こんにちは!ロゴスウェア 採用担当です。
ロゴスウェアでは、仲間の素晴らしい働きを讃える「PickUPアワード」を四半期に一度開催しています。この表彰制度は、3つのカテゴリーに分かれており、それぞれ異なる視点から仲間の活躍を讃えるものです。
今回は、2024年秋の受賞者3名のみなさんにフォーカスしていきます。それぞれの受賞の裏にある努力や苦労や困難を乗り越えたエピソードを通して、ロゴスウェアで活躍する人たちの姿をお届けします。
前回は「ありがとう賞」を受賞した眞田さんをご紹介しました。
次に「こつこつ賞」を受賞したエンジニアの内野さんをご紹介!
「こつこつ賞」というのは、ロゴスウェアにとって必要な事柄をコツコツと進めてくれた方に贈呈される賞です。
<内野さんプロフィール>
2022年ロゴスウェアに中途入社。 現在は、LOGOSWARE Xeの運用開発を担当(バックエンドのサブリーダー)。
出身は東京都八王子市。 趣味は登山!お気に入りの山は筑波山(さくっと片道2時間くらいで登れるためオススメ)
ー まず、ロゴスウェアに入社した理由を教えていただけますか?
はい、私がロゴスウェアに入社した理由は、web系の開発に携わったことがなかったので、その経験を積みたかったことが一番の理由です。それに加えて、市役所や公共機関で使われる製品を開発したいという思いがありました。たまたま「Libra」というサービスが、自治体の広報で使用されているのを知って応募しました。
ー 市役所や公共的な場所で使われる製品にこだわったのは、なぜですか?
そうですね、みんなが使うものだからこそ、ユーザーの役に立っているという実感を持ちやすいと思ったからです。私自身、公共の利益に貢献できる仕事に携わりたいという思いが強かったので、そういった職場を探していました。
ー当時は「Libra」のバックエンドとして入社されたんですね。現在、どんな仕事をされているのか教えていただけますか?
現在は、LOGOSWARE Xeというシステムの運用開発を行っています。プログラム全体のリーダーではないのですが、バックエンドに関してはサブリーダー的な役割を担っています。
ー具体的には、LOGOSWARE Xeのどの部分を担当されているのでしょうか?
LOGOSWARE Xeの運用・開発全般に携わっています。日々スムーズに開発を進められるようにチームメンバーのタスクの調整やフォローを行うことも重要な役割です。
ー 今期、特に注力された部分はどこですか?
LOGOSWARE Xeを安定して運用できるよう、システムの安定性・パフォーマンスを高めることに注力しました。お客様が安心して使えるシステムを提供することが最も重要だと感じているため、いくつかの技術的な改善・ブラッシュアップを行いました。
ー 今回、こつこつ賞のコメントにも「LOGOSWARE Xeの開発チームをまとめ、開発・改善を着実に進めた」「振り返りミーティングを開催し、積極的に新しいアイデアを実践した」といった声が多く寄せられています。具体的にはどのような取り組みが評価されたと思いますか?
ありがとうございます。技術的な改善・ブラッシュアップに加えて、振り返りMTGを通して、チームの連携強化に地道に取り組んだ点が評価につながったのではないかと思います。振り返りミーティングは、チームの課題を共有し、開発プロセスを改善するためのミーティングとしてもともと実施していました。
しかし当初は形式や進め方も定まっておらず、さらにバックエンドメンバーにも大きく入れ替わりがあったタイミングでチームが過渡期(タックマンモデルでの形成期のような状態)だったこともあり、メンバーが課題を感じても発信しづらい雰囲気があるのではないかと感じていました。
フロントエンド、バックエンド、検証といった縦割りの中での連携は活発であっても、全体でワンチームとしての一体感を発揮するには振り返りMTGはとても貴重な場だと考えていました。
そこで、アジャイル経験のある同僚のMさんのアドバイスを参考にしながら、積極的にMTGでファシリテーションを担当しました。
その中で、課題に応じていくつかの振り返り用のフレームワークを試し、普段なかなか話すタイミングのないメンバーが抱えている課題を積極的に深掘りしました。
その結果、各メンバーの視点の課題を可視化・共有できたことと、深掘りを通して相互理解が進みチームビルディングにも繋げることができたと考えています。
このように、チームをまとめる経験は少ないながらも積極的に取り組んだことが今回の評価につながったのではないかと思います。
ー たしかに新しい方がどんどん入社されたタイミングでしたね。振り返りMTGについてもう少し詳しく教えてもらえますか?
振り返りMTGでは、チーム全員が自由に思ったことを言える場を意識してつくりました。
そのために、まずは私自身が、タスク管理の問題や抱えているもやもやなどを解消できるように積極的にメンバーからのフィードバックを聞き出すよう心がけました。
ー なぜ、そのようにしたのでしょうか?
