国内最先端「AI・数理最適化アルゴリズム」技術を駆使し、レガシー産業の改革に挑む。
株式会社Mark Doorは、東京大学/九州大学/トップ海外大学のPh.D.出身の開発者や、マッキンゼー、キーエンス出身者などの一流企業出身者で構成された、AIベンチャー企業です。
今回お話を伺ったのは、AI分野のCTOを務める上田さん。
大学の農学部で鶏の味覚を研究し、イギリスの大学院ではバイオインフォマティクスを学んだ後、現在はイギリスの企業で働きながらMark Doorの技術面を支えています。
学部の終わり頃にプログラミングと出会い、「あと2年で博士になれる」という教授の提案を断った理由。
野球サークルの縁から、緩く始まったMark Doorへの参画。
そして、技術的な強みと、まだMark Doorに足りていないもの。
「熱い人と仕事をするのが楽しい」と語る上田さんに、じっくりとお話を伺いました。
読み終わる頃には、当社の「部活っぽさ」の正体が、見えてくるはずです。
上田 尚希(Naoki Ueda)/株式会社Mark Door CTO(AI分野)
28歳。2020年に九州大学農学部を卒業。在学中は鶏の味覚に関する研究に従事し、学部卒業頃に研究の手作業を効率化したいという動機からプログラミングを始める。その後イギリスのケント大学院でバイオインフォマティクスを学び、2022年に修了。現在はイギリスの企業に勤めながら、Mark DoorではAI分野の責任者としてプロジェクトの設計を担当し、エンジニアへのタスク分解やAI事業の戦略立案を行っている。
鶏の味覚には、あまり興味を持てなかった。学部の終わりにプログラミングを始め、エンジニアの道へ。
―― よろしくお願いします! まずは、これまでのご経歴を簡単に教えてください。
よろしくお願いします!
28歳です。大学は農学部で、鶏の味覚の研究をしていました。
鶏のお世話なら、たぶんMark Doorで一番得意だと思います(笑)
エンジニア歴で言うと6〜7年になりますね。学部の終わり頃に勉強を始めた形です。
きっかけは、そんなにかっこいい理由ではないんですが、研究って手作業がすごく多いんですよ。それを効率化したくて触り始めたのが最初です。
やってみたら、普通に楽しくなってしまって今がある感じですね。
―― 院進されてから、研究テーマが変わっているとお聞きしました。
そうですね。学部時代は鶏の遺伝子やタンパク質を解析していたんですが、正直、鶏の味覚そのものにはあまり興味を持てなくて。。。
トピックとして興味があったウイルス学系の研究室を見るようになりました。
2019年頃はデング熱のウイルスの遺伝子解析、その後は新型コロナウイルスの遺伝子的な違いを解析する研究にも関わっています。
バイオ系の研究ではあるんですが、実際の作業はコンピュータで解析していくんですよ
そこで、自分はプログラミングが好きなんだな、とより自覚しましたね。
「あと2年で博士になれる」と言われても、断った。1年で終わるイギリスを選んだ理由。
―― 大学院は、イギリスに進まれています。もともと海外志向だったのでしょうか?
もともとはアメリカに行きたいと思っていたんですが、アメリカだと修士と博士が合体していて6年かかるんです。
その点、イギリスは1年で終わるのでイギリスのケント大学院に進みました。
専攻はバイオインフォマティクスです。
―― 博士に進む選択肢はなかったのでしょうか?
教授から「あと2年で博士になれるよ」と提案してもらったんですが、断りました。
研究自体は楽しかったんです。
ただ単に、面白い結果が出なかったので辞めたと言うのが正直なところですね。
楽しいことと、そこで成果を出せることは別だな、という感覚がありまして。
このまま2年かけて博士になるより、別の道を選んだほうがいいだろうと思いました。
Web3/ブロックチェーンのハッカソンで受賞経験。最近はイギリス愛が強めです。
↑ ハッカソンメンバーとの写真。
―― 大学院修了後は、イギリスで就職されたんですよね。
2022年に修了して、THGというイギリスの会社に入りました。
マイプロテインなどのブランドを運営していて、もともとはEコマースから始まり、いろんなブランドを買収して大きくなっていった会社です。
ただ正直、THGに強い思い入れがあって入ったわけではなくて。イギリスで生きていこうと思っていたので、なんとなく入った、と言うのが本音です(笑)
―― どんな仕事をされているんですか?
主に倉庫のシステムをつくっています。
ロボットをつくって倉庫とロボットを結合する、オリジナルのシステムを開発する。
ロジスティクスの領域ですね。
インフラやクラウド、大規模なシステムを設計するのが、私の得意分野です。
この分野の知識やノウハウは、仕事を通じて身についた部分が大きいと思います。
―― ロンドンでは、ハッカソンで受賞もされたとのお話も伺いました!
