★Genki Group法人紹介★カンボジア(教育・医療・介護×途上国) | 株式会社メディクルード
こんにちは。株式会社メディクルードの宮原です。この頃、学生さんとお話しする機会が多いので、改めてGenki Groupを通して関わってきた方々の所属を整理してみたのですが、北は札幌から南は福岡ま...
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Genki Groupの医療・介護領域を横断しながら幅広い業務に挑戦している、Next Leader Program(以下、NLP)の卒業生、入社4年目の小西さんのお仕事について紹介します。
現場で得られた一次情報を、どのようにして「鴻愛会Social Goodプロジェクト」や「海外医療支援」といった価値へと転換しているのか、その背景にある想いや行動を掘り下げます。また、NLP人材として求められる姿勢やマインドセット、そして就職活動中の学生に向けたエールも掲載しています♪
※NLP:メディクルードの新卒育成プログラム(Next Leader Program)のことです。入社後2年間で経営の基礎スキルを身につけるために経験します。3年目からが本配属となりますが、小西さんはGenki Groupの鴻愛会に配属されました。
1) この方にインタビューしました!
2) 最近の業務はどんなことをしているのですか?
3) どういったところにやりがいを感じますか?
4) どんな人がNLP(特に医療業界)で活躍しそうですか?
5) 今後の抱負/就活生へのメッセージをお願いします!
入社4年目の小西さんは、病院本部を拠点に、鴻愛会が運営するこうのす共生病院や関連する介護施設にて、事業推進・採用・経理・広報マーケティングまで幅広く担当しています。学生時代から「心の健康を支えること」に関心を持ち、現在は国内外の現場に出向いて地域の課題解決に挑戦しています。
2-1) 鴻愛会Social Goodプロジェクト(コミナス)
高齢者の孤独などの地域課題に向き合い、誰かの「やりたい」を地域で支え合いながら実現していくために、コミナス(コミュニティナース)という取り組みを行なっています。「その人のために何かしたい」という自然な気持ちが、おせっかいとして広がる土壌を育んでいます。
やがては私たちが介在しなくても、住民同士が支え合い、おせっかいし合う関係が育まれていくことを目指しています。また、医療が“ケア”にとどまらず、地域に繋がり、広がって浸透していくことも目指しています。そのために、情報の見える化からKPIに基づいた運営、クラウドファンディングの実施、専従職員の採用までを一貫して企画・実行しています。
2-2) 訪問マッサージ事業の基盤整備
訪問マッサージの新規事業に参画し、現場支援と管理体制の整備を担いました。医療マッサージは、医師にとっては治療の選択肢を広げられる、施設にとってはリハビリの滞りを緩和できる、リハビリ職にとっては限られたリハビリの時間を活かすためにマッサージを専門職が連携・分担できる、そして患者さんにとっては心身を癒すことができる、といったように関係者ごとに異なる意義を持ちます。
こうした価値を直接現場に行くことで言語化し、必要とする方々に届けることに取り組みました。また、契約の増加に対応するため、レセコン※ 導入や支払い手段の整備による業務効率化と運営の透明化にも取り組みました。
※ レセコン:レセプト(診療報酬明細書)を自動で作成するためのシステムのことを指します。医療機関では月に1度、医療費を請求するために健康保険組合に提出するレセプトを発行しなければなりません。
2-3) あげお共生の家デイサービスの収益向上
介助や見守りにとどまらず、ご利用者さんの「やりたいこと」を実現していく現場の取り組みに伴走しています。その価値を伝わる形に落とし込んだパンフレットを制作し、さらに自ら営業活動も行なうことで、必要としている方々に確実に届けるところまで一貫して担いました。その結果、ご利用者さんの数が徐々に増加し、稼働率の向上にも寄与しました。何より、多くの“したい”が叶えられ、現場に笑顔を増やすことに関われたことが大きな成果です。
