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Genki Groupの介護領域には社会福祉法人の元気村グループ(以下、元気村)と株式会社のサンガジャパン(以下、サンガ)の2つの法人があります。
今回は、入社後によく聞かれる、「社会福祉法人(元気村)と株式会社(サンガ)の違いって何?」「同じ介護施設なのに、社会福祉法人と株式会社との2種類があるのはなぜ?」という疑問について徹底解説します!
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★Genki Group法人紹介★移転した大宮オフィスを大公開します!(元気村×サンガ) | ★GenkiGroup法人紹介★
1)お話ししてくださった方
2)社会福祉法人と株式会社の違いは?
2-1)制度の違い
2-2)スタンスの違い
3)社会福祉法人の元気村の特徴と魅力
4)株式会社サンガジャパンの特徴と魅力
5)社会福祉法人と株式会社の両方を持ち合わせているメリット
6)今後の展望
株式会社サンガジャパン お客様相談センター 須田さん
介護業界26年目になります。ご本人やご家族の心からの笑顔を拝見したく、全身全霊で様々なご相談を承っております。私が目指すのは、ご本人様、ご家族様の想いを施設生活にて形にすることです。笑顔の絶えない楽しみあるご生活を一緒に考え実現していきたいと思います。
まずは制度面を簡単に説明しますね。社会福祉法人は社会福祉法に基づく非営利法人で、行政の認可が必要です。補助金や税制優遇を受ける代わりに、事業内容や財務に一定の制約があります。
一方、株式会社は会社法に基づく営利法人で、設立や運営の自由度が高いのが特徴です。
制度の違いにより、使える資源や取り組める事業にも差があり、それぞれ異なる役割を担っています!
ただ、社会福祉法人と株式会社の福祉施設は、制度の違いだけでなく、実際の運営のスタンスにもはっきり違いがあります。
たとえば、社会福祉法人は地域とのつながりや誰かのために必要なことを重視していて、必ずしも利益に直結しない取り組みも行なっています。ヤギやウサギを飼ったり、保育所と併設して高齢者と園児が交流したりといった活動はその代表例です。
そういった"生活の豊かさ"や、"地域への貢献・地域との一体感"を大切にしています。
一方で、株式会社の施設は、ご利用者さんのニーズに合わせてサービスを設計したり、空間づくりにこだわったりと、より"選ばれる施設"であることを意識した運営をしています。スピード感や、新しく活気ある雰囲気・アイデア・設備や装飾をご家族・ご利用者さんのニーズに合わせてどんどん取り入れる柔軟さ、サービス内容も特徴的です。
どちらが良い・悪いという話ではなくて、それぞれに得意なことや強みがあるということだと思います。
地域の基盤を支える社会福祉法人と、多様な選択肢を広げる株式会社、それぞれが違う形で福祉を支えていて、両方あるからこそ福祉サービスをご利用者さんが選択できるという見方ができます。
生活の根底を選ぶのはあくまでもご利用者さんであり、社会福祉法人も株式会社も高齢者を支える立場であることは変わりません。
営利を目的としない社会福祉法人だからこそ可能となる取り組みがたくさんあります。
例えば、こうのすタンポポ翔裕園では、施設敷地内でヤギやウサギなどの小動物を飼育しており、ご利用者さんや地域の子どもたちとのふれあい活動に活用しています。また、併設の保育所との連携により、園児と高齢者の世代間交流も日常的に行なわれており、「自然」「命」「つながり」をテーマにした福祉の場づくりを実践しています。
動物の飼育は収益に直接結びつくものではありませんが、ご利用者さんの情緒の安定や生活意欲の向上、地域住民との自然なつながりを生むうえで非常に意義のある活動です。また、保育所との複合運営や日常的な世代間交流は、福祉サービスを"人生の場"として広げるうえで、社会的使命を持つ法人だからこそ取り組めています。QOLの向上を図るために、地域とのつながりや動物飼育を取り入れたサービスになります。
このように、社会福祉法人である元気村は、地域の一員として開かれた福祉の場づくりに取り組んでいます。
