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新卒4年目ディレクターがたどりついた、「裁量のある環境」での自分の強みの見つけ方

「裁量のある環境で働きたい!」と思う人、多いのではないでしょうか。

今回インタビューしたのは、2016年に新卒としてインフォバーングループに入社し、現在はメディアジーンの事業推進部門ビジネスグロースユニットにてディレクターを務める柏木朋子さん。

「裁量のある環境」で活躍中の彼女に、メディアジーンのディレクターに求められるスキルから新卒ディレクターならではの苦悩まで、話を聞いてきました。

メディアのディレクターとして、ビジネスに貢献する

——今はどんな仕事をしているんですか?

メディアジーンが運営するメディア『MASHING UP(マッシングアップ)』と『MYLOHAS(マイロハス)』のディレクターを担当しています。

データ分析をもとにした改善提案やリニューアル時の制作進行など、いわゆる運用ディレクター的な業務をやりながら、最近では今後のメディアビジネスを考えた中長期的な戦略設計などもしています。

——ディレクターというと進行管理などのイメージがありますが、業務内容はもう少し幅広いようですね。

そうですね。今期の私たちディレクターのミッションがメディアのグロースを通してビジネスに貢献するというもので、プロジェクトマネージャーやプロデューサー的な立ち回りも徐々に求められるようになってきました。

たとえば『MASHING UP』が“キャリア女性へのライフスタイルメディア”から“女性目線で考えるダイバーシティ推進のプロジェクト”にリブランディングした際は、「ターゲットはどんな人?」「読者とはどういう関係を築いていくの?」といったところから編集部や営業とディスカッションを重ねていきました。そこからメディアコンセプトを決めたり、BSC(バランストスコアカード。戦略目標をアクションプランに落とし込んで、実行・管理していくためのフレームワークのこと)を設計したり、企業とのタイアップメニューを設計したり。

ファンと長期的に良い関係を築くために、記事以外のところでもメディアとしての価値を生み出していく必要があると最近では考えています。

受託メディアと自社メディア、ディレクター業務の違い

——新卒4年目にして、メディアビジネスの根幹に携わっているんですね。どんな経緯で今のポジションに就いたんですか?

最初からお話しすると……学生時代にマーケティングや広告への興味があってインフォバーングループに入社して、まず始めにインフォバーンのソリューション部門にディレクターとして配属されました。クライアントのオウンドメディア運用やキャンペーンサイト制作進行管理などをやってましたね。

それからちょうど1年ほど経ったある日、当時のチームリーダーに突然呼びだされて。なんかやばいことしたっけ!? 怒られる!? ってあたふたしてたら(笑)、「柏木さん、データとか興味ある? メディアジーンのディレクターやってみない?」と。

当時ちょうど、SEO施策やアクセス分析による施策の提案などをやっていてデータ分析に興味が出ていた頃だったので、「ぜひやらせてください!」とお話を受けました。

——受託メディアのディレクターから、自社メディアのディレクターへと変わったんですね。

同じ「ディレクター」といっても仕事の進め方が違うので、最初は戸惑いが大きかったですね。

受託型のプロジェクトでは、クライアントが自社の課題をある程度明確にしているケースが多く、チームの中での自分の役割や目標も明確だったんです。でも私がメディアジーンのディレクターとしてジョインした当時は事業推進部門が新設されたばかりだったのもあって、まず「自分の役割を見つける」「メディアの現状の課題を見つける」「課題に対する目標を設定する」ところから必要で。もちろん上司のサポートも十分にあったのですが、自分から積極的に仕事を探して動いてくことを求められました。

やっぱりまずは現状把握から始めないと、と思って。データを毎日見て週次レポートや月次レポートをつくったり、編集会議に参加して話を聞いたり、ということをひたすら3か月くらい続けていって。そこを経てやっと担当メディアのことが把握できてきました。この時が一番大変でしたが、課題や自分のやるべきことが見えてきて、やっとスタートできた! という清々しい気持ちでしたね。


大事なのは、論理的思考とコミュニケーション能力

——1年目の経験もあって乗り切ることができたんですね。データ分析のスキルはメディアのディレクターにとって必須なんでしょうか。

ディレクターの業務内容は担当メディアの特性やディレクター個人の強みによって変わるので一概には言えませんが……編集部や営業への改善提案は根拠となるデータがあってはじめて成立するので、メディアジーンのディレクターにとってデータ分析は欠かせません。

最初は数字が苦手でも全然大丈夫ですよ。私も学生時代は苦手意識がありました(笑)。でも、論理的に物事を考えてチームメンバーに伝えられる人が向いているのかなとは思いますね。あと、分析ツールをメインに一番いろいろなツールを扱うのがディレクターなので、新しいものに興味関心が高い人は楽しいと思いますよ。

——冒頭に聞いたプロデューサー的業務では、コミュニケーション能力も重要そうだなという印象を受けました。

そうですね……実際、大変だった最初の時期を乗り越えられたのは、日々のコミュニケーションをくり返すうちに編集部や営業のメンバーとの距離が徐々に縮まって、ディレクターとして動きやすい環境になっていったからというのも大きいです。それからは一気にこの仕事が楽しくなりましたね。

また、新卒未経験のディレクターだからこそ、コミュニケーションで価値を生み出していくことが重要だと思っていて。元エンジニアとか元編集者のような、ある程度キャリアのある人がディレクターになると自分の強みを活かしやすいかもしれないけど、新卒ディレクターはその経験がほとんどない。メンバー間の認識のズレをなくすことであらゆる状況をまとめあげたり、それぞれ得意なことがあるメンバーに頼んで役割分担をしたり、プロジェクトを円滑に進めるためにコミュニケーションにとことん時間をかけることは意識しています。

裁量のある環境で働く新卒が、自分の強みをどうやって見つけていくか

私もまさに、「新卒でも裁量のある仕事がしたい、いろんなことにトライしたい」と思ってインフォバーングループに入りました。その点においては十分すぎるくらい、叶えられる会社です。

ただ、新卒というキャリアのない状態で、特にディレクターのような業務内容が一見明確でないポジションだと、最初のうちは「自分の強みってなんだろう」とか「自分は何をすべきなんだろう」と悩んでしまうこともあると思います。

そんな時は、まずはまわりの先輩の仕事をひたすら観察してみたり、基礎的なところから全力で取り掛かったりしていくことが大事なんじゃないかなと。どの会社にも、ものすごく自由で楽しそうに働いてる感じの先輩っていると思うんですが(笑)、そういう人も新人時代にコツコツ頑張ってきたベースが必ずある。ベースがあるからこそ、自分の強みや役割を見極めて、ブレずに発揮することができるんだと思います。

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