株式会社Lumosで2024年9月からインターンとして勤務している、千葉大学大学院 デザイン修士2年生の澤田志帆さん。LumosにてゼロからWebコーディングを学び、現在はクライアント案件を一貫して手掛けるまでに成長しています。
大学院での研究と就職活動の傍ら、週2日ほど勤務しながら日々活躍する澤田さん。今回はそんな澤田さんの成長の裏側を紐解くべく、実践的なインターン環境を提供するLumos代表の岩渕さんからインタビューを実施しました。
インターンを通して実践でデザインの道へ、国際感覚を身につけながら学業にも向き合う
岩渕さん
澤田さんは、Lumosに入社する前からデザイナーとして経験を積まれていましたよね。最初にデザインの道に進んだきっかけは?
澤田さん
デザイン学科に所属していることもあり、基礎的な知識やAdobeのソフト(IllustratorやPhotoshopなど)はある程度扱える状態でした。大学2年生のときに、先輩の紹介でInstagram投稿のデザインを担当するインターンを始めたのが、初めて実務としてデザインに取り組んだ経験です。SNS媒体としてInstagramが好きだったので、すごく楽しく取り組めましたし、実践を通して一気に実力がつきました。
その会社で3年ほど勤務、並行して別の企業でグラフィックデザインも1年ほど担当。その他、塾講師のアルバイトもしていたので、Lumosに入る前に3社で働いた経験がありました。
岩渕さん
インターンなどの傍ら、留学の経験もあるんですよね。大学院での研究内容についてもぜひ聞かせてください。
澤田さん
大学院に進学した理由の一つが留学制度でした。半年ずつ2カ国に留学できる制度があったんです。K-POPが好きだったこともあり1カ国は韓国、もう1カ国はサービスデザインを学べる環境を求めてドイツ・ケルンを選びました。
現在は「AIアイドルの受け入れとビジネス活用」をテーマに研究しています。社会のためになるなら何をしても良い、という研究室なので、自分が興味を持っているテーマに柔軟に取り組める環境です。
▽ 澤田さんの研究内容
新しいスキルを求めLumosへ、Webコーディングをゼロから学ぶ
岩渕さん
複数社でのアルバイトやインターン、留学など充実した学生生活の中、Lumosでのインターンを決めたきっかけは?
澤田さん
ちょうどSNSやグラフィックデザイン以外の新しいスキルを取り入れたいなと感じていたタイミングでした。前のインターン先の社長から、「Webコーディングに挑戦できる環境があるよ」と声をかけていただき、迷いなくチャレンジを決めました。
岩渕さん
それで面接を受けにきてくれましたよね。私が見ていたのは、どんなスキルを持っているかよりも、やり切る力があるかどうかでした。実際に入社してからの業務はどうですか?
澤田さん
入社して最初の2ヶ月間で、Webコーディングの研修を兼ねて好きなWebサイトをコピーして作ってみることに取り組みました。その経験を経て、今度は岩渕さんや先輩にサポートいただきながら、実際にクライアントからの案件を担当しました。
顧客に対するヒアリングからデザイン、コーディングまで、初めて一貫して担当し、自分が1から作ったWebサイトが世に出たときはすごく嬉しかったです。実は両親にも見せました。(笑)
▽澤田さんが初めて一から担当した案件
“リアル”な距離感で働く経験と、Lumosでの実践的な仕事
澤田さん
これまでの会社はすべてリモートだったので、Lumosが初めてのオフィス勤務でした。対面だからこそできる気軽な質問や、ランチタイムのコミュニケーションなど、リアルで働く価値を感じました。
また、プロのデザイナー視点でフィードバックを貰えるのもすごく貴重で、Lumosの先輩デザイナーのお陰ですごくスキルアップできている実感があります。
岩渕さん
確かにコロナ禍もあって、リアルでなかなか働く機会が持てない世代でしたもんね。Lumosではオフラインの文化も大切にしているので、その価値を感じてくれているならすごくうれしいです。
ゼロからコーディングを学ぶ中で見えたデザインの本質
岩渕さん
最初は課題を与えられての自学スタイル、そこから初めてのクライアントワーク。しっかり納品までやり遂げていましたよね。
プログラミングをやりたい!と言う人はたくさんいるけど、やり切れる力がある人はなかなか多くないのが現状です。でも澤田さんは、教材を渡して「さあ、やってみて!」という状況の中、やり切ってくる力があるのが本当にすごいし正直驚きました。
現在は、Webコーディング・ランディングページやクリエイティブの作成など、澤田さんがこれまで持っていたスキルと新たに得たスキル、双方を活かしながら総合格闘技的に活躍してくれていますよね。
澤田さん
何事も、始めたらしっかりやり切るタイプです!(笑)
岩渕さんおっしゃるとおり、今は多様な案件を任せてもらえているので、デザイナーとして幅広いスキルを伸ばせますし、「次は何が来るかな?」と楽しみながら日々業務に向き合っています。
岩渕さん
Webコーディングという世界に新たに飛び込んでみて、感じたことや学んだことはありますか?
