こんにちは、ラワンセ 遠藤(ネットワークエンジニア)です。
ネットワークの基礎を学ぶシリーズの第8回として、CCNAの問題を題材に知識を身につけていきます。
□前回の振り返り
前回はデフォルトゲートウェイについて解説しました。
異なるネットワークへ通信する際は、ルータを経由する必要があるという内容でした。
今回は、通信の「信頼性」や「速度」に関わる重要な仕組みである「TCPとUDPの違い」について解説していきます。
目次
■問題
■選択肢
■回答 C. データの順序や到達を保証する
■解説
□TCPとは何か TCPは、通信相手と接続を確立した上でデータを送る仕組みです。 データが正しく届いたかを確認しながら通信するため、信頼性が高いという特徴があります。
□UDPとは何か
□イメージで理解する
□TCPとUDPの違い
□なぜ使い分けるのか
□初心者ポイント
□もう一歩理解を深める
■まとめ
■問題
TCPの特徴として正しいものはどれか?
■選択肢
A. 接続を確立せずに通信する
B. 通信の信頼性を保証しない
C. データの順序や到達を保証する
D. 常に高速で通信できる
■回答
C. データの順序や到達を保証する
■解説
TCPとUDPは、どちらもデータを送受信するための通信プロトコルですが、特徴が大きく異なります。
その中でTCPは、「確実にデータを届けること」を重視した通信方式です。
□TCPとは何か
TCPは、通信相手と接続を確立した上でデータを送る仕組みです。
データが正しく届いたかを確認しながら通信するため、信頼性が高いという特徴があります。
例えば、Webサイトの閲覧やメールの送受信など、データの欠損が許されない通信で使われます。
□UDPとは何か
UDPは、接続を確立せずにデータを送る仕組みです。
相手に届いたかどうかの確認を行わないため、通信はシンプルで高速ですが、信頼性はTCPに比べて低くなります。
例えば動画配信、オンラインゲームや音声通話など、多少データが欠けても速度が重要な通信で使われます。
□イメージで理解する
TCPとUDPの違いは、会話に例えると分かりやすくなります。
TCPは、相手の反応(相槌)を確認しながら会話を進めるイメージです。
「聞こえてる?」「うん、聞こえてる」と確認しながら話すため、確実ですが少し時間がかかります。
一方でUDPは、相手の反応を待たずに一方的に話し続けるイメージです。
多少聞き逃しがあっても、とにかく話し続けるため、スピードは速くなります。
□TCPとUDPの違い
TCPとUDPの違いは以下の通りです。
TCP
・接続あり(コネクション型)
・信頼性が高い
・速度はやや遅い
UDP
・接続なし(コネクションレス)
・信頼性は低い
・高速
□なぜ使い分けるのか
すべての通信でTCPを使えば確実ですが、その分通信に時間がかかります。
一方でUDPは高速ですが、データの欠損が発生する可能性があります。
そのため、用途に応じて使い分ける必要があります。
□初心者ポイント
「確実なTCPだけでいいのでは?」と思いがちですが、
リアルタイム性が重要な通信では多少の欠損よりも速度が優先されます。
例えば動画視聴では、一瞬の遅延よりもスムーズに再生されることの方が重要です。
□もう一歩理解を深める
TCPは通信の前に「接続を確立する処理」を行います。
これを3ウェイハンドシェイクと呼び、次回詳しく解説します。
■まとめ
TCPは信頼性を重視した通信方式
UDPは速度を重視した通信方式
用途によって使い分けることが重要
TCPは接続を確立してから通信する
□今後について
次回は「3ウェイハンドシェイクとは何か」について解説していきます。
TCPの通信がどのように始まるのかを理解すると、通信の仕組みがより具体的にイメージできるようになります。
ラワンセでは一緒に働くエンジニアを募集しています。
・IT業界での経験を活かして、エンジニアとしてステップアップしたい方
・インフラエンジニアとしてキャリアの幅を広げていきたい方
・実務に近い環境でスキルを身につけていきたい方
・これからエンジニアとしてのキャリアに挑戦したい方
ラワンセには、それぞれのキャリアに応じた形で成長していける環境があります。
今の環境でこのままでいいのかと感じている方や、エンジニアとして次のステップに進みたいと考えている方は、ぜひ一度お話ししてみませんか。