ーごあいさつ・自己紹介
はじめまして。2026年9月に入社した宮﨑です。
メディフォンにエンジニアリングマネージャーポジションで入社し、現在は「開発部 mediment開発グループ」でマネジメント業務に従事しています。
マネジメントと言っても幅広いですが、具体的には1on1・目標管理・評価といったピープルマネジメントに加えて、新しい開発体制への移行の提案と合意形成、社外CTOの若狹さんからアドバイスもいただきながら来期エンジニアリングロードマップの策定、セキュリティリスクへの対応などの業務に現在は取り組んでいます。
業務委託期間から数えると執筆時点では入社から2ヶ月ほど経ちましたが、会社の雰囲気はとても素敵だなと感じています。
メディフォンでは、ハイブリッド(出社・リモート併用)の働き方が可能です。メンバー同士でタイミングを揃えて出社する日を設けており、オフラインでのコミュニケーションも大切にしています。
ーこれまでのキャリア
新卒から今に至るまで、Webサービスのシステム開発業務に携わってきました。キャリアのスタートはとある大企業の金融部門のバックエンドエンジニアです。クレジットカードの申し込みシステムやモバイルペイメントのシステム開発に携わりました。
大学生の頃の学部は経済学部で、プログラミングの学習も大学3年生の終わりから行った就活とほぼ同時に始めたくらいだったのですが、この企業に入社できたおかげでソフトウェアエンジニアとしてのキャリアをスタートさせることができました。
その会社を退職後、また別の大きい企業へと転職しその会社でマーケティング系システムの開発をGoやAWSなどモダンな技術を使って行う機会に恵まれました。
その経験を活かして5年ほど前に前職のC2Cサービスを開発する会社へWebエンジニアポジションで転職しました。それまでに働いてきた会社とは違い、入社当時はエンジニアの人数が6,7名のまだ小さめなスタートアップの会社でした。
ここに転職してからは本格的にバックエンドからフロントエンド、インフラまでフルスタックにWebサービスの開発経験を積むことができ、業務時間の大半を開発業務に使える環境で働けるのはこの会社が初めてだったのでとても嬉しかったのを覚えています。
3年ほど前からはエンジニアリングマネージャーにポジションを変えてマネジメントにも挑戦させてもらうことができ、メディフォンでもエンジニアリングマネージャーとして採用され今に至ります。
▲オフィスで業務中の様子
マネジメントに転向したきっかけとしては、社内でエンジニアリングマネージャーになってみないかという話をもらったことです。
元々自分に向いていることをやりたいという思いが強く技術一本でやっていくことへのこだわりが特になかったこと、これからのキャリアを技術力だけでどんどん上に上がっていけるイメージがそもそも湧かなかったこと、マネジメントの方がより適性があるのではないか、少なくともその可能性自体はある、と感じたことからマネジメントに挑戦することにしました。
3年間マネジメント業務をやる中で、様々な経験を積ませてもらい前職にはとても感謝しています。入社当時はエンジニアが6, 7名でしたが、退職する頃には60名ほどの開発組織に拡大していました。
その過程で様々な課題が生まれ、優秀なメンバーたちが解決していく様子を間近で見られたことは、私にとって非常に貴重な経験となりました。今の私の業務経験・スキルの大半は、前職時に身につけたものです。
組織拡大に伴いプロダクト開発に携わるメンバーが増え、それに伴いエンジニアリングマネージャーの人数も増えていました。
エンジニアリングマネージャーとして貴重な経験を多く積むことができた一方で、マネジメントの年数が長くなってきたので、技術力を伸ばすためにエンジニアに戻るべきではないか、とこれからのキャリアについて悩んだり、より大きな責任範囲と裁量で仕事ができたらと思うようになったり、自分自身のキャリアについて考えることも多くなりました。
メディフォンに転職する前の1年間は、特に変化を求めていた時だったなと思います。
ーメディフォンとの出会い
社外CTOの若狹さんと共通の知人経由でメディフォンのエンジニアリングマネージャーポジションの話を聞きました。
私自身が健康にかなり気を遣うタイプということもあり、メディフォンのプロダクトは第一印象で好きになれそうだなと思った記憶があります。
また、メルカリでGroup CTOを務められた若狹さんが社外CTOとして携わっている点も、一緒に働けたらとても良い経験になりそうだと魅力に感じた理由の一つです。
▲宮﨑さん(中央)と社外取締役/社外CTOの若狹さん(右)
ー入社の決め手
入社の理由はたくさんあるのですが、決め手を一言で言うと「これまでの経験を活かしながらより大きな裁量を持って仕事ができる」と感じたからです。
medimentというプロダクトに10名弱のエンジニアがいて、エンジニアリングマネージャーを採用しようとしている。組織課題・技術課題ともにたくさんあり、全体でエンジニアリングマネージャーは2名で社外CTOの若狹さんと一緒に協力して解決に動いていく、というこのポジションは自分が今まさに求めている「今よりももっと大きな裁量を持って働ける」環境だと思いました。
入社前の会食の場で若狹さんとエンジニアリングマネージャーの2名と話し、この人たちと一緒ならうまくやっていけそうだと思ったことも大きかったです。
他にも、下記のような理由があります。
- toB SaaSの開発に深く携わった経験がなかったこと
- medimentではDjangoというフレームワークを使用しているのですが、フレームワークが用意してくれたものに乗っかってスピーディに開発していくという経験を積むことで、Goを使った開発経験が中心だった自身の技術の幅を広げる良い機会だと思ったこと
- 医療情報を扱う産業保健ドメインのためプロダクトに求められるセキュリティ要件が高く、セキュリティについての知見を深めるための良い経験になりそうだと思ったこと