☝ご飯を食べている美食家なメイちゃん。
社名の"サンガ"には、サンスクリット語で"良いことを行う仲間"という意味※があります。
※詳しくはホームページの代表メッセージをご覧ください。
「ご利用者さんの人生の質を高める」「介護の基本概念を超え感動を与える」という部分に対して、戦略的にかつ柔軟に取り組んでいます。
たとえば、施設の空間づくりや食事の質、スタッフの接遇研修など、どれを取っても"サービス業としての介護"という視点がはっきりしています。そして、それがご利用者さんにもご家族にも安心感や満足感につながっています。
また、株式会社という形だからこそ、意思決定のスピード感や、リスクをとって新しいチャレンジができる環境があると思います。
実際にサンガは複数施設合同でのバスツアー・最新のICTの導入・新しいタイプの住宅型施設など、いろんなことに積極的に取り組んでいます。「選ばれるためにはどうするか」という視点がすごく強く、介護の質だけでなく"体験"としての価値までしっかりデザインした行動があります。
さらに、サンガは台湾などアジアを中心とした海外展開も積極的に行っています。制度にとらわれず、日本の介護の知見をグローバルに広げられるのも、株式会社ならではの機動力の表れです。
社会福祉法人では難しい取り組みも、民間企業ならではの柔軟さと推進力で実現しています。
☝Genki Groupの台湾の施設に行った時の様子です♪
両方を持っているからこその強みがあると思います。
まず、社会福祉法人があることで、地域に根ざしたインフラ的な役割や、制度に沿った安定した支援をしっかり担えるというのが大きいですよね。たとえば特養や障がい者施設のような、誰かが担わなければいけない領域をしっかりカバーできます。
一方で、株式会社ではもっと柔軟に動ける分、新しいサービスとか施設の形に挑戦できるという強みがあると思います。都市型の住宅型有料とか、リハビリに特化したデイサービスとか、そういうチャレンジがしやすいです。
それが同じグループの中にあることで、ご利用者さんにとっても選択肢が広がります。「軽い介護状態のときは民間のサービスで」「状態が重くなったら社福の施設へ」というように、段階に応じた移行もしやすくなり、「Genki Groupで介護の入り口から最期までケアが可能」と認知が地域に根付けば幸いです。グループ内で連携できるからこそ紹介も移行もスムーズであり、ご利用者さんの安心に繋がる——それこそが我々の使命だと考えています。
現場職員側から見ても、両方の働き方・考え方に触れられるというのは勉強にもなります。
福祉の理念を大切にする現場と、サービス設計や経営意識を持って動く現場と、両方の感覚が身につくのは貴重だと思います。そのような意味で、Genki Groupは安定と挑戦の両方をもてるバランス運営スタイルではないかと思います。
補足:グループだからできる“一気通貫”サポート
Genki Group には介護施設だけでなく、病院や歯科クリニック、看護・介護の養成校、海外人材紹介会社、日本語学校までそろっています。だからこそ、急な体調変化や口腔ケアにもすぐ対応でき、人材確保や多職種連携もスムーズです。ご利用者さんには「急変から口腔ケアまでワンストップ」の安心を、職員には幅広いキャリアの選択肢を提供できることが、グループ総合力の強みです。
☝元気村とサンガが連携して、地域交流とサービス向上を目的とする華金食堂を開催しました♪
Genki Groupは、社会福祉法人と株式会社、それぞれの強みを活かして、地域に根ざした支援と新しいサービスの両方に取り組んでいます。これからは、ICTやAIの活用、人材育成にも力を入れながら、一人ひとりにしっかり向き合う福祉を、もっと多くの地域へ広げていきます。
以上、社会福祉法人の元気村グループと株式会社のサンガジャパンの違いとそれぞれの強みをご紹介しました!介護領域といってもいろんな形があり、Genki Groupでは両方の強みを生かした運営をしていることを知っていただけると嬉しいです!
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