセットで写してもらうことができ、メドレー自体の認知向上になると考えました。
(2)エンジニア向けのイベントスポンサーを務めることになった さらに、9月に開催されるエンジニア向けのイベント「 iOSDC Japan 2017 」(9/15〜9/17)、「 RubyKaigi 2017 」(9/18〜9/20)のスポンサーに就任することが決まりました(RubyKaigiはブースも出展するので遊びに来てくださいね!)。当日コーポレートTシャツを着ておけば「このエンジニア、メドレーの人だな」とわかりやすくなり、他社とのコミュニケーションのきっかけにもなるはず…!
こうした流れを受けて、早急にTシャツを作ることが決まりました。
まずは他社調査 世の中にはどんなパターンのコーポレートTシャツがあるのか、まずはwebで下調べ。
キャラクターがいるとカワイイなあとか
ロゴマーク崩しちゃうのもありなのか…!?とか
一口にコーポレートTシャツといってもバリエーションがあるなと分かってきました。
代表やデザイナーとmtg@居酒屋 まずはどんなTシャツを作りたいか、代表取締役医師、CTO、社内デザイナーと一緒に居酒屋でブレスト開始。集めた他社事例は、「こういうのがイメージに近い」「こういうのはない」などの例示に使いやすく、議論を広げたりまとめたりにとても役に立ちました。
こうしてまとめた、4つの大きな方向性がこちら。
(1)講演用に「シンプルにロゴがわかる」Tシャツは1パターン作る
(2)毎日外や会社で着れちゃう、おしゃれなパターンも作る
(3)バリュー(行動規範)である「未来志向」「中央突破」「凡事徹底」をモチーフしたパターンも欲しい
(4)家族で着たい(子供と一緒に着たい)
(2)については「企業Tシャツって家の寝巻きにしがちじゃない?」という某メンバーの意見に全メンバーが共感したことから「 せっかく作るから外で着てもらわないと意味がない。日常でたくさん着てもらえるものにしたい 」と、ロゴにとらわれず、着やすいデザインを追求してみるパターンも作ろうとなりました。(背面にロゴプリントをすることで、ロゴ認知もきちんとできるようにしました)
プロトタイプを作ろう (1)デザイン初稿作成 まず、上記の方向性をもとに デザイナーの波切 が幾つかパターンを出してくれました。Tシャツの型も多種多様ですが、これもデザイナーが自ら候補をピックアップしてくれました。
◆ロゴT
Tシャツではなく、襟付きシャツもいいかもと当初は検討していました(右端)。結果コストや汎用性観点からお蔵入り。
◆日常的に着れるデザイン(カレッジロゴT)
カレッジロゴ風に社名を入れて、普段も着やすいデザインに。
女性向けには、ドレープ感があるシルエットのTシャツがいいなーと阿部が強く主張した結果が反映されました。このデザインは複数の色バリエーションが考えられることから、2種類くらいプロトタイプを作ってみることにしました。
◆バリュー(行動規範)T
s●preme感がテンションを高めます。RubyKaigiで外国人エンジニアにモテそう。
Tシャツの形を比較するなら、このサイトがおすすめです。モノ撮りだけじゃなくて、人が着ている写真が多いので、着た時のイメージがつきやすい。ちなみに、どのTシャツ専用ECサイトを見ても、だいたい品揃えは変わらないなという印象でした(在庫数は違う)。
特に女性は、一口にTシャツと言ってもいろいろな形パターンがあり……丸首がいいのかV字がいいのか、男性と同じ形がいいのかドレープ感あるほうがいいのかetc…いろんな女性社員を捕まえて好みを聞きまくりました。
(2)下見 ECサイトを見ても、生地の厚さやサイズ感がわからない!と悩んでいたら、恵比寿にTシャツサンプルを見せてくれるお店を発見!!!