ー入社後の感想・ギャップ
私はtoCサービスの開発経験が長いのですが、入社してみてtoCとtoBでは色々と異なることが多いということを知りました。
例えば、medimentが直面していたのはtoB SaaSならではの課題です。
toBでは顧客要望が明確なため「何を作るか」は分かりやすい一方、個別のご要望に応え続けると機能が積み上がり、全体の一貫性が崩れやすくなるため、顧客要望を実現しながらもプロダクトとしての使いやすさを保つ難しさがあります。
反対にtoCでは多くの場合様々な属性のユーザーとニーズが存在しており、「事業を成長させるために何を作るか」を決めること自体が非常に難しいです。
また、toCではほとんどいつでもできていた新しい機能のリリース作業も、toBではお客様への事前通知や調整が必要になります。このように「何が良しとされ、何が問題になるか」が異なるため、とても良い学びになっています。
他にも、medimentに携わるメンバー全員で数時間かけてプロダクトについて考える「プロダクトオールハンズ」という機会があります。経営陣がトップダウンで決める会社も多い中、ボトムアップでプロダクトについて考え、意見を出せる環境はプロダクト開発に携わる人間としてとてもありがたいと感じました。
▲プロダクトオールハンズで発表している様子
ーメディフォンが大切にする5つのバリューの中で、最も共感・コミットしているものとその理由
一番共感しているのは「最善を最速で」です。
CEOの澤田さんもおっしゃっていましたが、スタートアップにとって時間は有限であり、全社員がスピードを意識して業務にあたることを促すこのバリューはこの会社にとってとても価値のあるものだと思います。
私自身、入社して1ヶ月経たないうちからいくつかの提案(セキュリティ向上のためのもの、バックログの運用や目標管理制度に関するものなど)をしましたが、入社間もないうちから多くの人を巻き込むような提案をしようと思った一つの理由も、このバリューがあったからです。
これまで試行錯誤し今あるものを作ってきた人たちへの配慮・リスペクトを欠かさないようにしながらも、最善最速を意識してこれからも主体的に日々改善に取り組んでいきたいです。
ーこれから挑戦したいこと
技術面・組織面ともに改善のアイデアは色々あるので、着実に実行し事業に貢献していきたいです。
技術面では、入社前から聞いていたことではありますがたくさんの技術課題があります。
技術負債という言葉の通り、未来への借金をしていることを認識しつつもスピードを優先してプロダクト開発をしてきた時期があったのだろうと想像しています。medimentはゼロからスタートして連続成長を遂げているし、その判断・方針自体が間違っていたわけでは決してないと思います。
後に入社した人間として過去の負債にどう向き合っていくかはエンジニア・エンジニアリングマネージャーとしての力量が問われるところだと思うので、成果を挙げる良い機会だと捉えて前向きにその解消に取り組んでいきたいです。
組織面では、組織がより上手く回るように制度設計をして組織内で合意を形成し、これまで以上に働きやすく生産性の高い組織にしていくことに貢献していきたいと思っています。
具体的には、今進めている新しい開発体制への移行やこれから取り組みたいと思っている目標管理制度・評価制度の改善案の実現、組織のAI活用促進のためのAIガバナンスの整備などがあります。しかし、改善のアイデアがいくらあったとしても、やった方が良いことに比べて実際に時間を取ってやれることは圧倒的に少ないのが現実です。
だからこそ、「なぜやるべきなのかの部分を考え抜き優先順位をつけ、周りに説明し、開発組織の力を最も大事なことに集中させ実行できるようにする」ことが必要であり、エンジニアリングマネージャーである私には特に求められることだと思っています。
頭では分かっていてもなぜやるのかを飛ばして具体的で分かりやすい解決策の方に飛びついてしまうことがあるので、このことは常に意識してやっていきたいです。
ーさいごに:メディフォンに興味を持ってくれている人へ
medimentは産業保健ドメインの要配慮個人情報を扱う、マルチテナント・マルチロールのtoB SaaSで、System of Recordとしての側面が強いプロダクトです。そのため、『誰がどの情報を見られるか』をテナントごと・ロールごとに正しく制御し続ける認可の問題や、長期にわたって蓄積されるデータの正確性を保ちながら仕様変更や機能追加を重ねていくことなどがこのプロダクトを開発する上での難しさでありエンジニアとしての腕の見せ所でもあります。
また、要配慮個人情報は個人情報の中でも最も慎重な扱いが求められる情報です。それを踏まえた上でセキュリティ、ログや外部サービスとの連携、監査、開発・運用のプロセスまで考えていく必要があります。難易度は高いですが、その分エンジニアとしてのスキルはかなり鍛えられると思います。
このように、medimentは開発難易度の高いプロダクトであり、かつシステム面での課題も多く存在しています。ですが、それを解決することでmedimentというプロダクトは今後より一層成長していくことができるという見込みがあり、事業成長のための課題は明確です。
現在のメディフォンはmediPhoneとmedimentという2つのプロダクトがしっかりと売り上げを生む安定感と、スタートアップならではの裁量、事業成長・システム・組織への貢献機会が共存しているまさに「面白いフェーズ」であり、成長意欲の強いエンジニアが求めるものが多く揃っています。機会と能力が揃ってこそ、成果を上げ実績を作ることができます。
メディフォンには、これまでの経験を活かして成果を上げられる機会が多く揃っています。エンジニアとしてこれまでの経験・スキルを証明するような実績が欲しい、自分の仕事が事業に貢献している実感が欲しい、という方はぜひ一度話を聞きに来ていただけると嬉しいです。