MATESの藤澤結茄さんは、国立大学在学中、学生起業の経験を経て、MATESへ入社。
自分自身にとっての幸せを常に考え、それがリンクするような働き方を追求し、実践しています。
藤澤さんを突き動かす、「働く」ということの語源の意味。
そこに共感できる人はきっと少なくないでしょう。
彼女の思想を体現する理想とも言える働き方について、深くお話を伺いました。
藤澤結茄 / ディレクター
和歌山大学在学中に、営業の経験、学生起業を経て、メディカルアロマ企業へ入社。販売パートナーの新規開拓やパフォーマンス最大化のコンサルティングに従事。その後、MATESの理念や価値観に魅力を感じ入社。
「傍(はた)を楽(らく)にする」自身が働く、揺るぎない理由を見つけて
――学生時代はどのように過ごしていましたか?
物心ついた頃からダンスに打ち込み、自分は将来プロダンサーになるものと信じてやまず、そのために時間と努力をすべて捧げて取り組みました。プロダンサーが多数在籍するエイベックスに籍を設けながら、レッスンとオーディションに明け暮れる日々の中、高校卒業を控えていました。
高校の先生との面談では、先生は大学進学を推奨。まったく乗り気でなかった私は、ダンスを活かせる大学、もしくはやる気が湧かざるを得ない大きな挑戦になる受験以外はしたくないと駄々をこねていました。(笑)そんな中、先生が言ったある一言が私に大学進学への道を目指す火を点けました。
「この学校から、国公立大学に進学した者はいない」。この一言が、私の不可能を可能にしたい欲求を掻き立てると同時に、とことん諦めの悪い性格に反応してスイッチをポチッと押し、後に和歌山大学へ入学するきっかけとなったのです。
特に、入学試験において手応えがあったのは、ディベートや小論文。子ども時代から、「自分はできる」という漠然かつ頑固な思い込みで、確かな自信を持っていたことも目標を達成する上で自分自身を奮い立たせることに繋がったように思います。
――藤澤さんは学生時代に起業の経験がありますよね。
大学在学中には学生起業を経験しました。内容は、事業者や中小企業のクライアント向けのマーケティング支援といったことがメインです。市場分析や自社の強みを明確にし、セールスマーケティングの道筋を洗い出してセールスの枠組みをまるっと提供していました。インナーブランディングを構築しながら、クライアントの方向性とクライアントの顧客が持つイメージを一致させるようなコンサル的な要素も含みます。初めは知人や友人の紹介からお仕事に繋がり、あとは口コミで新規のクライアントを獲得していました。
――口コミで顧客獲得できるほど信頼と評価を得ていたのですね!そもそも社会人経験のない学生でもそのようなお仕事ができるものなんでしょうか?
実は学生起業をする前に、社会人の営業マンに紛れ営業をしていたことがあったんです。もともと「営業」という領域に少し苦手意識を感じていて、どうせバイトをするのであればスキルアップできるものに時間を費やしたいという思いから応募して。本来は、先輩の営業同席やアシスタント業務のはずだったのですが、1件目の同席の際に先輩から「自分でやってみる?」と無茶振りされまして。(笑)「YES」以外答えを持ち合わせていなかった私は勢いで顧客のもとへ向かいました。すると驚くことにご契約を頂けまして、、、会社に戻った際、社内は騒然としていました。(笑)
その成功体験から、社会人に紛れて営業活動をさせて頂き、おそらく最速で一番上のレイヤーまで上り詰めることができました。当時、1日で400件ほど飛び込み営業をしていたこともあり、その経験が活きているのだと思います。
――すごい、、、!その後、メディカルアロマ業界に転身されたとか?
はい。この会社で働こうと思った理由は3つ。
1つめは、社長の「働く」という言葉の考え方に感銘を受けたことです。もともとは知人社長のご紹介で知り合いました。社長は会話の中で「働くという言葉の語源を、(諸説あるが)『傍(はた)を楽(らく)にする』ということだと自分は解釈している」と言ったのです。つまり、「はたらく」というのは、自分のそばにいる人や他者を楽にすること。そのことを聞いたとき、私自身がこれまでいろいろなことに進んで取り組んできたことの先には、地位や高い報酬などの獲得ではなく、「はたを楽にしたい」「他者に貢献したい」ということに繋がっていたのだと気付かされました。「人に喜ばれることを尽くす」という価値観は、後であり、現在ジョインしているMATESの「感動を届ける」という点ともリンクしています。
2つめに、商品に自分自身が感動させられたこと。私は自分が売るものに対して100%自信があるものを提供したいと考えていました。良いと思うものは、世にぜひ体感してもらいたいですし、話に熱量と説得力、活動にスピードが生まれます。営業には、そういった自社の商品への情熱が必須であり、この商品ならそれが容易であると思えました。
3つめは、私自身の人生におけるビジョンと商品のキーワードである「健康」が深くリンクしていると考えたからです。私の理念は「ウォントを選択し人生を充実感の連続に」で、生きていく中で、できるだけ多くの人と充実感を共有し、誰かにとっての可能性や希望を見出すお手伝いができる存在でありたいと考えています。そして、人それぞれ幸せの形は異なりますが、私は美味しいご飯やさんを見つけたり、感動する景色を見られたりと、出会いそのものにも幸せを感じますが、自分だけではなく、「これを伝えたら喜ぶだろうな」という家族や友達、仲間が近くにいる(生きている)ことを幸せと呼びたいと思っています。人との「共有」に重きを置き、共有が人生を深く味わえる価値になると考えている私が、それを実現できる手段として辿り着いたのが、健康という業界でした。この仕事は今も並行して続けています。
「感動」をプラスすることで増していくコンテンツの魅力
――MATESへの入社のきっかけと仕事内容はどんなことですか?