チームを一致団結させるためです。雰囲気としても、具体的な課題をもやもやしたままで放置せず、きちんと議題に上げて議論できるようにしたかったからです。
私がファシリテーションを担当する際は、まずは自分から率先して考え、意見を出すように意識していきました。
課題に対してどう進めるべきかが分からないと、そのまま流れてしまうことがありますので、「この問題についてどうしましょうか?」と、メンバー全員に頼ることを大切にしています。
ーまずは自身から行動されていて素晴らしいですね!振り返りMTGの中でたくさん試行錯誤されたと思いますが、その行動に移った背景や、どんな価値観や考え方が影響しているのでしょうか?
振り返りの場は、普段なかなか話す機会がないけれど、意外と大事な問題意識や、自分だけではなく他の人も感じていることがあると思います。
そういったことを流してしまうと意味がなくなってしまうので、できるだけみんなの知恵を集めて解決策を見つけたいと思ったからです。
ー積極的に意見を言うことはなかなか難しい状況もあるかと思います。なぜ内野さんはできたと思いますか?
個々のアイデアだけでは最適な解決策にたどり着けない危機感を感じ、チーム全体で知恵を出し合う必要性を感じていたからです。
ーなぜ危機感が?
先に述べた通りチームが過渡期だったこともあり、自分も含めてメンバー全員が少し遠慮がちなところがありました。
遠慮していてはチーム全体で意見を出し合う機会が減ってしまい、問題解決が遅れる可能性があると思い、その状況は変えなければいけないと思っていました。
ーたしかにチームの連携は非常に大事ですよね。その中で、コミュニケーションが重要になってくるかなと思いますが、特に心がけていることや気をつけていることはありますか?
基本的には、「どうしたいのか」と「なぜそう思ったのか」をセットで伝えることが大事かなと思っています。
コミュニケーションにおいて、「どうしたいのか」といった意図があると、相談された側はどのような視点で検討すれば良いか分かりやすくなると思うので、できる限り自分の中で方向性を決めてから伝えることが大切だと感じています。
ー「どうしましょうか?」と相手に投げやりではなく、きちんと自分自身で考えて、その考えに対してどうすべきかを伝えるということですかね?
そうですね。自分自身を顧みても自分なりの答えがない場合は、十分に課題を考えられていないことが多いと自戒を込めて思います。
ー内野さんがその姿勢を持ってミーティングを続けたことで、チームの雰囲気やコミュニケーションになにか良い変化はありましたか?
当然各メンバーの建設的な姿勢によるものですが、ミーティングの中では本当に様々な意見が出て、誰もが課題を発信して良いと思える場にできていたと思います。
ただし、そうして出た課題を一つ一つ解決していくにはどうしても時間とリソースが必要なので、それらを捻出することは今後の課題です。
ーなるほど。チームの活性化が進む一方、課題の優先度や解決策が重要になりそうですね。そうした試行錯誤の中で、特にやりがいを感じる瞬間はどんなときですか?
使っているユーザーが増えたり、お客様の肯定的な意見を聞けたときですが、LOGOSWARE Xeはまだまだ成長段階なので、これからもっと多くのお客様にご利用いただき、価値を感じてもらえるよう頑張っています!
ー最後に今後のキャリアにおける目標を教えてください。
開発はチーム力が非常に重要だと考えています。スポーツにも似た感覚があり、個々のプレイヤーの力だけでなく、チームとしての連携が成果を大きく左右します。そのため、どうすればもっとスピーディーに、かつ質の高い開発ができるかを追求し、チーム作りに貢献したいです。
ーチーム力はスポーツに通じるものがあるんですね!具体的にどんな取り組みを強化していきたいと考えていますか?
はい、スポーツと同様に「メンタル面のサポート」と「技術力の向上」が鍵だと思うのでその二つを強化していきたいです。
特にメンタル面では、メンバー同士が信頼関係を築いて、積極的に意見を交わせる雰囲気が大事だと思います。今のメンバーの力を単なる足し算ではなく、掛け算のように発揮できる状態を目指していきたいですね。
技術力については、現在チーム内で勉強会を実施していますが、より実践的で価値のある学びの場に進化させたいです。メンバーが日々スキルを伸ばせるような場づくりにも注力していきたいですね。
ー素敵ですね!そのために直近どんなチャレンジをしたいと考えていますか?
特に大きなチャレンジをするというよりも、日々少しずつ成長していければと思っています。理想的には全員がリーダーのように、それぞれが自立して意見を出し合い、より高い視点で議論やレビューができるチームに成長できればと思っています。
ー「こつこつ賞」を受賞した感想について最後お聞きしたいです。
正直、自分が最適解を出すタイプではないため、どこかで周囲に肯定的な影響を与えられたことを確認できたことが嬉しかったです。
意外と評価される点があったことに気づくことができて、モチベーションにもつながりました。チームメンバーと一緒に積み重ねてきた努力が認められたことに感謝しつつ、今後ももっと成長していけるように努力していきたいです。ありがとうございます!
★終わり★
内野さんありがとうございました!