銀賞……だったと思います(笑)。
ブロックチェーンを使って何かをつくる、というロンドン開催のハッカソンで、ダイヤモンドをトラッキングするようなものを出しました。
正直、僕もよくわかっていない部分はあるんですけど(笑)
そのときMarkDoorでもブロックチェーンの関連の事業をやっていたので、出てみた、という感じでした。
そこそこ規模感のあるイベントで成果を残せたことは、良い経験でしたね。
▼ ハッカソン詳細は下記からご確認いただけます。
https://www.easya.io/events/easya-x-polkadot-hackathon-uk
―― 院修了後もイギリスにお住まいの理由をお聞きしたいです!
シンプルにイギリスが良いところだからですね。
人の感じが好きなんです。みんなセカセカしていなくて、Chillというか、心地いい。
最初はイギリスのことを全く知らずに来たんですが、今は生活しやすいし、愛着があります。
改めて振り返ると、自分で選択をして大きな行動をしたのは、多分これが初めてでした。
とはいえ、死ぬのは日本がいいなとは思っています(笑)
ジョインのきっかけは野球サークルの先輩からの連絡。「入りは、かなり緩かったです」
―― Mark Doorに関わるようになったきっかけを教えてください。
大学の野球サークル「パーフェクション」で、齊藤さんと知り合っていたんです。
イギリスで働き始めた頃に、齊藤さんから連絡があって、一緒にやることになりました。
―― どうして引き受けようと思ったのですか?
面白そうだな、と思ったのが一つ。
あとは、タスク的に自分でもできそうだったから、というのも正直あります。
最初から「がっつりやろうよ」という感じではなかったので、それならと。
入りは、かなり緩かったです(笑)
今は会社のフェーズも変わってきて働き方も少しずつ変わってますね。
―― 齊藤さんは、どんな方ですか。
変人ですね(笑)。……最近は変人度合いが減ってきましたけど。
やることも言うことも想定外で、真面目そうに見えて真面目じゃない。でも、根っこの根っこは多分、真面目な人だと思います。
魅力は、なんと言っても優しいところです。人想いなんですよ。
困っている人がいると、見捨てられない。
クールぶってるけど、実は熱い人です。
大学院を卒業する前に、日本にいた方がいいのか、イギリスにいた方がいいのかを齊藤さんに相談したことがあって。
久しぶりに話したのに、すごく親身になってくれました。
言うべきことは、ちゃんと言ってくれる人です。
本業はMarkDoorと並行しているため、成長速度が速い。
―― 本業の話も、差し支えない範囲で伺えれば。入社当初はいかがでしたか。
正直、何が何だかわからなかったです。
経験も知識も薄かったですし、当時は会社のレイオフもあって人数が減っていました。
それで、1〜2年くらいで自分が一番長い人になってしまって。
もう、自分がやるしかない、と。今ではシステムについて自分が一番よく知っている状態です。
―― かなり大変な時期だったんですね。
そうですね。
ただ、Mark Doorで学びながら開発できたのは、すごく良かったと思っています。
逆に、Mark Doorの中で大規模システムを見たことがあるのは自分だけ、という部分もあって。
両方やっていることが、お互いにプラスになっている感覚はあります。
―― 今はどのような働き方をされていますか?
朝にMark Doorでクライアントとのミーティングを入れて、そこから会社に行って働いて、帰ってきてから夜にMark Doorの作業をする、という感じです。
なんだかんだで、3〜4年くらい続いていますね。
最初の頃は会社としてまだ確立していなかったので、この形でも大丈夫だったんですよね。
―― 中々のハードワークですね。。正直、大変ではないですか?
大変じゃないと言ったら嘘になりますね。
それでも続いているのは、単純に楽しいからだと思います。
熱い人と仕事ができるのはシンプルに楽しいですね。
Mark Doorは部活みたいで、男子校みたい。でも、ぬらりくらりした会社ではない。
―― 上田さんから見て、Mark Doorはどんな社風ですか?
オセオセな会社ですね(笑)。
男子校みたい、というか、部活っぽい。気合いを大事にしていて、ぬらりくらりした感じではないです。
熱くて、なんだかよくわからないけど燃えている人たちがいる。
一緒に仕事をしていて楽しいんですよ。20代、30代で青春できる場所だと思います。
―― 会社にジョインされて長いと思いますが、この数年で変わりましたか?
上場を意識し始めてから、良い意味で会社っぽくなりました。
2〜3年前は、私含め属人化の塊だったんです。
今は組織として、多少人が抜けても問題なく動くようになってきました。
松田さんも、社長っぽくなりましたね。
昔は機嫌の上下があったんですけど(笑)、最近はみんなに丁寧です。
―― 松田さんは、どんな方ですか。
まさに主人公、という感じの人です。
常に周りに人がいる。人が寄ってくるんですよね。
Mark Doorの技術的な強みは、数理最適化のエリートと、つくる速さ・やり遂げる力。
―― MarkDoorの技術的な強みや競争優位性は、どこにあると思いますか?
