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デザインの力で医療を前進させる!古結隆介がビズリーチからエムスリーに帰ってきた理由

人事の友永です。テックブログに書いた通り、エムスリーのエンジニアリンググループでは2018年度から積極的に採用活動を進めてきました。その結果どのような人が入社してくれたのかをこれから紹介していきたいと思います。

1人目は2020年4月にデザインGのGL兼エンジニアリングGのプロダクトデザイナーとして入社した、古結 隆介(こげつ りゅうすけ)さんを紹介します!古結さんがエムスリーに入社するのは今回が2度目で一度エムスリーを卒業してから、約2年半ぶりにエムスリーに戻ってきてくれました!今回は古結さん自身についてやエムスリーに戻ってきた理由、これからチャレンジしたいことを中心にお話を伺いました。

ーこんにちは、古結さん本日はよろしくお願いします!

ー古結:ども!よろしくお願いします〜。

ー最初に自己紹介をお願いします!

ー古結:どこから話しますかね。まずはwebデザイナーになったきっかけから話しますね。私は大阪芸術大学で映像を学んだ後、先輩に誘われたことがきっかけで、ラジオ局でwebデザイナーとして働いたのがキャリアのスタートでした。当時はFlashが盛んでFlasherとしてアニメーションとかActionScriptを使ったwebサイトとかを制作していました。この頃から動きのあるものにはこだわりがあって、インタラクション性のあるものが好きでした。

ー芸術大学に入ったきっかけもwebデザイナーになりたかったからですか?

ー古結:もともとは映画監督になりたかったんですよね。ほんとです笑。ただ大学の途中からPCやMacを使って映像が作れるようになり、VJ活動をおこなっていたことで、よりインタラクティブなものに興味がいくようになりました。

1社目ではwebデザイナーとしての経験を積みながら、営業先に同行したり企画書を作ったりなんでもやっていましたね。スペイン坂で生放送の配信業務もやっていました笑。ただし、当時はスマホもないですしPCで映像を見るのも以ての外という感じで、映像配信が事業としてはなかなかうまく行かない状況もあり、転職活動をすることに決めました。

そしてGyaO(現GYAO!)という映像配信事業をおこなっているUSENに転職し、ここでも3年くらい在籍していたのですが、デザイナーとしての成長を感じるよりも、ひたすら目の前の仕事をこなしていくような働き方をしていました。この時もまだPCで映像を見る時代ではなく事業としては苦戦していたこと、その時ちょうど30歳を迎えるタイミングもあって、今後のキャリアを考えて転職活動を行いました。いくつか当時の有名ベンチャー企業の選考に進んでいたのですが、その中からエムスリーに入社したんですよね。2009年ですかね。

ーおお、そうだったんですね。名だたる企業からエムスリーを選んで下さったんですね。もしかしたら珍しいと感じる人もいるかもしれないですね笑。

ー古結:そうなんですよね笑。当時エムスリーに入社を決めた理由は「人」でした。正直事業内容は深いところまで理解できていなかったのですが、当時面接で会った富山さん(当時デザインGのGL)が決め手になりました。今でも富山さんは私の師匠なのですが、物腰はやわらかいんですが、ホワイトボードを使い始めるとロジカルの塊のような人で笑。エンタメ業界にいた私にとって、これまでに出会ったことないタイプの人でした。当時の私はロン毛でしたし笑。自分と正反対の人との出会いだったので「この人から学ぶことがあるな」と感じたんだと思います。自分自身「変わりたい」と思っていましたし、考えるデザイナーになりたいとエムスリーへの入社を決めました。

ー考えるデザイナーっていいですね。エムスリーに入社してからはどのようなことを担当されていたのですか。

ー古結:エムスリーのコア事業のひとつであるMR君やリサーチビジネス、コンシューマ向けサービスなど幅広くやりました。その後2014年くらいからデジカルというクラウド電子カルテ事業の立ち上げに関わることになり、現デザインGの役員である山崎さんと一緒に仕事をすることになりました。そこで初めてプロダクトドリブンな開発に出会いました。事業の立ち上げ期はビジネス的に苦戦するとこともありましたが、ユーザーである医師からの声を聞きながらプロダクトを改善していきプロセスを回すなど、ユーザーにとって本当に必要なものを作る喜びを感じることができましたし、開発チーム全体で作るものに愛着が持てるデザインができたと思います。開発チームメンバーがプロダクトに誇りを持ち、好きになることが大事と気付いたのはこの時で、今も様々な活動をする際のマインドの中心にあります。デジカルでの経験はデザイナーとしての成功体験になっていますね。

ーデジカル立ち上げ期の採用に私も関わっていましたが、所属しているメンバーのエネルギーも高かったですし、自然と候補者の意向を上げてくれるチームだなと思っていました。

