こんにちは、ラワンセ 遠藤(ネットワークエンジニア)です。
ネットワークの基礎を学ぶシリーズの第9回として、CCNAの問題を題材に知識を身につけていきます。
□前回の振り返り
前回はTCPとUDPの違いについて解説しました。
TCPは信頼性を重視し、UDPは速度を重視する通信方式でした。
今回は、TCP通信の特徴である「接続を確立する仕組み」について解説していきます。
目次
■問題
■選択肢
■回答
■解説
□なぜ必要なのか
□3つの手順
□イメージで理解する
□ポイント
□初心者ポイント
□もう一歩理解を深める
■まとめ
□今後について
■問題
TCPにおいて、通信を開始する前に行われる接続確立の手順は何と呼ばれるか?
■選択肢
A. カプセル化
B. 3ウェイハンドシェイク
C. フラグメンテーション
D. ルーティング
■回答
B. 3ウェイハンドシェイク
■解説
3ウェイハンドシェイクとは、TCP通信において通信を開始する前に行われる接続確立の手順です。
通信を行う前に、お互いが通信可能であることを確認するために実施されます。
□なぜ必要なのか
TCPは信頼性を重視する通信方式のため、いきなりデータを送り始めるのではなく、事前に「通信しても問題ないか」を確認する必要があります。
この確認を行うことで、データの欠損や順序の乱れを防ぎます。
□3つの手順
3ウェイハンドシェイクは、以下の3つのステップで行われます。
① SYN
送信側が「通信を開始したい」という要求を送ります。
② SYN / ACK
受信側が「通信OK」と応答し、同時に自分も通信を開始したいと伝えます。
③ ACK
送信側が「了解」と応答し、接続が確立されます。
この3回のやり取りによって、双方が通信可能であることを確認します。
□イメージで理解する
3ウェイハンドシェイクは、会話のやり取りに例えると分かりやすくなります。
送信側「これから話してもいい?」
受信側「いいよ、こちらも話せるよ」
送信側「了解、じゃあ話そう」
このように、お互いに確認を取り合ってから通信が始まります。
□ポイント
この手順を踏むことで
・通信が可能かどうか確認できる
・データのやり取りを安全に開始できる
というメリットがあります。
□初心者ポイント
「3回もやり取りする必要があるのか?」と思うかもしれませんが、この確認があることでTCPの高い信頼性が実現されています。
その分、UDPに比べて通信開始までに時間がかかるという特徴もあります。
□もう一歩理解を深める
3ウェイハンドシェイクは、TCPの接続型通信を実現するための重要な仕組みです。
この接続が確立された後に、実際のデータの送受信が行われます。
■まとめ
3ウェイハンドシェイクはTCPの接続確立の仕組み
通信前に3回のやり取りを行う
信頼性を高めるために重要
TCP通信の基本となる仕組み
□今後について
次回は「ポート番号とは何か」について解説していきます。
同じIPアドレスの中でどのアプリケーションに通信するかを決める重要な要素なので、引き続き理解を深めていきましょう。
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