まず、数理最適化のエリートたちがいること。これは大きいです。
あとは、システムをつくるのが早い。
AIのツールをはじめ、最新の技術を積極的に使いますし、チームとしてキャッチアップを促し合う文化があります。
デモをつくるスピードは、特に早いと思います。
そして、やり遂げる力。これは個人というより、チームとしての強みですね。
また、営業も強いです。松田さんと横山さんがいるので。
―― 開発をする上で、注意していることはありますか?
大きく分けて2つあります。
1つは、スケールできて、長く使えるシステムかどうか。
もう1つは、エラーや、正規ではない動きまで想定した設計になっているか。
不具合が起きたときに、すぐ対処できる状態にしておくことです。
システムを使うのは人なので、そこは妥協したくないところです。
―― 逆に、今感じている課題があれば教えてください。
正直に言うと、プロジェクトの共有化が課題ですね。
メンバーごとのナレッジが共有できていなくて、似たようなシステムを毎回1から開発してしまっていることで、無駄なリソースを割いてしまっていると感じています。
スピードを優先してきた結果だと思いますが、改善の余地がありますね。
目の前の案件をやり遂げることを積み重ねてきたので、その速さ自体は強みなんですが、蓄積の仕組みが追いついていない状況です。
組織としては、人が抜けても動く状態にはなってきたので、次はナレッジのレベルでそれをやりたいですね。
Mark Doorの魅力は「青春」「最新技術のキャッチアップ」「成長速度の速い環境」。
――Mark Doorの魅力を、ズバリ挙げるとしたら何でしょう!
熱い、青春のイメージ。まずはそこですね。
技術面で言えば、深く掘れることです。
最新の技術が好きな人、トレンドを追いたい人には合っていると思います。
あとは、経験が浅い段階でも、プロジェクトの進め方や設計のコアな部分に入っていけることも大きな魅力ではないでしょうか。
特にインターン生ですね。
経験が浅いうちにそこに関われるのは、成長という意味で今後のキャリアにかなり有効だと思います。
―― 上田さんご自身は、今どんな役割を担っているのですか?
プロジェクトの技術PMとして入ることが多いです。
最近はあまり実装はせず、設計を担当していますね。
エンジニアの方々にタスクを切り分けるのも、役割の一つですね。
直近はAI事業の戦略を考えることが増えていて、何かあればスポットで入るという動き方もしています。
ブラックボックスを、ブラックボックスのままにしない人と働きたい。
―― どんな方と一緒に働きたいですか?
まずは、システムが好きな人です。
その上で、疑問があったらすぐに調べる人。
ブラックボックスを、ブラックボックスのままにしない人がいいですね。
「よくわからないけど動いているからいいや」で終わらせない人です。
あとはスピード感。
Mark Doorはみんながお互いを押していくような雰囲気があるので、そこに乗れる人と一緒に働きたいと思っています。
後は、AIツールも積極的に使っていただけると嬉しいです。
―― 技術以外の面ではいかがでしょうか。
人に対して興味を持てることも重要かなと思います。
結局はシステムを使うのも人なので、そこに関心がない人だと多分合わないんじゃないかと感じますね。
人を大切にする社風ではあるので、自己成長や知識の吸収以外に組織への貢献や他者への思いやりと言った、組織に対してベクトルが向いていることも大切です。
「事業を大きくして稼げればいい」ではなく、「大きくなっても人を想う会社」でいてほしい。
―― Mark Doorを、今後どんな会社にしていきたいですか?
大きくなっても、人を想う会社であってほしいです。
とりあえず事業を大きくして、お金が稼げればいいや。と言う会社にはしたくないと考えています。
システムも、人が使いやすくて人のためになることが大事です。
とはいえ、具体的な数値目標はしっかり達成していきたいので、そこは両立させたいですね。
我こそは、という人へ。ビジネスでも技術でも、成長したい気持ちがあれば十分です。
―― 最後に、この記事を読んでいる方へメッセージをお願いします!
今、自分がどこで何をすべきか迷っている方は多いと思います。
Mark Doorは、経験が浅くてもプロジェクトの進め方や設計のコアな部分に入っていける会社です。
技術を深く掘りたい人にとっては、かなり面白い環境だと思います。
ただ、楽ではないです。
熱量は高いですし、スピードも速い。まだ整っていない部分もあります。
それでも、熱い人たちと一緒に青春できる場所って、中々ないと思うんですよ。
少なくとも私は、イギリスで本業をやりながら夜に作業を続けてしまうくらいには、楽しいと感じています。
我こそは、という方。
ビジネス面でも技術面でも成長したい方。
知的好奇心のある方。
是非とも一緒に働きましょう。
\ご一読いただきありがとうございました!/
このストーリーを読んで、
「自分も、業界最先端の環境で学びたい」
「仲間で勝つ強いチームで働きたい」
そう感じた方がいらっしゃいましたら、ぜひ一度お話ししてみませんか?
募集記事の「話を聞いてみたい」から是非お気軽にエントリーしてみてください。
あなたと一緒に働ける日を楽しみにしています。