ー古結:その後2017年にビズリーチに転職し、プロダクト開発以外にブランディングをミッションとするチームでマネージャーを務めたり、新卒デザイナーの受け入れや定着を考えるチームづくりをしました。ビズリーチのデザイナーは私が入社した際は約60名だったのが退職時には約80名にまで増えました。

ービズリーチのデザイナーブランドは確立されましたよね、すごいです。次にエムスリーに戻ってきたきっかけや理由について教えてくれますか。

ー古結:最初のきっかけは友永さんでしたよね。デザイナーの採用について聞かせてほしいと言われて。お店で友永さんを待っている間に採用を含めた人事/広報戦略のアイディアを書き出したのですが、その時に頭の中が整理されました。採用って人事と部署がどう一緒に動くかが大事だし、認知・理解・行動を分解して取り組んでいく必要がありますよね、という話をしたのを覚えています。

ー懐かしいですね。あの時、本当に困っていたんですよね。社内でデザイナーを採用してほしいという声をよく聞くようになったのですが、何をどう進めたらいいのかわからなくて困っていたので助けてもらおうと思いました。実は古結さんと採用についてしっかりと話すのは初めてだったのですが、こうやって一緒に壁打ちしながら採用や組織作りを進めてくれる人が必要なんだなと感じました。最後の方は古結さんはお酒が進んだのもあってか笑、熱い思いを聞かせてもらったと記憶しています。

ー古結:その後、私と山崎さんとでコミュニケーションをする機会があって、正式にエムスリーに戻ってきてほしいという話をいただきました。具体的にはプロダクトドリブンで開発するデジカルのようなチームをもっともっと作りたいと。そうすればエムスリーのサービス・プロダクトを軸にさらによくなるという話でした。最初は正直言ってビズリーチでやるべきこともあるし、「うーん」と思っていたのですが、具体的に問題/課題や私に期待されていることを聞くとイメージが膨らみましたし、困っているんだったら、今の自分だったら何ができるんだろうと自分ごと化したんですよね。恩返しじゃないですけど、今の自分だったら何ができるか、アイディアが膨らんでいきました。他にも、いつかは自分で事業をつくってみたいと思っていて、そこに最速で行き着くにはどうしたらいいかを考えた際に、プロダクト開発、組織作りをエムスリーである意味ゼロイチでやっていくのはやりがいがありそうだし面白そうと思いました。

ー自分ごと化って古結さんらしいコメントですね。入社前に代表取締役の谷村さんとも面談されてましたが、どんな話をされたのか気になります。

ー古結:私からデザイン組織に求めるものは何か?を単刀直入に聞きました。谷村さんからは「事業会社でデザイン組織と言えばどの会社ですか」と質問があったのでいくつかの企業名を挙げたところ「そこにエムスリーが入るようにしてほしい」と伝えられました。もう1つは「世界中にエムスリーのグループ会社が広がっているので、そこのブランディングをまとめて、世界観をつくっていってほしい」とこの2つを言われました。ここでも目指す方向を示されたので「やります!」と答えました。あとはざっくばらんに個別の施策についてディスカッションして面談は終わりました。

ーデザイン組織と言えばエムスリー!是非実現していきたいですね。最後に今後のエムスリーでのチャレンジを教えてください!

ー古結:私のなかでデザイナーは「寄り添う」「伴走する」というイメージがあるんですよね。デザインはひとつの武器として持つもので、チームにどうデザインを浸透させ、プロジェクトを加速させるか、というのが重要かなと考えています。採用も人事と協力しながら進めて行きますし、プロダクト開発もチームで作っていくものです。その上でデザイナーとして人や組織やプロダクト全てに誇りが持てるものを作り、ユーザーに価値を届けたいと思っています。その為に今は構造的に戦略をもってデザイン組織づくりを進めているところです。

ーエンジニアやPdMと話していてもみんな古結さんのことが好きだなと感じますよね笑。それはこの考えがベースにあるからですね。一緒にプロダクトを作っているのが楽しい!というのが伝わってきます。

ー古結:それは本当に嬉しいです!我々エムスリーは医療を前進させるプロダクトをどんどん作っていきたいと思っていますが、今はデザイナー不足によりプロダクトづくりを加速できていない側面があるので、プロダクトづくりができるデザイナーの方に是非来ていただきたいです。体験設計、ビジュアルデザイン、コードを書くなど、どこかに強みがある方、他には「自分ごと化」できる人がいいですね!現在のコロナ禍のなかで、我々の生活や医療従事者が抱えている課題をどう解決していくかをデザイナーとして具体的に考え、実行できる方だと凄くいいなと思います!

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