「このデザインを作って欲しい」
そう言われた時、デザイナーのみなさまはまず何から始めますか?
弊社ロジカルスタジオの中でも
参考資料集めをする人、コンセプトの提案資料を作る人、ムードボードを作る人など様々います。
しかし、いきなりデザインを作るぞ!と手を動かし始める人はあまり見かけません。
私もいつの間にかそれを当たり前としていましたが
webデザイナーの仕事領域って、どこから始まってどこで終わるんでしょうか。
デザイナーとは、その名の通りデザインをする人のことですが
メールを送る時、資料を作る時、スプレッドシートで表を作る時など
デザイナーでなくても無意識のうちに情報を見やすく工夫するかと思います。
デザインは、様々な仕事の中で当たり前のように行われています。
しかし、デザイナーに求められるのは非デザイナーにはできない「良いデザイン」を作ること。
では、いいなと思ってもらうための作業には、どういったものがあるでしょうか。
一括りに「webデザイナー」といっても会社によって任される業務内容や働き方がさまざまですが
私がこれまで求められてきたと感じる力を『webデザイナーに必要なスキル』としてまとめました!
1.調査力
クライアントから依頼が来たら、まずはその業界について徹底的に調べます。
- どういうものを販売しているのか
- どういった需要があるのか
- ターゲットはどこなのか、等
その業界を知ることは、基本的な考え方の軸をぶれさせないために大切です。
2.競合優位性を見出す力
業界について調べたら
次はクライアントの会社がその業界の中でどういった位置付けなのかを探ります。そして、その業界で優位となる強みを見出します。
表立って強みを謳っていない会社もたくさんありますが
企業の想いをヒアリングし、アピールポイントを見つけ出します。
提案の時にこれを大切にすると、クライアントから気に入っていただけることが多いように感じます。
3.ヒアリング力
お客様の気持ちや温度感を引き出すためには、このヒアリング力もすごく大事です。
本気で向き合う熱量が、情報を見るだけではわからないクライアントの「想い」や「強み」を引き出すきっかけになると思います。
お客様が打ち合わせでぽろっと口に出したようなことが
実は一番大切な想いだったりすることもあるので、デザインに入る前のやりとりには積極的に参加していきたいですね。
4.構造設計力
デザインを作り始める前に、まずは全体のワイヤーフレームを作成します。
優先順位を洗い出して組んでいきます。
この辺りはデザイナーでなく、ディレクターが行う場合もあるかと思いますが
ワイヤーフレームが本当に効果的な見せ方になっているかどうかはデザイナーの方でも考えましょう。
機能や伝えたいメッセージなども含めた全ての要素が、そのデザインの印象を左右します。
近年だとUI/UXという言葉をよく見かけますね。
ぱっと見、見栄えの良いデザインだとしても、ユーザーのストレスを引き起こすデザインや、理解しにくい導線を持つサイトは、webデザインの観点から望ましくないと考えています。
5.デザイン力
デザインはセンスがある人しかできない、なんて言葉をよく耳にしたりしますが、デザイナーが全員センスだけで仕事をしているわけではありません。
このデザイン力というのは、単純に制作する時のスキルも含まれますが
これまでにたくさん集めた情報やクライアントの想いを形にして届ける力だと考えます。
6.企画・提案力
作ったデザインがどういったコンセプトを持っているのか、お客様に届ける時には、デザインの「理由」もかなり大切です。
その理由として重要なのは、デザインの印象設計をきちんと詰めておくことです。デザインをみた人にどういった印象を受けて欲しいのかが、デザインを作成するときの大きな軸になります。
素敵なものを作りたい!という想いをデザインに乗せて届けるためには、魅せ方もとても大切です。
最後に
技術の発展により、今まで仕事としていた部分がなくなるかもしれません。
しかし、デザイナーの仕事領域はデザインを作るのみではないと考えています。
さまざまな視点から考え、誰かの想いを形にできるのがデザインです。
弊社、株式会社ロジカルスタジオでは
- ソフトウェア
- ECサイト
- コーポレートサイト
- キャンペーンサイト
- モバイルアプリ
まで、企業の夢や想いを形にします。
ところで
弊社ロジカルスタジオでは、仲間を募集中です!
私たちと一緒に働いてみたいと思っていただけた方は、ぜひ下のバナーからご応募ください!
株式会社ロジカルスタジオ's job postings