澤田さん
そうですね。これまでは「見た目のデザイン」、例えば「いかに視覚的にきれいか」を探求してきたので、Webコーディングを通して裏側の数字や文字に向き合うことに難しさを感じることもありました。
「見た目のデザイン」には感覚の壁があるのに対し、コーディングは上手く行かない時の要因が必ずあるけど、それがどこにあるのか、見つけるのに苦労するイメージです。曖昧さは少ないものの、その勘所を掴むのに最初は苦労しました。このあたりはまだまだ課題があるので、今後も学び続けたい領域です!
また、これまでなんとなく向き合っていたUI/UXに対して、Webコーディングという視点を得ることで、「エンジニアにとって実装しやすいUI/UX」を意識できるようになった気がします。シンプルですが、Webコーディングスキルを身につけたことが、自信にも繋がりました!
Lumosの経験の中で得てきたもの、そして澤田さんが見据える未来
岩渕さん
Lumosに限らず、インターンを始めた前後で感じる変化はありましたか?
澤田さん
いっぱいあります!ですが、一番に言えることは、新しいことを始めることが自分自身にすごく合っていることに気がついたことです。
新しい場所に飛び込むことで生まれる出会い、Lumosではここに「”リアルな”関係性」という価値が加わりました。そして、環境を変えることで得られる新しいスキル。就職という人生の節目の一つが近づいているタイミングですが、Lumosでも新しいスキルの会得に向き合いやりきったことで、「自分は次も大丈夫!」と思える自信に繋がりました。
岩渕さん
「就職」というキーワードが出ましたが、今後のLumosでの活動、そしてその先に見据える将来像があれば教えて下さい。
澤田さん
まず、Lumosの経験では、お客様のWebサイトを世に出す過程に関われたことがすごく印象に残っています。この時に携わったサイトは、シングルページだったので、次は階層構造を持った動的サイトの制作に挑戦してみたいです。
将来的には、社会課題に対してサービスデザインやエクスペリエンスデザインの視点から包括的に向き合える存在になりたいです。まずはUIデザインやグラフィックなど、手を動かす下流工程からしっかり経験を積み、少しずつ上流に視点を上げていけたらと考えています。
インターンを通して様々なことに挑戦して、いわば「なんでもやってきた!」からこその強みを活かしてキャリアを形成していきたいです。
最後に ━ 挑戦したい学生に向けたメッセージ
岩渕さん
今後Lumosは、澤田さんのようにインターンとして関わってくれるメンバーを増やしていきたいと思っています。これからインターンを考えている方々に向けてメッセージがあれば、お願いします。
澤田さん
学生なので授業にはしっかり取り組みつつ、その他の活動も全力で取り組むことをおすすめしたいです。授業はどうしてもテーマや受講できる数に限りがあると思うので、その他の自分の興味が向く領域には、能動的に飛び込んでみることが自分のスキルアップに直結すると思っています。
また、Lumosのような環境に身を置くと、プロと1対1で対話しながら自分のスキルを磨くことができます。やりたい!という気持ちさえあれば、全力でサポートしてくれるので、自分でも成長を強く実感できます。自分自身の可能性を広げたい方であれば、マッチする場所なのではないかなと思うので、ぜひ興味があれば飛び込んでみてほしいです!