「アルムナイ」というワードをメディアなどで度々目にするようになりました。
なんだか耳慣れない響きですが「alumni」とは、同窓生という意味の英単語。近頃では企業を退職した社員を指す言葉として浸透しています。
この言葉が多用されるようになった背景にあるのは人材の流動化。働き方が多様化する現在、一度退職した社員の再雇用、いわゆる「出戻り採用」実績のある企業が年々増加しているのです。
MAPのアルムナイリレーション、高木の場合。
実はMAPのベテランアドバイザー、高木健矢も出戻り入社経験者。
物腰柔らかなナイスガイ、若手メンバーからの信頼も厚い高木は2011年MAPに入社するも、2015年に一旦「卒業」しています。当時MAPを退職した理由について、高木は次のように振り返ります。
「仕事を覚えて結果も出せるようになってくると、今度は自分の実力がどれくらいのものなのかが気になり始めました。
立場としてはそろそろマネージャーとして後進の指導に当たるべき時期に来ていたとは思いますが、自分としてはプレイヤー、アドバイザーとしてのスキルをもっと上げていかなければと感じていて。
毎月目標を達成しても、MAPしか知らない自分は果たして業界全体でのレベルがどうなのかわからない。平たく言えば、業界内でイケてるのかそうじゃないのか知りたい。他社にはどんなアドバイザーがいるんだろうと興味が出てきたんです」
MAPを卒業して知った、自分の実力
仕事にかける情熱、抑えられない好奇心、32歳の挑戦。アドバイザーとしてのさらなるキャリアアップを目指し、MAPを飛び出した高木でしたが果たして、彼は業界でイケてるアドバイザーだったのでしょうか?
「イケてなかった。転職先には30代半ば~40代のベテランアドバイザーの方々がいて、これまでのキャリアや実績ではまるで太刀打ちできないことがすぐわかりました。」
業界の厳しさと自分の未熟さを知る転職となりましたが、逆に考えれば自分にはまだまだ伸びしろがあるし、アドバイザーは奥が深く、やりがいのある仕事だということ。人材業界で長くやっていく決意を新たにした高木は、さらに経験を重ねていきます。
久しぶりの再会、代表の飯田から手渡されたものは・・・?
それから2年が経過し、再度転職を考え始めた高木。そのタイミングで久しぶりに会ったMAPの代表・飯田と柳林から手渡されたものは、なんと「内定通知書」だったのです。
「その場ではさすがに少し考えさせてくださいと伝えましたが、翌日にはMAPに戻ることを決断しました」
一旦退職した会社への再入社、不安はなかったのでしょうか?
「出戻りのデメリットは、特になし。MAPに再入社してから2年が経過しましたが、幸いにもこれまで特に問題なくやってこれたので、今後も上手くやっていけると確信しています」
そう断言する高木。再入社日には昔馴染みのメンバーから
「あの時流した涙を返せ!!」
と責められながらも、あたたかく迎え入れられたことにホッとしたそうな。
途中入社の社員も、あっという間に馴染んでしまう。オープン&ウェルカムなMAPらしいエピソードのひとつをご紹介しました。
参考:出戻り入社のリアル。会社も社員も生ものだから「元の会社」には戻れません。https://map-on.co.jp/media/map-takagi/