幾つか見たいTシャツを先に電話で伝えて訪問。Tシャツの作り方の流れはもちろん、インクの種類やTシャツブランド別の特徴など、すごい丁寧に説明してくれました。担当の高橋さん、本当にありがとうございました。Tシャツを初めて作る人は、ここに来店してみれば世界が開けると思います。他社と比較しても安かったこともあり、結局ここに発注することに決めました。納品まで細かく電話でもフォローしてくれたので、初めてTシャツを作る私には助かりました。
(3)発注 オリジナルTシャツは
・専用の型を整版して(サイズによるが3500〜5000円くらい)
・Tシャツの形を決めて(ものによるが400〜800円くらい。厚みがあるものはやっぱり高い)
・インクの色を決めて(インクの色は変えるごとに追加料金がかかる)
・Tシャツにプリントしていく(プリント枚数やプリント箇所の数によってプリント料金が変わる)
という流れで作られます。なので、プリントする版とインクの色が変わらなければ、Tシャツの種類が変わること自体に追加料金はかからないんですね(オリジンさんはそうでした)。なのでプロトタイプでは、複数種類のTシャツにプリントしてもらうことにしました。
で、出来上がったTシャツがこちら。 メドレーで一番Tシャツが似合いそうな男・田中 に着てもらいました。ありがとうございました。
本当にTシャツできた…!!!!!!この反響を元にサイズや色に絞り込み、最終デザインを確定。複数枚の発注を行いました。
お披露目 こうして出来たTシャツを着て、広報室は「9月からも頑張りましょう飲み会」に繰り出してきました!最終的に、採用したTシャツの種類はこちら。
ロゴT 【ユナイテッドアスレ】4253-01 7.1オンス へヴィーウェイト Tシャツ(ポケット付) シンプルなロゴTですが、最近着ている人も多いポケットTシャツにすることで日常的にも使いやすいデザインに。他のTシャツに比べて、少し厚めの生地になっています(オンスの数が上がる方が生地が厚くなる)。
バリューT 【ユナイテッドアスレ】5001-01 5.6オンス ハイクオリティー Tシャツ
もう少し薄い生地の別種類 も検討したのですが、男性が一枚で着ると透けてしまうかも…ということで、このタイプに落ち着きました。
カレッジロゴT ・男性/キッズ
【ユナイテッドアスレ】5001-01 5.6オンス ハイクオリティー Tシャツ バリューTと同じものを採用。このTシャツは結構使い回しやすくて、カレッジロゴT・バリューT両方に採用しました。カラーバリエーションもサイズ展開も多くて、今後もいろいろなTシャツに使えそう。
カラーは、カレッジロゴTではオートミール、バリューTはホワイトをそれぞれ採用しました。
・女性
【DALUC】DL213 ドレープTシャツ 正直、少し生地は薄めで1枚で着れるかはギリギリのライン。でもその分ドレープ感が綺麗で使いまわしやすそうということで採用しました。
着てみるとこんな感じ!阿部(右端)は中央突破Tシャツを着てご機嫌でスタバに行きましたが、店員さんが胸元に釘付けでした。外人が多い秋葉原でも着てみたい。
キッズ用も着こなしてもらいました。
かわいい……!!!!!!!!!!!!
かわいい…………!!!!!!!!!!
とはいえ、今回は各デザイン5枚ずつの少量作成に止めました。まずはイベントのブースに立つエンジニアや登壇者に配って反響を見てみてデザインを微調整したうえで、量産していきたいと思います。イベント等でこのTシャツを着てる社員を見かけたら、ぜひ話しかけてみてください!
月曜日から開催のRubyKaigi2017では、エンジニアが早速このTシャツを着てブースに立っていますので、遊びに来てくださいね。じっくりエンジニアと話したいという方のために、こんな募集枠も用意してみました。
追伸 RubyKaigi2017用のノベルティとしては絆創膏を用意してみました。こうしたノベルティ作りも結構勉強になる経験でしたが、この話は(今回のTシャツの話が好評だったら)また今度。
ちなみにこういうTシャツ作りも含めた採用のあれこれに挑戦できるポジション、募集中です。一から採用を手作りしている最前線に立ってみたい方はぜひ。