※あげお共生の家は、Genki Groupの介護施設です。
2-4) 海外医療支援(カンボジア)
Genki Groupでは、カンボジアの医療・教育レベルを立て直すために事業を展開しています。そこで年に1度訪問し、当院によるロコモ検診(※)やフォレストデンタルクリニック(Genki Groupの歯科事業)の歯科支援に加え、同じ想いを持つ外部の医師と連携し耳鼻科検診も実施しています。限られた訪問機会の中で多くの子どもたちの健康を支え、帰国後も継続的に支えられる関わりを目指しています。また、支援先の孤児院では、健康支援に加え、日本の料理や遊びで笑顔を届けています。
私はその中で、渡航前の医療支援に必要な物品の準備・ビザの手配・現地スタッフとの調整・訪問時のサポート・記録のための撮影・渡航後のレポート報告スライド作成など全体のコーディネートを担当しました。病院長の想いを形にする伴走者として、5月には現地での医療支援を無事に実施しました。
※ロコモ検診とは、歩行や立ち上がる力など、日常生活での移動機能が低下していないかの検診です。骨・筋肉・関節などの運動器の機能低下を「ロコモティブシンドローム(ロコモ)」と捉え、その早期発見と予防を目的としています。
☟カンボジア事業に関してはこちらの記事から♪
2-5) 病院の人事評価システム化
全職員の努力を賞与に正当に反映できるように、新しい人事システムを導入しました。今までのシステムでは難しかった評価フローの在り方も実現可能になったため、変更点を踏まえて評価フローを設計し、6月から運用を開始しました。また、人と経営の両面をつなぐ仕組みづくりにも積極的に取り組んでいます。特に現場の方と関わる際にこだわっていることは2つです!
現場と関わるときにこだわっていること
やっぱり、現場で患者さんや利用者さんの笑顔が見えたときは、本当に嬉しいですね。直接的な医療行為をしているわけではないですが、自分が関わった仕組みや改善が、確かに誰かの“いい時間”につながっていると感じることがあります。
実際に、「家に居てもさみしい日々だったけど、ここに来れば楽しいわ」というお声をいただいたこともあり、そうした言葉が本当に心が動く瞬間なんです。
また、最近は仲間がイキイキと活動している姿を見ることにも、すごくやりがいを感じています。先ほども述べた通り、私自身は現場で直接的に患者さんに関わることは少ないのですが、仲間が現場で価値を届けている様子を見ると、その活動自体に誇りを持てますし、「チームで成し遂げているんだ」と実感できます。
これからは、そうした仲間をもっと増やしていきたいですし、NLPで培った視点やスキルを活かして、現場がより働きやすく、そして本当に必要としている人に、確かな価値としてこの活動を届けていきたいと思っています。
「人の幸せのために、自ら考え、動き続けられる人」こそがNLPとして活躍できる人物像であると、4年目を迎えた今、強く感じています。特に大事な点を3つにまとめてみました!
Genki Groupの理念である「共に生きる」を体現し、まだ世の中にない価値を創造していく姿勢を持った人こそが、NLPとして活躍していけると考えています。
医療、介護、福祉の現場を幅広く展開しているGenki Groupだからこそ、現場から得られる一次情報をもとに経営全般に関われる環境が整っています。現場発のイノベーションで社会に貢献したいと考えている人や、温かい仲間とともに挑戦したいと願っている人には、最適なフィールドであると断言できます。
就職活動では、できるだけ多くの人と話し、さまざまな価値観に触れてほしいと思います。その中で、自分が大切にしたい軸や共通点が少しずつ見えてくるはずです。体調には十分に気をつけながら、今しかできない経験を積み重ねてほしいと願っています。皆さんとお会いできる日を心から楽しみにしています。
地域の課題を価値へと転換していく挑戦は、まだ始まったばかりです。前例のない世界で何を問い、どのように動くのか。その選択を自ら決めていける人と、これからの医療や社会の未来を共に築いていきたいと考えています。
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