MATESでは、主にクライアントのSNS運用を行なっています。私は複数いる運用チームのリーダーとして、目標達成に向けた運用のディレクションや管理、投稿分析を行い、その都度軌道修正をしています。企業数で言うと6,7社程度ですかね。
もともとは、友人からの紹介でスポット的にwebサイトの文章作成などをしていましたが、2022年の2月からオフィスに出勤するようになりました。(笑)ただ、勤務はフレキシブルにしていて、担当する職務を自由な時間で組み立てて達成するような形態です。
クライアントの想いや信念をいかに理解し、尊重しながら発信するかが業務において重要なポイント。この点は学生時代に起業していた経験が大きく役立っています。個人アカウントで試験運用をしながら、情報発信のあり方を肌身で感じながら、日々アップデートすることも大切なこと。試行錯誤して運用したものの反応が得られ、顧客からお喜びの反応が上がると嬉しいです。
――仕事におけるやりがいや難しさはどんな点ですか?
仕事において、アカウントの品質や満足度を担保し続けられるかということが私の責務ですが、加えてそこに、「感動」に値する要素をちりばめることが大切です。これはMATESと私のアイデンティティに共通する考え方であり、思想でもあります。クライアントである人や企業そのものと商品やサービスの魅力が、クライアントの先にいるお客様に伝わるように背景にあるストーリーにもフォーカスしています。私たちが行うSNS運用を通して、理想と現実のボーダーをなくしそこに感動も付随させることがMATESが目指し、果たすべき役割と感じています。
MATESの価値観について触れている代表インタビュー記事はこちら
SNS運用は正解を創造していく仕事でもあると思っています。Instagramのアルゴリズムを最新情報に更新しておくことや、流行りや成功傾向を参考にしたインスタライクを押さえた投稿で高いアベレージを保ちながら、他がやってない施策にも新しく切り込んで、独自のコンテンツで認知拡大を促す。試行錯誤して進めていく側面も多いですが、何度もPDCAを繰り返し、作り上げたものに対して感謝されたり、感動していただけると次の取り組みにも熱が入ります。また、Instagramマーケティング領域はまだまだ未開拓な領域でもあるため、自身が作成したコンテンツがたくさんの人々に模倣されることもあり、いちアプローチの第一人者になれることも面白みの一つだと感じています。
何度も言いますが、未開拓領域でかつゴールがない世界故に、どこまで自身が納得感を持って追求できるかが全てとなってきますので、「一つのことを追求したい」という方は非常にマッチしていると思います。
一人ひとりのストーリーが、セルフブランディングになる。
――MATESの魅力を教えてください。
MATESは「自分ならできる!」という自分に対する承認と信頼を強く持っている人で成り立っている会社です。自分なりの美徳を持ち、また、相手の想いを尊重し合える傾向があります。加えて、特に経営陣は皆「有言実行」を全身全霊で体現してきた人ばかり。そこには泥臭い努力がもちろんあるのですが、着実に、一歩ずつ歩みを進める決断力と覚悟が備わっているのです。
クライアントとの結びつきも深く、各案件で仕事が完結というよりは、その後もたとえば友達になっているだとか相談役になっているということも頻繁です。(笑)「ともに創る、あなただけのストーリー」を全面的に掲げていますが、クライアントのストーリーを届けているうちに自分達のストーリーにもなっていっていると感じています。MATESは人として好きな人ばかりですし、そんな仲間の中で働くと、自分も魅力的であれるようモチベーションにも繋がっていくのだと思います。
――今後の展望を教えてください!
価値を届け切る集団として、指名され続ける会社にしていきたい。いい意味で目立ちたいですね。目の前にいる人が大切にしているコト、モノ、人を大切にして価値観が好きだからサービスを利用するといってもらいたい。個人的には、「この人といたらうまくいく」というようなジンクスになりたいです。「やりたい!」や「なりたい!」などポジティブな気持ちや志が自分の中心に流れ、自分らしさを体現できる人を私や会社を通して増やしたいなと思っています。
MATESで一緒に働くメンバーとは、これはこういうふうにやってね、とだけ指示するのではなく、今こういう状況だけど、あなたはどう思う?どうやってみたい?というスタンスで仲間と関り、思想が行き交います。仕事を遂行する上で、プロジェクトを達成することで得られるスキルは向上しますが、日々アップデートしていける環境は大切であり、それが習慣にもなれば一生使える武器になると思います。できるだけ一人ひとりが最大値で生かせられ、強みをさらに伸ばした末にそれが自分の個性になるというところまで持っていける会社だと思います。
あとは、ハンズオン(運用業務)もありますが、私の脳をトレースして、自身の強みと相乗効果で活躍できる人材を育てたいですね。私が企画をするから、それに基づいた作業をしてね、ではなく、戦略や企画設計まで任せたい。ここやってみたい等の声があれば、意欲に合った挑戦も用意したい。どんどん挑戦していってもらいたい。そして、目の前の人や仕事に誠意をもって取り組み、その先に存在する新しいステージを着実かつ大きな一歩で一緒に駆け抜けていければと思っています。
※2024年2月1日より株式会社MATESは株式会社メイトへ社名を変更しております。