medibaではどんな仕事ができるの?
外からは見えにくいですが、実は多種多様なmedibaのお仕事について、実際に社内で活躍・奮闘する社員を通じてご紹介します。
今回は、エンジニア部門で管理職を務める曽根 洋之(そね ひろゆき)。現在は、インフラストラクチャー部の部長とauサービス推進部システムディレクショングループのグループリーダーを兼務しています。今年で勤続14年目を迎える彼に、medibaの働く環境の移り変わりについて話を聞いてきました。
2006年、プログラマーとして入社
――入社のきっかけって覚えてますか?
曽根 はい(笑)。前職はベンチャーで数千人くらいの規模の会員サービスを作っていました。僕はそこでPHPのエンジニアをしていましたが、もっと規模の大きなサービスに携わりたいという思いでmedibaへ入社しました。
――最初はどんな業務を担当したんですか?
曽根 運用中のサービスのプログラマーです。でもすぐにauのポータルサイト立ち上げプロジェクトが始まって、単なるプログラマーではなく外注先との折衝なども担当するようになりました。
とにかくプロジェクトの規模が巨大だったので、ただただ雰囲気に圧倒されながら、目の前のことを必死に対応したことが印象に残っています。KDDIや社内のディレクターから出る要件を仕様に落とし込んだり、それを外注先の開発会社へ伝えて交渉したり、何十人という開発者がかかわる中で、齟齬なく進行するのはとても大変でした。
大変でしたがその経験は、その後も大きな案件に企画段階から参加する際や、要求を整理したりするような業務で活かせています。
――プログラマーから仕事の幅を広げていったんですね
曽根 そうですね。auスマートパスの立ち上げのタイミングでは、それまでの経験を生かして、いくつかのチームのマネジメントを担当しました。具体的には、企画をどう実現していくかをディレクターと相談し、要件をつめ、開発チームに依頼するという業務です。一方でチームの一員として自分も開発に携わっていたので、(他のエンジニアもですが)ときには夜中まで対応するようなこともありました。
組織づくりという新たなやりがい
――なかなかタフなプロジェクトばかりでしたね。今は何をされているのですか?
曽根 4~5年前に管理職になって開発の実務から離れてからは、開発体制や組織作りをしています。すべきこと(開発)に対して、どんな体制が必要か経営や事業部と相談しながら進めています。ニアショア開発も同じころから始めたんですが、地方や海外の開発リソースをどう生かすかも、今はすべて任せてもらっています。
初めから管理職になりたいと思っていたわけではないんですが、技術を突き詰めるより、リーダーとしてプロジェクトを動かすほうが向いていると、今となっては思います。
――2018年からはインフラストラクチャー部部長も兼務していますよね?
曽根 はい。ひとくちに“エンジニア”といっても、それまでの業務とインフラの知識は全く別ものなので、初めはとてもハードルを感じました。でも現場には心強いプロフェッショナルがいるので、思い切って任せてしまって、自分はプロジェクトマネージャー的なかかわり方をしています。
兼務しているどちらの部門でもそうですが、エンジニアって使いたいもの、学びたい技術などにこだわりが強い人が多いんです。しかし、業務とそれらが必ずしもマッチするわけではなかったり、反対に役に立つ技術があってもそれを会社に説明して理解をえることが難しかったりします。その間にたってその人のスキルアップになりそうな案件にアサインしたり、会社の理解を得て新しい技術を導入したり、そういうことが管理職としての僕の務めだと思っています。
氷河期世代のおじさんの嫉妬
――曽根さんがこんなに長くこの会社にいる理由ってなんですか?
曽根 個人的な意見ですが、技術だけを追い求めるのならSIerにいればいいと思ってるんです。でもmedibaはそれだけじゃない。技術を生かして、ユーザーにどんな体験を届けられるか、そこまでの仕事ができる場所です。自分も今までかかわったプロジェクトでそれを味わってきたし、若い人にもそういう醍醐味を味わってもらいたいですね。
――若い人たち、後輩にはどんなことを期待しますか?
曽根 僕の時代は就職氷河期だったんで、単なる“おじさんの嫉妬”なんですが(笑)、今はエンジニアが仕事を選べる時代になっています。どこに行っても食べていける。だからこそなぜこの会社で働くのか、自分にとってここで働くメリットは何なのか、きちんと考えて仕事をしてほしいと思っています。
家庭円満の秘訣は奥さんのストレス具合を読み違えないこと
――お子さんもいらっしゃる曽根さん。最後にプライベートとのバランスのとり方を教えてください。
曽根 奥さんの機嫌を伺うこと。それに尽きます。ストレスたまっていないか気を付けています。たまに油断して読み違えると大変なことになります(笑)。うちの妻は時短で働いていますが、週1回は僕がお迎えに行き、飲み会は月に2回まで(を目標)にしています。よく男性は「この飲み会は仕事上どうしても必要なつきあいだから」とか飲み会の意義を説明して飲みに行こうとするんですけど、あれは間違い。中身なんかどうでもいいんです。回数。回数を減らすことが大切です。
それから、medibaは休みもとりやすいし、病院に連れて行って遅くなるとか、お迎えで早めに帰ったりということにも柔軟です。その上、在宅勤務が可能なので、何かあったときには妻と交代したり、協力して対応できて助かっています。周囲の理解を得られるということは本当にありがたいことですよね。
子どもにオフィスを案内する曽根(2019年ファミリーデーにて)
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